妄想ワールド
傾聴ボランティアに行ってきました!
今回、
私と良くおしゃべりしてくれる
お婆ちゃんがいました。
80半ばくらいのお婆ちゃん。
秋田出身らしいです。
実家は農家を営んでたそうで、
農家の苦労話を聞いてました。
お婆ちゃん
「秋田米は美味しい」を
何回も強調してました。
いろんな話をしても、
ある時点で
「私は秋田出身で、
農家出身
秋田米は美味しくて最高」
に
戻って行きます。
そんなことは
どうでもいいことなんです。
あぁ
「秋田出身、秋田米最高」の
エンドレスループ会話だなぁ
と
思い
微笑ましく聴いてました。
お婆ちゃん、
秋田の農家をやめて、
この
土地に移ってきて、
当時何も建ってなかった
この土地に、
このデイケアサービスを建てて、
経営してるという、
お話をし始めました。
私も
最初は、
お!
このお婆ちゃん一族が経営者なのか?
と
思って聞いてました。
お婆ちゃん、
奥にあるお部屋の事務室で、
自分のお父さんが事務をしており、
そこの
スペースで老人にマッサージをしてあげてる、
整体師さんが、
私の夫なの、、、
と
お話し始めました。
うん?
あの整体師さんが夫?
あの
整体師さん、
どう見ても私と同年代だよね。
お父さんが
奥の部屋で事務してる?
このお婆ちゃんのお父さんなら、
100歳超えてるよね?
でも
どう見ても
あの奥の部屋にそんなご老体の
男性はいません。
そういえば、
このデイケアサービスは、
日本中に店舗のある
大手デイケアサービス企業と
最初に説明してしてもらったなぁ。。
にぶい私も、
やっと気付きました。
お婆ちゃんは
妄想ワールドに生きてるんだ!
ってことが。
80半ばで、
自分にとって幸せな妄想の中で
生きられるって、
神様から与えられたギフト
かもしれませんね。
同じ
「妄想」なのに、
若い時に現れたら、
精神病院に連れて行かれ、
向精神薬を盛られます。
統合失調症と病名つけられるでしょう。
どうしてなのでしょう??
しかし
人間の脳って不思議ですね。
私も
妄想は好きで、
よく1人妄想を楽しみますが、
あくまで
自分で妄想と認識してる。
この
認識すらできない、
リアルワールドになってしまう
「妄想」
って
不思議すぎます。
どうして、
脳はそんなことを行うのでしょうか?
不思議
不思議
この
「妄想」
私が「精神医療」世界に、
足を踏み込んでしまってから、
何人か
「あぁ、この人妄想入ってるんだ」
て
人に出会いました。
1番多いのは「被害妄想」です。
自分に都合よく、
事実も無視して捻じ曲げて、
妄想ワールドを作り出す。
こういう人は、
大抵は、
家族が周りが悪い。
自分は被害者とアピールします。
きっと
その家族や第三者から
話を聞くと、
全く別の事実と別の世界が現れるのでしょう。
事件の犯人が、
時に、
妄想から、
とんでもない事実と違う証言
をするのと
同じパターン。
なので
警察検事は、
事件が起きたら、
いろんな人から証言を集め、
事実を炙り出して行くわけです。
この
「妄想」
ほんとうに
突拍子もない妄想ならいいんです。
自分はバルタン星人で、
宇宙からやったきた!
みたいにわかりやすい妄想なら大歓迎。
でも
事実かどうか微妙にわからない
「妄想」を聞かされると、
「あ!妄想なんだ!」
と
気づくまでの間、
自分の脳みそがおかしくなったのか??
と
いうような、
なんともいえない
不思議ワールドを彷徨うことになります。
洗脳されやすい私は、
傾聴ボランティアの帰りに
「秋田米」
を
買って帰りました。
そして、
なんだか「妄想」で、
頭がグルグルして疲れたので、
つい
バーゲンで安くなっていた
モンベルのダウンジャケットを
衝動買いしてしまいました😮
もう
「妄想」とわかったから、
次回は
このお婆ちゃんの「妄想」を
たっぷり聴かせていただきます。
しかし
すぐに「妄想」と見破れなかった私。
まだまだ修行が足りません。