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向精神薬の薬害

「向精神薬の薬害問題」

薬害として日本政府に認めてもらうために、
活動してる人達もいます。


ベンゾジアゼピン薬害にだけ絞って活動してる団体さんもあります。


政治的な話でいくと、
「薬害と認めてもらって何が得れるのか」

精神的な納得など抽象的な問題もあるけど、
具体的には「保証制度」です。

障害者年金ではなくて、
「薬害」としての補償を求めてる。
あとは、
「賠償金」です。

別にお金目的というわけでなく、
オフィシャルに活動する場合は、
ちゃんと具体的な要求事項が必要ですし。
必須項目となるのでしょう。


個人的にも、
「向精神薬の薬害」が
認められるべきとは思ってます。


でも
反面
「ありえない」とも感じてます。

口にした「薬」が原因で「害」を被ったのだから、「薬害」。


向精神薬に関しては、
オフィシャルな意味での「薬害」としては、
日本が歴史上「薬害」として認めてきた
事例と比較すると、
「重症度」が違うと言わざるえない感があります。


日本政府は「薬害」を簡単に認めないけど、
もちろん、
認めた「薬害」もあります。


まさに今、
コロナワクチンが話題ですが、
過去には「ワクチンの薬害」を
国は認めてます。

昭和時代に、
ジフテリア予防接種のワクチンの無毒化が不完全で、
政府が正式に認可してるだけでも
90名近くの子供が亡くなってる。
後遺症組を入れるとさらなる被害者の数になる。


ペニシリンの薬害もありました。
アナフィラキシーで認可されてるだけでも
1300人近く死亡者を出しました。

睡眠薬、つわりの治療薬のサリドマイドも
有名です。

強い催奇性のため、
多数の奇形児を生み出し、
薬害史上有数の悲劇と言われてます。


スモンという難病の原因とされた
キノホルム。

アンプル入り風邪薬で、
政府が認めてるだけでも30名以上が
ショック死。

そして
平成に入り
記憶にもまだ新しい

薬剤エイズ問題。
血友病患者に使う血液製剤が原因で、
多くのエイズ患者を出しました。

似たような血液製剤問題での
薬害肝炎もありました。

2002年には、
副作用のない「夢のような薬」として開発された、肺がん抗がん剤治療薬イレッサで、
わずか3年程で600名以上の死者がでました。


認められている「薬害」って、
こういうレベル。


子宮頸がんワクチンですら、
「薬害の疑いがある」事例であり、
まだ認められてません。


その薬が原因で
死に至る病になる。
例えばエイズや肝炎など。

もしくは、
服薬後に短期間の間で大勢の人が亡くなる。
(明らかな因果関係が認められて)

催奇性が強くて、
奇形児が生まれる、
心臓に奇形の多い子供が生まれる。


など、
わかりやすい事例じゃないと認められません。

そして
もちろん「薬害」が認められた「薬」は、
世の中から消えます。


もし、
向精神薬やベンゾジアゼピンの「薬害」が
認められたら、
世の中から、
それらの薬は消えることになる。

ありえない話です。


わたしは
抗精神薬もベンゾジアゼピン系薬物も嫌いですが

時と場合によっては、
必要性のある薬だということも理解してます。


興奮してる人を鎮める必要もあるでしょう。
手術前に緊張して寝れない患者に、
頓服として睡眠薬を処方するのは、
いい使い方だと思う。

他にもいろんな場面で、
ボッーと鎮静させる必要が医療現場では
あるでしょう。


言いたいことは、
使い方によっては「善」になるような薬の
「正式な薬害認定」なんてありえないわけです。


確かに向精神薬の影響で、
例え断薬しても何年間も体調不良を
訴える人は多い。
ダルい、痛い、しんどい、働けない。
認知機能が落ちた。
記憶力が落ちたetc.


でも、
そんなレベルで「薬害」が認可されるわけないんです。

逆に、
なんの薬を飲んでなくても、

身体のあちこちが痛い、
ダルい
しんどい
頭痛がする
しんどくて働けない。

なんて訴える人は世の中ごまんといる。

ただ
的確な表現がない、
おそらく薬が原因だろうから、

わたしとしても
「薬害にあった」
「薬害の後遺症でまだ〇〇だ」


つい表現してしまうけど、
本当に厳格な意味合いでは「違う」
とは思ってます。


もし、
向精神薬の薬害が認められるとしたら、
向精神薬が原因で起きたと正式に認めれるなら、
「遅発性ジスキネジア」

「薬剤性パーキンソン」

じゃないでしょうか?

わたしの勝手な推測ですが。


この薬が原因で〇〇という病気を発症した!

という具体的な証明が必要なのですから。

上記の件ですら、
「因果関係が証明できない」という、
お得意のセリフで認めてもらえません。

でも
政府も認めざるえない事例は認めてるんですけどね。

サリドマイドや非加熱製剤。

抗がん剤イレッサも認めましたからね。

抗がん剤の薬害を認めるって、
ものすごいことですよね。

しかし、
製薬会社の売り文句

「副作用のない夢のような薬」

なんという、
恐ろしいキャッチコピーなんでしょう。

当時の人々って、
それを信じたのでしょうか?

大昔じゃありません。
2000年に入ってからです。

抗がん剤なんていう、
強い薬に「副作用ない」なんてありえません。

製薬会社のキャッチコピーって、
本当に恐ろしい。


話は変わりますが、

物を売るときにキャッチコピーって、とても大切。

「本」を売るためにも、
少し極端な刺激的なキャッチャーな
見出し文句を帯びにつけて売り出します。


内海聡氏の本なんて、
まさにその戦略を用いてますね。
船瀬俊介とかも。

わたしは、
この人達のような本は好きですし、
読みます。


でも
「信者」にはなりません。
100%盲信はしません。

話題を集めて「販売戦略」のためには、
かなり極端なことも主張せざるえないし、
実際してると思います。
もちろん確信犯で。


そのあたりを、
自分の中で間引いて、
取り入れるとこは取り入れる知恵が必要なんだろうなぁ、
と思います。


キャッチコピーって、
世の中溢れてます。
いろんなモノにつけられてる。


意識して見てみると、
案外と楽しめますよ。

コピーライターなんて、
お仕事があるくらいですからね。

内海聡の本はけっこう読んでます。

中身も「これは極論だな」と思うことも有れば、
その通りだなぁと思うこともある。

例えばこの本のタイトルも、

心の薬は効果がある場合もあるけど、
害を及ぼすこともある。

なんてニュアンスだと売れません(笑) 

「薬に殺される日本人」
刺激的なキャッチャーなタイトルです。

プロがつけたのかな?

刺激的キャッチャーなタイトルの方が、
この手の本は売れます。

これ、

「日本人を殺す薬もあります」

なんてタイトルじゃ売れません(笑)

個人的には、
このタイトルは大好きですよ!
ブラボー!!


でも、
まぁ、
「名医で良心的な精神科医」もいるのも事実。

これ、
本の帯に、

でも
少ないけど良心的な精神科、精神科医もいます。
時と場合によっては頼りましょう。

なんて書いたら売れません(笑)


刺激的なキャッチャーな見出しセリフや、
内容もかなり強く断定的に自信を持って、
読んでる人を驚かせ惹きつけるような
刺激的な内容を書く。

もちろんある程度事実じゃないと、
読者はつきません。

でも、
読んでる読者側も、
そのことを承知で読むべきと思います。

盲信してるようじゃ、
精神科医を盲信してる無知な人と、
変わらない。

と、思うのですが。

ようは
ありとあらゆる観点から疑いの目を持って、
検証することが大切なんでしょうね。
あとは冷静にバランスをもって取り入れる。

いいとこ取りが大切。


話が逸れましたが、

「向精神薬の薬害」が認められるのは、
残念ながら、
個人的予想では無理と思ってます。

しかも
薬害対象者に「お金の保証」をする。
「薬害年金」のようなものを与える、
てのは現実感を感じられない。

精神障害者年金と区別できなくなる。
メチャクチャになりますよ。


精神障害者年金を認めてるだけでも、
実は大したものなのかもしれません。


実際
そのように言ってる医師がいました。

国も医療も製薬会社も向精神薬の薬害を
承知してますよ、
だから「障害者年金」という形で、
保証してるじゃないか!

って。



個人的には
「薬害」と思ってますけどね。


太る作用も薬害と思ってます。


もちろん
「障害」の定義は、
不可逆的な永続性の欠陥
ですから、

オフィシャルには言わないで、
冗談めかして言ってるだけですけどね。

「太る薬害」が認められるなら、
薬じゃないけど、
マクドナルドだって訴えられます(笑)


ちなみに、
内海聡医師はわたしの住んでる近くの
大学出身。
しばらくはこの辺りで勤務医してました。

彼を直接知ってる人もチラホラいる。

みんな一様に言うんですよね。

あんな優しい人いないって。

毒舌で、
死ね!アホ!バカ!

と言ってるのは、
あれもある意味キャッチャーな演技が
入ってると思いますね。


ただ、
同じ大学出身の医師たちが言う評価は
また別なんです。

彼は研修医になって、
数年でやめてる。
本人は西洋医学に見切りをつけて、
東洋医学へ移行したと主張してますが、

厳しい研修医時代を乗り越えられず
逃げたんだよ、、、


言う同僚仲間もいる。

どちらが真実なのかはわたしには、
わかりません。


ただ、
研修医時代が激務でストレス強く大変なのは
事実のようです。

厚労省のポスター。

「薬害」ってこういうレベル。

しんどくて、
耐えれるレベルの痛みや、
不定愁訴でしんどくてダルくて、
わたし、
働けません

じゃ認められない。


過労でクタクタになり、
ストレスから難聴やめまい起こしたり、
体調不良抱えながらも
働いてる日本人なんて、
ごまんといるんです。


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