「入籍」と「結婚」って実は違うって知ってた?
「入籍しました」といえば、結婚報告というイメージがあるけれど・・・
実は、「入籍」と「結婚」は違うって知っていましたか?
今回は、「入籍」と「結婚」の違いをわかりやすく解説!
「結婚記念日」がいつになるのかについても、合わせてお話しします。
■「入籍」と「結婚」の違い
よく、「私たち、入籍しました!」という結婚報告の言葉を聞くことがありますよね。
日本では、「結婚」と「入籍」がイコールの言葉として使われることが多いよう。
でも実は、「結婚」と「入籍」は、法律上まったく違うことなんです。
まずは、「結婚」について見てみましょう。
・「結婚」とは?
「結婚」とは、「婚姻届を提出して法律的に夫婦となること」を言います。
まだ一度も結婚したことがない人は、親の戸籍に入っているのが一般的。
婚姻届に記入する際に、「結婚後に二人のうちどちらの氏(名字)を名乗るか」、「新しい本籍地はどこにするか」などを決め、役所に婚姻届を提出。
婚姻届が受理されたら二人は晴れて法律的に夫婦となり、「婚姻(結婚)」したことになるんですね。
ちなみに、結婚後に名乗る氏をもつ人が、新しい戸籍の筆頭者(戸籍の始めに記載されている人)となります。
・「入籍」とは?
一方、「入籍」とは、「あらかじめ存在している戸籍に入ること」を指します。
だから二人で新しい戸籍を作る「結婚」は、正確に言うと「入籍」ではありません。
本来、「入籍」とは、
・結婚して離婚した際、子供の戸籍を父親の戸籍から母親の戸籍に移す場合
・子連れで再婚した際、自分の戸籍に入っている子供を、戸籍の筆頭者になる相手の戸籍に入れたい場合
こういった場合に行います。
結婚するときに提出するのは「婚姻届」ですが、上記のようなシチュエーションで入籍するときに提出するのは「入籍届」です。
子連れ再婚の場合の「入籍届」については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
こうしてみてみると、「結婚」と「入籍」は、法律上まったく異なるものなんですね。
でもどうして、「結婚すること」を「入籍する」と言うようになったのでしょうか?
その理由ははっきりわかっていませんが、昔は、「結婚すると女性が男性の家に入る」という印象が強かったことも原因の一つかもしれません。
また、テレビなどで芸能人・有名人の結婚が報じられる際、
「女優の〇〇さんと俳優の△△さんがついに入籍!」
など、「結婚」の代わりに「入籍」という言葉が使われることも多く、一般の人にも「結婚」=「入籍」のイメージが根付いたのかもしれませんね。
もし誰かに結婚報告するときは、「結婚しました」と報告するのが本来の正しい言い回しです。
でも「結婚しました」と言うと、もう結婚式も済んだと勘違いされることがあるかもしれません。
「私たち、婚姻届を提出して結婚しました。結婚式は来年の予定です」など、言葉を添えると丁寧ですよ。
とは言え、「入籍しました」と報告すれば、たいていの人には「結婚したんだな」と伝わるのが現状です。
もし友人からそんな風に報告を受けても、「間違ってるよ!」と否定したりせず、「おめでとう!」と素直に祝福してあげるといいですね。
婚姻届の出し方や結婚準備については、こちらの記事も合わせてどうぞ。
「結婚」と「入籍」は違うとお話ししましたが、実は結婚でも「入籍」になるパターンがあるんです。
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