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SnowflakeにSalesforce CRM (Sales Cloud)を同期するべき理由

リバネスナレッジの平塚ことmarreta27です。前回のエントリーでも宣言したとおり、Snowflake Squadになるべく、今後はSnowflake x Salesforceの活用事例やTipsも発信していこうとしています。

今回は「SnowflakeにSalesforce CRM (Sales Cloud) を同期するべき理由」をご紹介します。

そもそもなぜSnowflakeにSalesforce CRMのデータを同期するのか

Salesforce CRMは素晴らしいプラットフォームで、高い拡張性と柔軟なレポートを備えています。しかしながら長期にわたり運用を続けていると、以下のような課題にぶつかる組織も多いと思います。

  • データ量が多すぎてレポート出力が遅い、もしくは出力できない

  • オブジェクトを横断したレポート生成機能に制約が多く、本来分析したいオブジェクトの掛け合わせができない

こういった課題を解決してくれるプラットフォームがSnowflakeです。前述の課題に対しても以下の様なベネフィットを享受することが可能です。

データ量の問題を解決

Salesforce CRMを単体で使用していると、大量のデータを扱う際にレポートの出力に制限がかかることがあります。これは、特に長期間にわたるデータや、複数の部門からのデータを分析する際に顕著な問題となります。

Snowflakeはクラウドベースのデータウェアハウスとして、膨大な量のデータを効率的に処理することができます。Salesforceのデータをリアルタイムまたは定期的にSnowflakeに同期することで、以下のメリットが得られます。

  • データ量の制限なく、大規模なデータセットに対して高速なクエリを実行できる

  • 履歴データも含めて、より長期間のトレンド分析が可能になる

  • Snowflakeの優れたスケーラビリティにより、データ量が増加しても分析のパフォーマンスを維持できる

オブジェクトを横断した分析の制約を解消

Salesforce CRMのネイティブレポート機能では、異なるオブジェクト間の関連付けに制限があり、複雑な分析や希望する組み合わせでの分析が困難な場合があります。しかしながらSnowflakeを利用することで、このような制限を取り払い、より柔軟で深い分析が可能になります。

  • 異なるSalesforceオブジェクト間のデータを自由に結合し、カスタマイズされた分析ビューを作成できる

  • SQLを使用して、複雑なクエリや計算を実行し、ビジネスニーズに合わせた独自の指標を作成できる

  • Salesforceデータと他のソースからのデータ(例:マーケティングデータ、財務データ)を簡単に統合し、包括的な分析が可能になる

カスタムレポートタイプの制約を気にせずに複数のオブジェクトを内部結合/外部結合ができることは非常に大きなベネフィットとなるでしょう。

終わりに

上記のベネフィットは、SnowflakeとSalesforce CRMを同期させることで享受できるメリットのほんの一部です。それでも、Salesforce CRM単体でデータ分析をすることに比べれば、大きな効果が期待できます。SnowflakeとSalesforce CRMの両方のサービスを契約中の方は、ぜひ連携させることを前向きに検討してみてください。

次回は「Snowflakeに同期するべきSalesforce CRM (Sales Cloud) のオブジェクトとその想定ユースケース」をご紹介します。お楽しみに!

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