DeathNoteの夜神月に「弟子入り」したら、1年で偏差値20上がって慶應義塾大学に合格した話
最近、福本師匠の「弟子学」が流行っている。
福本さんを師匠と呼ばせていただいているのは、以前「弟子入りさせてください!!」とふてぶてしくもお願いしたところ、「いいよ」と気前よく仰ってくれたからだ。
それ以来、勝手に尊敬し、勝手に心の師匠とさせていただいている。ただ、弟子らしいことは大してしていないので、私なりに「弟子学っぽいこと」をした経験(または1つの黒歴史)を公開してみようと思う。
これは私なりのアンサーnoteだと思ってほしい。
さて、弟子学については福本さんのnoteをご覧いただきたいのだが、
福本さんの弟子学は一言で表すならば
徹底的に師匠の判断基準を盗み、
自分に憑依させること
そこで思い返してみたのだが、私も高校時代に似たようなことをやっていた。
もちろん福本さんの分析や、狂気じみた憑依には遠く及ばないことはご容赦いただきたい。
こんなやり方も1つあるよ、と
誰かのなにかの参考になれば幸いである。
そして、当時高校生だった私の師匠は、
表題の通りなのだが、そう。
敬愛する小畑先生と大場先生の漫画
「Death Note」の主人公、
夜神月である。
ちなみに「デスノート」を全く知らないという方は、
↑の記事の冒頭にあらすじがまとまっているので、そちらをご参考いただきたい。
ここからは、
全員が作品をある程度知っている体で進みますw
さて、当時の私はそれはもう勉強が嫌いだった。
受験を控えているにも関わらず、予備校をサボってカラオケやネカフェに行く不真面目な学生だったから、当然成績も悪かった。
進学校だったので、周りは頭もいいし努力もできる人たちばかりだったので、定期試験も下から数えた方が早かったと思う。
■Death Noteとの出会い、そして弟子入り
そんなとき、たまたま手に取った「デスノート」という1冊の漫画が私の運命を大きく変えることになる。
始まりは、夜神月は「受験生」という設定だったので、同じ受験生としての親近感だった。
ところが、彼は天才的な頭脳を持っているにもかかわらず、とんでもない努力家だったのである。
ぜひ上のコマのセリフを
じっくり読んでいただきたい。
…真面目かw
原作をご存知の方はよくご理解されていると思うが、彼は「天才」なのである。なのに、勉強時間を確保しようと努めているし、睡眠不足や健康を気にしている。
頭が良いのにさらに努力するその姿勢!!さぼってばかりいた私は心から思ったものである。
「なんてストイックなんだ・・・!」
そんな尊敬の気持ちはやがて憧憬となり、いつのまにか「夜神月になりたい」という狂気に変わるのに時間はかからなかった←
■まずはカタチから徹底的に学ぶ
当時の私は真剣に夜神月になりたかった。
誓って言うが、人を殺したいとも思わなかったし、犯罪のない理想社会を作りたいと夢想することもなかった。ただ、そのストイックさを身につけたかったのである。
そこで、まずは徹底的に観察し、形から入ることにした。
この1コマから学んだのは、月の部屋はシンプルということ。
それに比べて、当時の私の部屋はピンク系でまとめられたいわゆる女子の部屋だった。
こんな可愛い部屋に月が住むはずがない。
※画像はイメージです。
そこで、レイアウトを徹底的に真似た。
図のようにベッドを真ん中に置き、「夜神月だったらどんなものを選ぶか?」という基準でカーテンや布団カバーをすべて買い替えたのだ。
結果、非常にシンプルな部屋になった。
※画像はイメージです。
そして、親に心配された/(^o^)\
娘がある日突然「わたし、夜神月になる!」と宣言して、部屋を模様替えし出したら、どこかで頭を打ったか変なものでも食べたと思うのが当然だろう。
いま思えば、なんと親不孝な娘であろうか。
しかし、私の熱意は全然止まらなかった。
さらに観察が続く。
■ライフスタイルを真似る
とにかく夜神月になりたった私は、彼の思考パターンを真似るべく、漫画の細部まで観察した。
たとえば、
ライバルのLが月の部屋を監視している1シーン。
そうか・・・夜神月は夕飯の後はずっと勉強か。
夜神月は7時半~11時まで勉強しかしていない・・・
(3時間半もノンストップ・・・!?)
ここから、私は夕飯の後はテレビを一切見ずに勉強をするようになったし、土日の朝7時半~11時まではノンストップで勉強するようになった。
こうして私の成績は
順調にあがっていったのである。
しかし、それだけでは
まだ理想とする夜神月には程遠かった。
さらに観察が続く。
■マインドセットを真似る
何度も言うが、夜神月はただのガリ勉ではなく、天才なのである。
私に必要なのは、彼の持つ「余裕」だった。
ただ必死に勉強するのではなく、余裕を見せつつ、学年1位にならなければいけないのである。
それに気づいた私は、テスト前に教室で参考書を開くのをやめた。
それでいて、自宅での予習は完璧にした。
先の先まで予習し、先生のどんな問いにもスラスラと答えられるようにした。
こうして私の成績は、どんどんあがっていった。
しかし、まだ完璧ではなかった。
さらに観察は続く。
■嗜好性を真似る
もっと夜神月に近づきたくなった私は、彼の食生活も真似てみた。
かの有名なシーンである。
それ以来、私はポテチはコンソメ味しか食べなくなった。
しかし、残念ながら成績はあがらなかった←
まぁ当たり前ではある(´-`)
ときには結果につながらなくても
没入感を持つことが大切なのだ。
そして、さらに観察を続けた。
さて、ここで皆さんに1問出題したい。
次の2コマの共通点から、
学べることはなんだろうか。
何気ない電車のシーンと、徒歩のシーンである。
おわかりいただけただろうか。
そう・・・
夜神月はiPod等で
音楽を聴いていないのである。
そして、私は登下校で音楽を聴くのをやめた。
妄想と言われればそうかもしれない。
しかし、当時の私はこんな調子でありとあらゆる観察を続け、自身の生活に落とし込んでいった。
■当時の私のライフスタイルをまとめてみた。
↑は1日のモデルケースだ。
・6時起床23:00就寝、健康に気を使う。
・勉強の予習復習を完璧にする。
・テスト前に教室で参考書を開かない。
・休日は朝4時間ぶっ通しで勉強する。
・音楽を聴きながら帰らない。
・ポテチはコンソメ味のみ←
そして、この生活を1年間続けた結果・・・
・偏差値20up
・期末試験学年1位 (私大文系コース)
・全国模試1位 (某H大学志願者中)
・成績 16教科オール8以上
・慶應義塾大学、早稲田大学 (複数学部に合格)
※あくまで1度でもそうした実績があるというだけで、恒常的な成果を表すものではありません。
(笑)
以上が、私の「弟子学っぽい経験」である。
勉強が嫌で嫌でさぼりまくっていた私が
夜神月に憑依することでここまで達成できた。
ただ残念ながら、
いま同じことをやれと言われたら、無理だ。
なぜなら、あのころと比べて
夜神月への熱が冷めてしまったからである。
でも、もし、いまあなたに好きな漫画、
尊敬するキャラクターがいるのであれば、
ぜひ試してみてはいかがだろうか。
できればたくさん観察ができるように、登場回数の多い主人公クラスが望ましいだろう。
私の友人にもHUNTER×HUNTERのゴンになりたくて毎日10km走っているという猛者がいた。
このようにオタク心は、
すばらしい原動力になってくれるに違いない。
そう、弟子学の祖である福本さんも仰っている。
あんたも今日から弟子になれ。
師匠は森羅万象に潜んでる。
だから、私も伝えたい。
師匠は「二次元」にも潜んでる←
最後まで駄文にお付き合いいただき、
ありがとうございました!\(^o^)/
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