前回の話
世の中には、
自分の心が服に表れている人と、
自分の心が服に表れていない人がいる。
その人がイメージするその人自身と、その人が着ている服がぴったりと一致している人の場合、服はその人の心を表していると言える。
自分が表現したい心の一部が、服に表れている。
逆に、その人がイメージするその人自身と、その人が着ている服が一致していない人の場合、服はその人の心を表していない。
自分の心が服に表れていない人は、その人と服との間に、なんとなくぴったりしていない感じが醸し出され、周囲の人に違和感を感じさせる。
服が似合うということ、似合わないということ
よく、服が似合うとか、似合わないとかいう表現がなされる。
ふと思い立って、洋服屋さんで、いつもと違うスタイルの服を選んでみる。
なんだか似合わない。
けれど、何度も着ていると、自分と服が馴染んできて、似合うようになってくる。
自分が思う自分のイメージと、服がフィットしてくる。
服が似合うということ。
それは、
自分が思う自分のイメージと、服がフィットしている状態
であり、
言いかえるなら、
自分の心が服に表れている状態
とも言える。
逆に、服が似合わないというのは、
服と自分のイメージが不一致の状態
であり、
自分の心が服に表れていない状態
と言えるだろう。
前回、コメント欄で、制服について触れていただいたが、制服も、似合う人と似合わない人がいる。
バイトの制服なんかも、はじめは似合わない。
それは、自分のイメージと、制服が、不一致の状態であるということ。
けれど、そのバイト先で働く自分のイメージがついてくると、段々と自分のイメージとその制服がフィットしてきて、制服が似合うようになってくる。
学校の制服でも、新入生は制服に着られているように見えるけれど、だんだん制服と自分のイメージがフィットしてきて、上級生ともなると、完璧に制服を着こなすようになる。
服が似合うか似合わないかは、服と自分のイメージが一致しているか否か。
服と自分のイメージが不一致の状態だと、見ている人に違和感を与えることになり、周囲からすると「似合わない」という評価になる。
そして、きっと自分で自分を見ていても、違和感を感じることになり、「なんだか似合わない」という自己評価になる。
自己評価と他者評価がいつもズレる人
自分では「似合っている」と思っているけれど、他者からは「似合わない」という評価を受ける人もいるだろう。
もし、いつもそんな状態にある人は、少し前の記事で書いた「片思い」の状態でいる人である可能性があり、それを解消させるためには少し長期的なアプローチが必要になってくるように思う。
「片思い」の話については、こちらにまとめているので、少し長いけれど、お時間のある人は是非。
次回予告
次回からは、自己イメージがどのように作られるかについての話と、服と自己イメージが一致していくことの意味のようなことを書いていきたい。
お時間のある人は是非、よろしくお願いします。
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