欲望は生物として普通にあるもの
ライオンの世界には厳しい掟があるのですが、今日はこの話をしていきたいと思います。
獣王であるライオンは、動物界の中でも一番強い存在でありますから、ライオンが繫栄すると食べ物に困ってしまうわけです。
ですから、ライオンは自分たちが繁栄しなくなるようにするために、あえて子殺しをするそうです。
基本的にライオンのメスが食べ物を獲物を狩りにいって、オスは基本何もしないそうです。
オスは何をするかというと、オス同士の縄張り争いをして負ければその場から去っていく、これをしています。
例えば、メスライオンとともに過ごしていたオスライオンが縄張り争いに負けたとすると、新しいオスライオンがその縄張りに入ってくるのですが、この時に以前の亭主のもとに生まれた子ライオンを殺していくことになるのです。
人間社会で言えば、不倫男が不倫先の家を強奪してその家にいる子どもを殺すようなものです。
このときにメスライオンは子ライオンが殺されたことによって発狂しそうなものですが、なんとメスライオンは子ライオンがいなくなると発情して、新しい亭主と子づくりに励むそうです。
子ライオンがなくなると同時に発情する習性があって、オスライオンもそれを分かっているからこそ縄張り争いを行うそうです。
獣王であるがゆえに、獲物の数が減らないように自分たちの数を減らして自然界がうまくいくように調整していたわけです。
ライオンの厳しい掟以上に、気になったのが子殺しです。
虐待で死んでしまう子どもがいて、その原因が母親に新しい男ができたことで虐待されていたというニュースがよく流れますが、もしかしたらライオンと同じ習性があるのではないだろうかと思ってしまいます。
要するに理性ではなく野生が残った人たち。
今の人間社会から見れば虐待をして子供を殺す新しい男には厳しい処罰を求められますが、ライオンの社会から見たらごく普通というわけなんですね。
普段はエッチに対する気持ちよさの追求をしていますが、違う視点から見ると性は命をつないでいくための大変大事な行いであり、時には調整するために命を落とすものにもつながるのだということも別の視点から見てみるのも大事かなと思いました。