私はまるでシンデレラ(尚、王子様は一生いない)
(※以下は、私がまだ風俗嬢になる前である2023年の6月末頃書いたメモ書きです。記録として残しておきます)
先日ルーヴル美術館展を見に行った後母親に「なんか〝そういう絵〟が多かったね笑」と言われて 私は裸体とかエロスに関する絵のことをボヤかして言ってるんだろうなと内心思いつつも「そういう絵とは?」ととぼけていたら「あー!もういいよ、お前は言葉を濁すみたいな事知らないよね笑」と返されたので正直に「私はエロス的な事を悪いことだと思いたく無いのでぼかさないで欲しいかな」と言ったら何こいつwwと白い目で見ながら
「エロが悪いなんて思ってねーよ、でも建前ではぼやかすとかあるだろ?」「人に合わせるとかをしたく無いほど確固たる信念がおありなんですね笑笑」って嫌味っぽく言われたんだけど私何かおかしい事したのかな
そもそも、私の中に性的な事=恥であり穢れみたいな思考が長らく根付いていたのは紛れもなく母親のこういった態度が多大に影響しているんだけどな…
実家にいる愛犬が元繁殖犬なんだけどこの子達をお迎えした時も「〝そういう事〟してた犬たちだよ」って紹介されてかなり心がギュッとなった
そういう事ってなに?wと聞こうとした程に不快感を抱いたのと同時にあの実家から脱出できて本当に良かったと心底思ったね。
物理的に家を出る事、親離れすること(寺山修司ふうに言うと〝母殺し〟)。この過程を経て自分はようやく本当の意味で処女では無くなったのだと思う。『田園に死す』のように。
そして、男と恋愛やセックスをさせないために大学生になってまでも門限が存在していたし中学生の時なんか少しでも性描写があるような同人誌を勝手に燃やされたりしていたので当然ながら「あー、私は一生男性に抱かれる事なく処女のまま死んでいくんだな」って思うようになったんだよね。
大学生の時好きだった人(後の元カレである)と仲良くなりたての頃、やはり罪悪感があった。当然帰りも遅くなる。
すると翌朝には怒号が飛んできて「お前、男とセックスしてんだろ!」と母親に発狂されていたんだけど今思い出してもあれはかなり狂ってて、よくこんな状況で自殺しなかったよなーと思う
セックスってそんなに悪い事なのか??
アンタらだってヤってるくせに笑、って何度も思って生きてきたよ。ヤってなかったら私はこの世に生を受けてないからね。
母親のおかげで私はいまだに精神的に処女を引きずっている。〝純粋〟と言えば聞こえは良いけど要するに非モテを拗らせているのを「私は真面目で純朴なんだ!」と思い込むことによって自己正当化しているだけである。
かと言ってワンナイトやったりセフレがいるとか性に奔放な人間にもなれなかった。セックスはちゃんと付き合ってる人としかやっちゃダメという強迫観念がある上、もはや好きな男性相手ですらも罪悪感があるからね…。なのに性に対する興味関心や性欲は人の何倍も強くて、これも恥ずかしくて誰にも話せず情けなくて。自分は性的に惨めだという気持ちを増幅させていった。
童貞の苦しみは面白おかしくネタに消化されるけど処女は触れちゃいけないみたいな空気感あるでしょ、私はあれに長らく苦しんできた。とにかくこういう事はなかなか他人に話せない。
最近とあるカメラマンにも言われたな。
「ラブホ撮影やってるような被写体の子たちはある意味でその辺が軽いんだよ。ヤリモクのカメラマンも沢山いる。俺はヤリモクではないけどヤるつもりでエロい雰囲気に持っていく、
そうしないと良い作品撮れないから。
君はそういう空気感についてこれないんじゃないか?酔った勢いでキスできるくらいの気軽さがないとつとまらない。セクハラみたいに思われたら嫌だしw」
あちらのペースでどんどん話が進み
「ちょっと待ってください、私はそういうお堅い自分をやめたいと思ってますし女扱いしてくれることは嬉しいですしセクハラだのレイプだの大騒ぎするつもりもありません」
と必死に否定したけど、ついに話を聞いてもらえることはなかった…。
こういう事があるたびに自分がどんどん嫌いになっていく。どうせ同じメンヘラ扱いされるなら理彼がどんどこ生えてきたり性に奔放なタイプのメンヘラになりたかったと強く思うよ。
と、まぁ色々と語ってきましたがとりあえず今は一人暮らししてるから毒親特有のコントロールはないので安心して欲しい。
が、たまに今回のような機会があると「やっぱりまだ母の中では私に処女でいてほしかったんだろうなー。ずっと(悪い意味で)少女のままで在ってほしくて、大人のオンナにさせたく無いんだろうな。」って改めて思う
毒親に今更何を言われようとも、もういい加減自分の考えを大切にして良いよね。
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