成婚研究報告書ー初婚アラフィフ男性が短期間で素敵な女性と成婚できた3つの理由
弁護士運営の結婚相談所Marriage Baristaです。 この記事は、当相談所独自プログラム「マリグラムメソッド」で見事短期成婚した40代後半男性の婚活について、担当仲人の僕が客観的に分析した研究報告書になります(ご本人の成婚インタビューはこちら) 入会から活動状況、そして成婚まで至るプロセスまでの"ノンフィクション"を追っているので、ドキュメンタリーとして見てくださると嬉しいです。
といった方に最大限お役に立ち、元気になれるような内容でお届けしていきます。
一成婚者の足取りをここまで詳細に記載・考察した記事もあまりないかもしれません(ご協力してくださってありがとうございます)
ぜひ、ご自身の婚活にお役立ていただければ幸いです。
なお、他の成婚研究報告書はこちら!
今回の成婚者様はAさん(47歳男性)です。
いわゆるアラフィフの年代。
しかもそれまで仕事に忙しかったため、女性との交際経験も少なく、婚活パーティーなどにいっても、自分らしさをPRできず苦手意識を持っていた。
こういう男性は結構多いのではないかと思います。
そんな彼ですが、活動期間10ヶ月弱、結婚相手とのお見合いから真剣交際まで2ヶ月、真剣交際後成婚まで2ヶ月(※真剣交際後1ヶ月程度で成婚意思が決まっていた)という短期間で成婚されました。
お仕事柄、女性と話す経験が少ないせいか、当初は、話を向けても緊張からしかめっ面で無口になりがちで、
活動開始後はお見合い後のお断りが重なる時期もありましたが、
徐々に仮交際申込みが通り始めて、最終的には、お見合いしたほとんどのお相手からの交際申込を受けることに。
その勢いのまま、とてもかわいらしい素敵な女性とお見合いから一ヶ月強で真剣交際へ、3ヶ月程度で成婚意思を固めて成婚されました。
なぜ短期間でお見合い通過率が上がったのか、
そして、運命のお相手と3ヶ月程度で成婚意思を決定できた彼の婚活成功の理由について分析していきます。
どうぞ!
スペック・交際期間
入会を決めるまで
Aさんは47歳になるまで、婚活らしい婚活もあまりしてこなかったとのこと。
というのも、自分ひとりで過ごす時間も好きで、それに充実していたほか、異性へのアプローチや仲良くなり方というものに苦手意識を感じていたことから、意識的に恋愛については敬遠してきたらしい。
仕事もかなりハードワークで、転勤もあることから、同じ場所に家を構えて、家族を作る、というイメージを持ちづらかったということもあったようです。
そんなAさんですが、両親の介護や死別などを経験し、それまで当たり前にあった「家族」の環境が変わった中で、
改めてこれからの人生を支え合いながら一緒に過ごす人を探してみたい、と思うようになり婚活を考えるようになったとのこと。
とは言え、もともと初対面の異性と話すことに苦手意識があったなかで、
弊社のサービスのうち、自己分析や、結婚後の先の幸せまで見通した婚活サポートを理論から行う、という点に面白さを感じていただき、入会されました。
入会後〜活動開始まで
マリグラムメソッドでは入会から活動開始までに体系化された婚活準備プログラムを受けていただいております。
マリグラムの結果のほか、過去の自分自身について振り返り、何に喜び、何に心が 落ち込むのか、というあたりを様々なツールやアプローチを使って記憶を掘り起こし、 これからの選ぶべき相手像をつくり、その相手にだけ刺さるようなプロフィールを考え て行きます。
結構負担感もあるプログラムではありますが、婚活は常に選択の連続。
しっかり自分を知っておかないと選択を求められるたびに悩みが尽きなくなるので、ある意味あとからいちいち自分について悩まずにすむためには、婚活を始める前にど れだけ準備をしておくかが重要だと考えています。
これがAさんのマリグラムだ!
全体的に外向性とメンタルが低めなのが目立ちます。
400人近くカウンセリングしてきた中で、婚活者に多いのが、じつはこの特徴。
外向性は、多くの人との出会いやコミュニケーションを好むか、少数や一人の空間を好むか、という指標。
メンタルは、一つの事実からどれだけ不安を感じやすいかという指標。
外向性の低さは、潜在的に一人のパートナーと、長期的に親密な関係を維持しやすいという意味では、結婚に必要な特性であり魅力ではあるものの、
いかんせん婚活は外向性の高さが要求されるイベント。
自分のキャパを超えるくらい会ったり、性格的に合わなかった人と会うと精神的疲弊を感じやすいため、婚活疲れしていないかを確認し、婚活疲れしない婚活スタイルを確立する必要があります。
メンタルの低さは、
婚活でも、様々な不安を感じやすいため、お見合いや交際にあたって、相手の考えや行動から不安を感じたり、相手自身も不安を感じやすいタイプの方だと、つられて一緒に不安になったり、自分の振る舞いに自信を失いがちな面がある。
なのでお相手については自分より低メンタルな方だと精神的にきついかも。
なお、開放性が低いのは、しっかり公務員としてキャリアを重ねてきたからでしょうか。
しっかり貯蓄もしており、丁寧な生活をされていることが伺え結婚相手としては安心感を感じてもらいやすいという点は強みです◎
ということで、分析とディスカッションの結果、
と想定し、活動開始。
この仮説については、その後の活動状況を踏まえ、月1の定期面談で振り返り、適宜修正しながらブラッシュアップをしていきます。
なお、20代の婚活と違い、40代の場合は、自分の仕事やキャリアにある程度結果がついてくる時期。
プロフィールでは、自分の仕事についてどう表現するか、も大事です。
そのあたり、業務の経験や実績など、ご自身で自己PRとして表現するのは気が引けるけどPRすべき素敵な部分は、担当カウンセラーPRでフォローアップしました。
仕事について何を語るか、というのも大人の婚活では大事。
単に「看護師です」「公務員です」、といった職業の説明で終わってしまったら勿体ない!
活動開始〜Bさんと出会うまで(4ヶ月弱)
もともと清潔感があってスマートな容姿であること、そして仕事も安定していて、同性としても尊敬できるかっこいい大人だったAさん、
プロフィール公開後たくさんのお見合い申し込みがくるのはある意味必然だったのかもしれません。
他方で、それまで異性との交際経験も少なく、1対1で女性と1時間話すことにも不安があるとのことで、急遽初お見合いまでに、一度ホテルラウンジで男同士のお見合い実践練習をしました。
初対面の異性を前に何を話したらいいかわからない、ということだったので、
予定されているお見合い相手のプロフィールを並べて、この人にはどんな話をするか、どんなことを話したら受け入れられるか、といったことをひたすらディスカッションしていきました。
気になったのは、話を投げかけると、途端にしかめっ面になって黙ってしまうこと。
本人はどう答えるか、話をどう切り出そうかマジメに考えているようですが、あまりに無口で眉間にシワを寄せていて威圧感が出てしまう。
「声を大きく、口角を上げる。」
「話の内容なんてなくてもいいからニコニコすること」
雰囲気が和やかで楽しくなければ、お相手は振り返ってもいい評価をしない。
「話題は、事前にお相手の情報から要点を書き出して準備しておくこと」
そうすれば、気持ちに余裕がでるため、自分の表情や声について意識を向けやすくなる。
そうお伝えしつつも、一抹の不安を抱えながらの活動開始でした。
実際のお見合いは、最初の方は思わしくない結果が続きました。
デートに行っても沈黙の時間が続いて帰ってくることも。
但し、彼の特徴は非常に勉強熱心なところ。
お見合い開始前に僕とやった演習のディスカッションを、一人でずっと続けて、毎回ノートにまとめ、月一の定期面談のときに持ってきてくださってました。
また、僕は弁護士仲人BARという、みんなで婚についてワイワイ語るイベントを札幌と東京でやっているのですが、そちらにも積極的に参加していただいてました。
そこでのアウトプットの成果もあったからか、外向性が低いながらも、しっかりお見合いの申込みを行い続けてきたからでしょうか。
最初のお見合い練習で、会話を投げかけても、返答を考えるあまりしかめっ面で声が小さかった彼は、数ヶ月で大きく変わって行きました。
そして活動4ヶ月が経ち、Bさんに会う頃は、ほとんどのお見合いが先方からの仮交際申込になっていました。
また、Aさん自身、お見合いで合う人合わない人をしっか見抜くことができるようになり、仮交際の数も自主的に調整してストレス負荷が少ない婚活をおのずから実践できているようになっていたのも、短期間での成長を強く感じるところでした。
Bさんとのお見合い〜真剣交際打診(6週間)
Bさんとのお見合いは2024年1月。
お互い趣味の共通点もあり、毎回毎回楽しいデートを頻繁に重ね、時には遠距離のデートを重ねながら、距離を縮めていきました。
Bさんは、とても明るくポジティブで、嬉しかったことをしっかり言葉にして伝えてくださる方でした。
好きなものは好き、嬉しいことは嬉しいと表現してくださるところ、
そして、観光地に行ったときの長い行列や疲れ切った帰りの電車でも、いつも楽しそうにしていたBさんの姿に、自分自身がもとより感情表現が苦手で、なかなか感情を出しづらかったAさんは、自分にないところに魅力を感じ、将来のパートナーとしてのかけがえのない信頼感を感じていたようでした。
そうして、瞬く間に真剣交際成立。お見合いしてからわずか1ヶ月半程度での立ってないなかでのスピード移行でした。
真剣交際
真剣交際は結婚をするに当たって、本当にお互い一緒にやっていけるか慎重に見定める時期であり、人によってはたくさんの不安が押し寄せてきます。
当相談所でも、マリッジブルーを起こしたときにどうするか、浮ついた感情に呑まれそうになったときにどうするか、というようなプログラムを用意しているのですが、
なんかもう、仮交際の時点でお互いがオンリーワンであると確信していらっしゃる二人にはあまり不安もなさそうでした。
そのあと、年度末と転職などもあったことから、プロポーズはおちついてから、ということで成婚退会までに少し長めの期間を取ることになったのですが、実質的には、お二人の成婚意思は真剣交際早々に決まっていたようで、真剣交際1ヶ月弱で、成婚に向けた意思確認ができている状態でした。
次第に、振り返りの報告が少なくなっていく姿に順調さを感じ安心しつつ、少しのさびしさを感じ始めながら、真剣交際成立後2ヶ月後の2024年5月にプロポーズ。成婚退会されました。
成婚後考察−なぜ40代後半初婚男性がスムーズに成婚できたのか
47歳、初婚、女性との関わり合いも薄く、女性に苦手意識を持っていた、というAさん。
最初のお見合いでは初対面の相手との会話も繋げられず、何を話すか考え込んでしまうような形であったAさん。
そういう点では、同世代でもコミュニケーションの多い営業職だったり話上手な同性に比べても婚活は簡単に進められるタイプではなかったかもしれません。
それでも結果として多くのお見合い、仮交際申込をいただきつつ素敵な方と成婚できたのは、以下の理由があるからだと思います。
①40代以降の婚活ニーズをポジティブに捉え活動されたこと
よく、巷では、結婚の適齢期はいつまでだ、などという話が囁かれ、40を過ぎるともう遅い、みたいな論調もあります。
但し、結婚相談所の会員画面を眺めていたり、離婚代理人をやっていると、40代以降で、独身でパートナーが欲しいという願望をもつ男女はかなり多いです。
すなわち、多くの人がいくつになっても「今後の人生を誰かとともに過ごしたい」と感じている。
40代以上の結婚にハードルの高さを感じているのは、世間の「適齢期」を過ぎて相手を求めることに対して心理的なメンタルブロックが働くからなのかもしれません。
40代となると、自分の仕事もプライベートもある程度固定され、なかなか動きづらくもなる。あるいは婚姻歴があり、子供がいる方の場合は、子どものことを考えて、同居を伴う結婚について抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、
それでも、いくつになっても、人と繋がりたい、いつまでも寄り添えるパートナーが欲しい、という気持ちは絶対になくなることはありません。
ぼくが「非法律婚プラン」を設定して、積極的に非法律婚について応援しているのも、どの世代になっても「誰かと繋がりたい」という気持ちに終わりがないと実感しているからです。
そして結婚は動いたもの勝ちです。「今更結婚なんて…」とたじろいでいる間に、行動する人は半年で成婚していっています。
その点、Aさんは、独身で婚姻歴もなかったものの、動き出しが早く、かつ独身時代にたくさんの努力を重ねて、社会人として盤石なキャリアを築かれていました。
②清潔感とスマートさ
Aさんは、細身で清潔感があり、とても知的な印象がありました。
お見合いもシルエットがきれいなオーダースーツで臨まれていました。
勿論、外見において抑えておきたい場所が抑えられていたのはそうですが、外見のスマートさとご自身の知的なキャリアがしっかり相性良くリンクしていて、いい意味でギャップのないセルフブランディングに成功されていました。
③謙虚さ
Aさんは、仕事柄異性との関わりも薄く、少し口下手なところがあり、女性とお見合いで何を話したらいいか、に苦戦しているようでした。
しかし、その苦手意識について変に隠そうとすることなく、僕に開示してくださっていました。
僕自身も、その思いに応えるべく、初回のお見合い練習や定期面談のときに、ダメだったところ、改善すべき点について忌憚なく意見を言わせていただいたのですが、謙虚にすべてを吸収されようとしっかりそれをノートに書き留めて復習されているのがとても印象的でした。
また、お見合いの相手についても、かならずプロフィールを丁寧に読み込み、お相手に対して、どんなお話をするかを一人ひとり丁寧に考えてから臨まれていたようです。
一人ひとりに対してそれを実践するのは想像を絶する大変さや面倒くささがあったと思いますが、それについて、自分に足りない要素として、妥協なく真剣に取り組まれていたことが、早期成婚のカギであることは言うまでもありません。
終わりに
知識と正しい方向に向けた準備と努力ができれば誰でも幸せな結婚ができる、を実証したいのが弊事務所の目標です。
もちろん、20代、30代といった婚活のボリュームゾーンの方が幸せな成婚をすることもとても大切なことですが、
僕は、いくつになっても誰かとパートナーシップを組むことを夢見て欲しい、と思っています。
20代には20代の、40代には40代の、60代には60代のそれぞれのパートナーの形があり、チャンスは平等に与えられているはずなのに、
年を取るに連れ、それを諦めたり、誰かとともにいたい、と口に出すことに憚りをもってしまう方が多いことが、少し残念に思っています。
そういった意味で、今後も幅広い年代層の結婚に真摯に向き合いたい方を応援していきたい、
僕が非法律婚支援プランを格安で始めたのも、そういった婚活がもっと認知され、ポジティブに受け止められれば、相談所を使う層がより増加し、ますます成婚しやすくなる世界が待っているという期待に他なりません。
婚活がうまく行かずに悩んでいらっしゃる方のみならず
そろそろ婚活しなきゃなって思い始めた方、
まだ婚活はいいかなーと思っているけど、少し婚活が気になってきた方、
一度マリグラムで自己分析をしてみると、婚活をする理由、しない理由、どう婚活を進めていくか、が明確になるかもしれません。
Aさんのように、結婚したいかどうかを考えるきっかけとしてマリグラムを利用して、半年後にはパートナーと新しい生活を始める方がたくさん生まれたら嬉しいなと思っています。