【婚活女子必見!】⑤こじらせ女子に彼氏ができるまでの4年間の記録~婚活沼編~
前回の続きです💗マッチングアプリで出会ったYさんと、なんだか良い感じ💗になりつつあって、ドキドキが止まらなかった私は、このままYさんと付き合うことになるのでしょうか?今日の記事では、驚きの急展開を迎えます。①~④までがまだの方は、先にそちらから読んでいただけると嬉しいです(^^)/
Yさんとの急展開
毎日のやりとり
私とYさんのLINEは毎日続いていた。朝の通勤電車での時間や、仕事の昼休みなど空いた時間にはちょこちょこLINEをしていた。お互い仕事が忙しく、頻繁なやりとりではなかったが、そのほうがむしろ連絡が返ってくるのを楽しみにできたように思う。
ちなみに以前の記事でも書いたのだが、私は学生時代彼氏に依存しがちだった。Yさんとのやりとりでも、元彼との反省点を生かし、なるべくYさん一色の生活にならないように気を付けていた。そこには学生時代の失敗を繰り返すまい、という強い意志があったのだ。
※元彼に依存して失敗したエピソードは↓です(^^)/
まだの方はご一読ください♪
Yさんへのプレゼント
前回会ったときに、私はハンドクリームをプレゼントしてもらった。そのため、なんかちょっとしたものをお返ししたいなぁ~という気持ちが湧いてきた。
ハンドクリームが1500円くらいだったので、次会うときに軽ーいお菓子でも持っていこうかと考えついた。ちょうど職場の近くに美味しいチョコのお店を見つけたばかりだったので、そこのチョコを買ったり、会う日に向けて色々な準備をしていた。
コスメのイベントに潜入!
Yさんとの待ち合わせ
さて、待ちに待ったイベントの日。Yさんとのデートも楽しみだが、イベント自体もすごく楽しみにしていた。もちろん、以前から用意しておいたチョコもしっかりバッグに入れた。
今日は以前と同じ梅田で、10:30と今までで一番早い時間での待ち合わせだった。今日は「ゆっくりと会いたい」とのことだったので、朝からの待ち合わせになったのである。
内心では、急展開とかあるかもー?って少し期待しつつ梅田に向かった。
さて、少し早い目に着いてしまった私は、駅の周りをウロウロしながらYさんを待っていた。20分ほどウロウロしていると、YさんからLINEが。
「もうすぐ着きます!待たせてごめんね😅」
いやいや、大丈夫。めっちゃ時間通りです。
ウキウキしながら改札付近で待っていると、Yさんの姿が見えてきた。
こっちですよーーー!
と手を振ろうとした瞬間・・・横に知らない女性が一緒にいるのに気付いた。
その女性はだれ??
・・・・・ん??
横になんで女性が・・・?
私よりも年上であろうお姉さんは、Yさんの横でニコニコしている。
いやいや誰誰。
お姉さん??
いやでも、お姉さんが一緒にデートにくることある?
いやないない。
え、もしかして修羅場?
彼女持ちとマッチングしちゃった???
と、頭は完全にキャパオーバーし、もしかしたらとんでもない男とマッチングしてしまったのかと、さっきまでのウキウキが全部吹っ飛ぶくらい、恐怖に慄いていた。
状況把握ができていなさすぎる私に、Yさんは気づき、手を振ってきた。
いやいや、なんかやばい気がするし他人のふりしようかな・・・
なんて思っていたのも束の間。
Yさんと知らない女性は私にぐんぐん近づいてきて、そしてついに合流してしまった。
Yさんの彼女であれば、これから詰められるだろうから、とりあえず一旦「知りませんでした。ごめんなさい。」
これで押し通そうと思った。私のモットーは「事なかれ主義の平和主義」である。これでなんとか許してもらおう。
合流した私に対し、Yさんは開口一番こう言った。
「ごめん、この人、今日のイベントに一緒に行くことになって。副業仲間のMさん。今日のイベント、俺の知り合いもいっぱいいるから、先に紹介したくて。Mさん優しい人やし怖がらなくて大丈夫やで!」
・・・・ほほう。
そうだったのか。
良かった、彼女とかお姉さんとかじゃなくて。
今日は知り合いも多いイベントだったのか。
知り合いに紹介してもらえるって嬉しいなぁ~
まあ、先に言っておいてくれたら、とは思うけどMさん良い人そうやし、まあええか。
と、一瞬修羅場を覚悟した私は、そうではなさそうだとすっかり安心して、
状況をすんなり受け入れた。
イベント会場
Mさんは本当に気さくで良い人だった。
話しやすいし面白いお姉さんで、案外すぐに打ち解けることができ、会場まで3人仲良くお喋りしながら向かった。
イベント会場は大阪駅から歩くこと10分ほどのところにあった。
結婚式の二次会で使う感じの、きれいなカフェだった。
中に入ると、開始時間までまだ30分ほどあるが、すでに50人近くのお姉さま方がいた(男性もちらほらいたが、7割以上女性だった気がする)。
YさんとMさんは、慣れた様子で中に入っていき、知り合いと思われる人たちに、順番に声をかけていった。
私もYさんに付いて、いろんな人に軽い紹介をしてもらいながら、「関係者ですよアピール」をしつつ、会場内をウロウロした。
さて、いよいよイベントが開始する時間になった。
60~70人の参加者が、司会者の開始の合図に盛り上がりを見せる。
私は少し圧倒されながらも、周りにテンションを合わせながら、その場を楽しもうと思った。
どうやらイベントは2時間ほどらしく、その間にコスメの無料体験や、トークショー、サイドにはケーキや軽食、数種類のドリンクがあり、それは自由に食べて良いらしい。参加費が2000円だったので、だいぶお得に感じた。
だが、副業をしている人たちは4000円の参加費だったようだ。そんなもんかなぁーとあまり気にはしなかったが。
会場に置かれているコスメは、日本ではまだたくさん流通しているものではないけど、これからもっと流通する予定だし、オーガニックにこだわっていて、本当に質が良いものばかりだから、試してみると良いよ。とYさんに言われた。
Yさんはもともと肌が弱く、以前は肌荒れがひどかったそうだが、ここのブランドの化粧水や洗顔を使いだしてから、肌がみるみるきれいになり、それがきっかけでここの商品が大好きになったと言う。
たしかにYさんの肌はすごくきれいだった。
当時の私は、睡眠時間の短さ(平日平均3時間)、食生活の乱れ(朝昼パン、夜は食べないか外食)という、超絶不健康な生活をしていたので、肌のコンディションはあまり良くなかった。
だから、私も肌に悩みは抱えていたのである。
Yさんに勧められて試してみた化粧水は、どれも香りが良くて、しっとりとしていて、たしかに良さそうな気がした。
ほのかに感じる違和感
周囲の人は本当にみんな楽しそうで、お姉さま方なんか、美しい人ばかりだった。年齢を教えてもらって慄いたことも少なくはない。みんな、ここの化粧水やサプリを経て、今の美しさを手に入れたのだと言う。
しかし、イベント開始30分ほどしたころ、私は少し違和感を覚えるようになった。
そう、Yさんと出会う3ヶ月ほど前。ちょっとだけこのイベントに似たパーティーに参加したことがあるのだ。
その時は友人に連れられて、パーティーに行ったのだが、途中で色々な商品をごり押しで買わされそうになり、そのゴリゴリな感じが怖すぎて、適当な理由を付けて帰ったことがあるのを思い出した。
そして、帰ってから共通の友人にそのことを相談すると、こんなことを言われた。
「え、あんたもそのパーティー行ったん?ホームパーティーみたいなやつやんな?あー、それなぁ、言い辛いけどMLMのパーティーやで。」
MLMとは、「マルチ・レベル・マーケティング」の略であり、世間ではネットワークビジネスと呼ばれるものである。
社会人になり、MLMを始めた友達がこの頃、ちらほらと増えていた。だが、私自身は教員で副業は禁止だったし、自分には縁のない世界だから関わることはないだろうと思っていた。
そして、今回のイベントが、なんとなくその時のパーティーと雰囲気が似ていたのである。何が似ているか、と言われると難しいが、参加者の雰囲気や、置いてある商品の雰囲気、外部の人間なのに安い参加費でもてなしてくれる感じ・・・
周囲の様子などを見るにつれて、参加している途中から、急に腑に落ちたのだ。
うん、これは多分MLMの方々の集まりなんだろうな・・・
そう気づくと、Yさんが私とマッチングし、頻繁に約束を取り付けていた理由がなんとなくわかった。
この当時はまだそこまで騒がれていなかったが、一部、マッチングアプリなどをビジネスの勧誘の手段として使う人がおり、後になって少し問題になったことがある。
Yさんを信じたい気持ちもあったが、さっきからなんかゴリゴリ商品のプレゼンをしているし、なんか登録したらお得だから的な話をしているし・・・
う~~~~~~~ん
これは、勧誘だ・・・!!!!!
と、開始1時間で私は、自分が勧誘のためにマッチングされたことを悟ってしまった。
そう思うと、ふつふつ怒りが湧いてきた。
いやいや、こっちは仕事が忙しい合間の貴重な休みを使って、しかもちゃんと彼氏を作るためにアプリをしてるのに、なんてことをしてくれるんだ!!!!
と、怒りが抑えられなくなってきた。
補足しておきたいのは、MLMが嫌いとか、そういう話ではない。副業は今の時代大切だし、同じ志を持った人同士がする分には全然問題もないと思っている。
だが、マッチングアプリを純粋に使っている相手に、勧誘の目的で使うのは違うんじゃないか。
しかも、せめて勧誘目的ならもっと最初に言ってほしかった・・・
それなら、もっと早い段階で諦めることができた。
この2か月弱ほど、ぬか喜びしただけやん・・・・
あああ~~~~腹立ってきた。
腹が立つしなんかお腹減ってきた。
しかし、こんなケーキや軽食じゃ今の怒りは収まらない。
牛丼!!!牛丼食べよう。牛丼くらい強いメニューじゃないと、この怒りを制御できない。
と怒りと虚無感で訳が分からなくなっていた。
こうなればYさんと付き合うなんていう未来はなさそうだ。
イベントも参加費を払ったし、もったいないが、そろそろ勧誘っぽい説明が増えだしている。押しに弱い私にとっては、かなりやばい状況だ。
帰るしか選択肢はないが、なにも言わずに帰るのはさすがに気が引ける。
Yさんに、「急な仕事が入ったから帰る」と伝え、Yさんは残念な表情を少し浮かべたが、他の女性に話しかけられ、すぐそちらに夢中になっていた。
その様子を見ていると、朝までのウキウキが嘘のようになくなった。
うん、帰ろう。牛丼食べてそして寝よう。
体も疲れていたが、それ以上になんだかものすごく心が疲弊していた。
駅まで、Yさんは送ってくれた。
忙しいのに来てくれてごめんね。イベント楽しかった?
とか聞いてくれた。
基本的に悪い人ではないのかな、とは思ったが、たぶんもう会うことはないだろうとも思った。
最後にYさんは「今度、今日いた仲良いメンバーでホームパーティーするから、おいでよ。またコスメも試せるし、今度はサプリの試供品もくれるよ!」とか言われた。
ホームパーティーかぁ・・・
私はパーティーしたいわけじゃないんだよなぁ・・・
と思ったが、「また連絡しますね」とだけ言って、もう会うことはないだろうYさんに手を振った。
買っておいたチョコレートは、自分で食べようと思った。
その後
婚活の難しさ
Yさんの連絡先は、帰りの電車で消した。
申し訳ないような気もしたが、私とは違う価値観の人だったし、ちらっと見えたスマホの画面には、たくさんの女の子とのトークがあった。たぶん、まだまだ控えはいそうだった。
まあ、一発目で上手くいくって、さすがに甘すぎるよなぁ~
と電車の中で思いながら、「これが婚活の難しさか」と、世間で言われていることをなんとなく理解した。
Yさんとの出会いから、急な別れという結果になってしまいました😅当時はそれなりに落ち込みましたが、自分の世間知らずと、婚活を楽観的に考えていた自分に対して、ちょっと反省しました。
まあ今思えば、良い経験だったし、婚活の難しさというか、世間には色んな人がいるなという学びになりました。
しかし、この出来事をきっかけに私の恋愛はどんどんこじれていきます・・・
次回は新たな男性が登場します!楽しみにしてくださると嬉しいです!!