ウェディング業界の歴史⛪
ウェディング業界の成り立ちを紹介します!
みなさんの結婚をお祝いする行事、いつからどのように生まれたのか
深堀をしていきたいと思います。
■写真館と美容師のコラボがウエディング産業の起源
日本の婚礼文化は室町時代にほぼ整っていたとされています。
平安時代から鎌倉時代には「婿入り婚」
(夫が妻の家に通う婚姻形態)でしたが、やがて武家社会の発展とともに、
現代の「嫁入り婚」の形態に変化してきました。
一方、ウエディング業界の成立のはしりは、明治時代、
西洋の写真撮影技術を学んだ写真館が、結婚の記念に夫婦を撮影するようになったのが起源とされています。
意外な理由でウェディング業界が産まれたんですね!
写真館が地元の和装美容師と提携して
新婚夫婦や家族写真などの撮影をし始め、
それ以降、お見合い写真や結婚の記念写真という形で
ウエディング産業が発展していったのです。
第二次大戦前の1930年代には70%以上がお見合い結婚。
その時代、釣書と呼ばれる身上書(プロフィールデータ)と
お見合い写真しか、相手を知る材料がなかったため、
特に女性にとってこのお見合い写真にかける情熱は
並々ならぬものがありました。
やがて第二次大戦後から、
結婚式場には「写場(しゃじょう)」と
呼ばれる写真スタジオが併設されるようになり、1970年代以降、
ホテルでの婚礼が増えたことから、街で人気の写真館が、
ホテル内に写場を構えるようになりました。
■1980~1990年代、専門式場と互助会系会場の隆盛
写真館と美容室の提携ビジネスとして興ったウエディング業界ですが、
やがて神社(日比谷大神宮・現在の東京大神宮)で挙式したあと、
帝国ホテルで披露パーティーを行なうスタイルがセレブの間で流行。
それがホテルウエディングの創始とされています
(1923年同ホテルライト館のバンケット完成)。
結婚式場のルーツとしては、昭和の初めに料亭として開業した目黒雅叙園が結婚披露宴を行なったのがその源といわれています。
■90年代からはホテルウエディングが中心の時代
現在でも約3割の結婚式シェアを有するホテルが、
結婚式に本腰を入れてビジネス展開するようになったのは、
バブル経済が崩壊した90年代前半のこと。
それまで法人客相手の一般宴会で潤っていたバンケット事業が、
バブル崩壊により、需要が減り、かわって1組300万円近い
売上が見込めるウエディングをはじめとした
個人客にターゲットを向けた結果です。
■ゲストハウスタイプの会場がマーケットを席巻
1990年代にはレストランウエディングブームも到来。
これはテレビ番組「料理の鉄人」
(1993年~、現在の「アイアンシェフ」)の影響もあり、
結婚式の料理にこだわる新郎新婦が増え、またおしきせではなく、
自由度の高いオリジナルウエディングを行なえる点で人気を博しました。
■郊外型から都心部ビルインタイプに
ゲストハウスタイプの会場を運営する企業は、その後、
増加しいずれも好業績を挙げ、現在では上場する企業も増えています。
またホテルや専門式場ではゲストハウスの良い点
(プライベート性の確保のための動線整備やインテリア)を吸収し、
同時間帯ワンフロア貸し切りなどの新体制をとるようになっています。
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所在地:奈良市鶴福院町26
電話番号:0742-26-3344