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脳の強化書 1

何歳からでも脳は成長する

人間の脳細胞は年齢と共に減少しますが、それに反比例するかのように、脳内ではアミノ酸などの物質が増え続けています。アミノ酸は「生命の源」と言われるように、体を形成する上では、欠かせない栄養成分です。このように栄養が提供され続ける限り、脳は成長を止めません。つまり私たちの脳は死ぬまで成長し続けるのです。

脳の成人式は30歳

20台前半までは、多くの人が学校生活を送っていますが、学校では正解主義のカリキュラムしか組み込まれていないので、詰め込み学習しかおこないません。それによって脳の一部分しか使われていないのです。しかし、学校を卒業すると社会に直接アクセスする機会が増えるため、学生時代には使わなかった脳の部分を使うことになります。勉強をできるだけの人間を英語で(book smart) と言いますが、そういう人たちは社会では使い物になりません。逆に学校の成績はイマイチでも社会で成功することができるような人のことを英語で(street smart) と表現します。私たちは社会に出たら、street smart になるために脳を鍛えなければいけないのです。これは違う言い方をすれば、自分の脳を鍛え、作り変えようとするなら、30歳からでも遅くないということです。

脳の働き

脳には八つの機能が存在します。

①思考系脳番地(人が何か考える時に深く関係する番地)

②感情系脳番地(喜怒哀楽などの感情を表現する脳番地)

③伝達系脳番地(コミュニケーションを通じて意思疎通を行う脳番地)

④理解系脳番地(与えれれた情報を理解しする脳番地)

⑤運動系脳番地(体を動かす脳番地)

⑥聴覚系脳番地(耳で聞いたことを脳に集約させる脳番地)

⑦視覚系脳番地(目で見たことを脳に集約させる脳番地)

⑧記憶系脳番地(情報を累積させ、その情報を使いこなす脳番地)

これらすべての脳の機能を鍛える各方法があります。

思考系脳番地トレーニング

自分の意見に対する反論を考えてみる。

経営者として成功している人の多くは、新聞記事やテレビのニュースを見ながら、解説やコメンテーターと逆の視点から物事を考える習慣があります。会社経営においては、自分の下した決断に異論を唱えてくる部下がいるため、彼らを納得させる良い練習になります。

必ず10分間の昼寝をする

10分間の昼寝をすることで、脳の「オン」と「オフ」の切り替えを行うことができます。昼寝によって、思考をコントロールして、脳の機能を高めることができます。

感情系脳番地トレーニング

植物に話しかけてみる

植物に話しかけることは感情系脳番地を大いに刺激してくれます。なぜなら話しかけること自体、感情表現になっているからです。さらに、植物に話しかけることによって、自分の気持ちが穏やかになります。仕事終わりに、脳が興奮している状態で植物に話しかければ、脳をクールダウンさせることができます。


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