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読書感想

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本を読むのが好きです。 読んだ本に絡めて呟いていきたいと 思ってます。
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2022年1月の記事一覧

熟女(おばさん)の品格①

熟女(おばさん)の品格①

熟女(オバサン)の品格

著者は岩井志麻子。

この人の本は何冊か読んでますが、
本当に文章が愉快で笑えるんです。

今回の本は、
熟女と書いてオバサンの本!

私にもドストライクの関心事です。

向精神薬も断薬して、
かなり元気になってきたので、
そろそろ
熟女(オバサン)としての
正しい生き方を模索しなくては!


考えてました。

向精神薬を本格的に飲み始めたのは、
45,6歳の頃でしょう

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カサンドラ症候群①

カサンドラ症候群①

カサンドラ症候群
身近な人がアスペルガーだったら!

筆者は精神科医岡田尊司。

カサンドラ症候群とは、
ある種の障害や特性により、
心が通わない、共感能力に欠ける
夫(あるいは妻)をもったパートナーに
生じる心身の不調。

発達障害やアスペルガーの認知が広まるとともに、
カサンドラ症候群の症状を訴える人が
増えてるそうです。

カサンドラ症候群を訴える人は
圧倒的に女性(妻側)が多いようです。

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精神障害者による犯罪

精神障害者による犯罪

※2021年6月に書いた記事です。

立川のホテル男女殺人事件。

詳しくは知りませんが、
19歳犯人の少年。

ガセネタかもしれませんが、
統合失調症で発達障害という情報が
流れてますね。

またか、、、、

って感じですね。

京アニ放火犯人も統合失調症。

犯人に精神疾患があると、
その後報道はほとんどされなくなりますね。

70箇所以上も刺して殺す、

確かに異常性が際立ってます。

病名

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愛されないことが「悪」をうむ。

愛されないことが「悪」をうむ。

聖書で語られる最初の殺人は、
兄カインによる弟アベルの殺害。

弟アベルは父なる神に愛され、
カインは愛されなかった。

それをひがんだカインは、
父の愛するアベルを殺した。

精神科医であり横溝賞作家の
岡田尊司氏が述べてますが、

イジメやDV、虐待、万引き、依存症や
自虐性、嗜虐性。
さまざまな異常心理に共通する問題として、

自分が愛されてないという寂しさが
あるとのことです。

そして、

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脳に悪い7つの習慣

脳に悪い7つの習慣

脳に悪い7つの習慣

筆者は脳神経外科医の林成之。

脳に悪い習慣

①「興味がない」と物事を避けることが多い。

②「嫌だ」「疲れた」と愚痴を言う。

③言われたことをコツコツやる。

④常に効率を考えている

⑤やりたくないのに、我慢して勉強する

⑥スポーツや絵などの趣味がない

⑦めったに人を褒めない

③の
言われたことをコツコツやる

が脳に良くないって意外です。

日本では褒め言葉で

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人間失格と薬物①

人間失格と薬物①

太宰治の「人間失格」

有名な作品です。

わたしは
中高生の頃に名作と言われる文学は
けっこう読みましたが、
まるっきり記憶にありません。

怖いことです、、、

でも、
当時は興味があり読んだと言うより、
名作は受験問題で出題されるかも!

ということで、
勉強として読んでたので、
試験が終わったら記憶から抜け落ちてしまったのかもしれません。

太宰治の「人間失格」

太宰治が、
東京のとある

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人間失格と薬物②

人間失格と薬物②

太宰治の「人間失格」続きネタです。

今では
悪名高い睡眠薬、
バルビツール酸系睡眠薬。

でも
昭和初期の頃は、
普通にそこらの薬局で、
処方箋もなく
買うことができたようです。

薬の歴史や医療の歴史をみると、
いかにその時代時代で評価が
変わるということが、
よくわかります。

ベンゾゾアゼピン系薬物も、
バルビツール系薬物に変わり、
依存性もなく、
致死率が限りなく低い安全な薬として
登場

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老いのエロスと睡眠薬

老いのエロスと睡眠薬

日本人初のノーベル文学賞作家
川端康成の
「眠れる美女」という作品。

睡眠薬がらみの小説です。

老人を客とする海辺にある怪しい会員制の宿。

そこでは、
睡眠薬で眠らされた全裸の若い娘と
添い寝することができます。

この小説は、
主人公の老人が睡眠薬で眠らされた
若い娘の傍で一夜を過ごす物語。

老いを自覚した1人の男が、
睡眠薬で意識を失った娘のみずみずしい
肉体を詳細に観察しながら、

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