Data Cloud実装プロジェクトにおけるロールとその責務
このエントリの目的
Salesforce Data Cloudの「Data Cloud およびクロスクラウド実装ガイド」を読んでいて各ロール(システム管理者、データアウェアスペシャリスト、マーケティング担当者)にそれぞれどういったResponsibilityを想定しているのかが分からず困っていました。そのResponsibilityが分かったので目もと残しておくためのエントリです。
「Data Cloud およびクロスクラウド実装ガイド」はこちらです。
各ロールの責務
「Data Cloud Implementation Overview Guide (Data Cloud 実装概要ガイド)」に記載されていたところによると以下の通りです。
システム管理者の責務:
Data Cloudの設定
ユーザーのプロビジョニング
システム内の権限設定の割り当て
Salesforceのセールスクラウド、サービスクラウドおよびその他の統合対象システムへのアクセス権限設定
日々の設定、サポート、メンテナンス
定期的なシステム監査の実行
データアウェアスペシャリストの責務:
マーケティングマネージャーとスペシャリストが定義したデータモデルの管理
データストリームの作成と管理
効果的なセグメント構築に使用する統一されたデータモデルへのデータストリームの統合
ID解決ルールセットの作成
Data Cloud 実装プロジェクトに必要なAPIの開発支援
SQLベースの計算されたインサイトの作成支援
マーケティングスペシャリストの責務:
セグメントの作成、管理、公開
Data Cloud特有のタスクはデータアウェアスペシャリストに集まっていそうですね。なお、「Data Cloud Implementation Overview Guide (Data Cloud 実装概要ガイド)」は以下のURLで閲覧可能です。
https://resources.docs.salesforce.com/latest/latest/en-us/sfdc/pdf/customer360_a_impguide.pdf
まとめ
データアウェアスペシャリストという言葉にはじめて触れ、且つ資料も余り見当たらなくて困っていたのですがSalesforce Platformの中での定義を知ることができた気がします。これをベースに更にData Cloudを利用したプロジェクトを深掘りしていこうと思います。
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