性格に関する遺伝子
地球環境科学の博士でもあり、
医学部も卒業後しており、
さらには生物科学まで専門の、
どんだけ秀才の女性なの?
という
お方が書いた真面目な、
猫の生物学の本を読みました。
その中に
なかなか興味深い項目がありました。
性格に関係する遺伝子!
というタイトルです。
近年の遺伝子解析の発展はめざましく、
性格に関係する遺伝子も見つかってる。
で、
猫の性格のうち「荒っぽい」性格に
特定の遺伝子「オキシトシン」が、
関わってることが判明したそうです。
オキシトシンって、
幸せホルモンと呼ばれてますよね。
赤ちゃんに母乳を与えてるときに、
母親に分泌されるホルモン。
なのに、
猫の場合は、
オキシトシンで荒っぽい性格になるのね。
不思議です。
オキシトシンって、
陣痛促進剤としても使われてきました。
近年に、
オキシトシンは脳の中で働き、
人とのコミュニケーションを深める役割
を持ってることがわかり、
アスペルガーや自閉症などの、
他人の感情をうまく理解することが
むずかしい人の症状を改善させる
治療薬として使われてるそうです。
しかし、
どんな治療薬にせよ、
脳の神経伝達物質を薬でいじるって
リスクが高い気がします。
少なくとも
ドーパミンとGABAとセロトニンは、
いじるとヤバいですよね。
大きなツケが後で回ってくる。
ちなみに、
大人の発達障害ってあるんでしょうが、
この発達障害のブームで、
人の気持ちを単に推し量ることをしない人や、
空気を読めない人、
他人と強調できない人が、
わたし
アスペルガーだから、
仕方ないの。
って開き直るのも、
どうなのよ!と思ってしまいます。
そもそも、
人の気持ちなんて、
本当にわからないものだから、
わかろうとしなくてもいいのかもしれませんけど
猫って
本当に美しい動物よね。
見ていて飽きません。