DPバトルタワー49連勝③カイリキー+ジバコイル+フワライド ポケモン第4世代DS

要約

 カイリキーを軸とし、49連勝を目標としたパーティを構築した。補完としてジバコイルとフワライドを採用した。3回目の挑戦で達成した。

パーティの詳細

①カイリキー

しんちょう、ノーガード、たべのこし
技:ばくれつパンチ、ストーンエッジ、みがわり、ビルドアップ
個体値:31-31-23-9-22-30 (プラチナで厳選した)
実数値:193-151-101-66-111-106

H:16n+1 (ほぼ全振り)
S:全振り (結果として、105クレセリア抜き)
B:余り

②ジバコイル

なまいき、がんじょう、カゴの実
(おだやかが望ましいが、なまいきで妥協した)
技:10万ボルト、シグナルビーム、でんじは、ねむる
個体値:28-X-17-25-23-22 (プラチナで厳選した)
実数値:175-86-130-145-150-68

H:全振り
D:ほぼ全振り
B:余り

③フワライド

ずぶとい、かるわざ、ラムの実
技:シャドーボール、めいそう、おにび、ねむる
個体値:27-8-31-9-23-24 (プラチナで厳選した)
実数値:223-80-105-100-93-106

H:16n-1 (無振り)
B:全振り
S:105クレセリア抜き
D:余り

パーティのコンセプト

 カイリキーを使いたいと思い検討を始めた。カイリキーは特性ノーガードのおかげでばくれつパンチやストーンエッジといった強力な技を命中率を気にせず使うことができる。前回紹介したドンカラスと比べたらはるかに使いやすいように思える。

 しかし、ノーガードはバトルタワーで厄介な一撃必殺技を必中で受けるという大きな欠点を有する。何かしら対策を講じなければならない。

 考えた結果、特性がんじょうにより一撃必殺が効かないジバコイルを採用することとした。ジバコイルは耐性も優秀であり、カイリキーの弱点であるエスパー、飛行を受けることもできる。また、でんじはによりカイリキーのサポートをすることもできる。

 最後に、ジバコイルの弱点であるじめん、かくとうを受けられるフワライドを採用した。ゲンガーやムウマージも良さそうだが、めいそう+おにび+かるわざという型が面白そうだと気付き、フワライドを採用した。ちなみに、フワライドはノーマルと地面が無効であるため絶対零度以外の一撃必殺技が効きません。

 また、ノーガードは一撃必殺技の他にさいみんじゅつを必中で受けるという欠点も有する。そのため、カイリキーはみがわりを採用し、他の2体はラムとカゴを持たせた。

個別解説①カイリキー

種族値:90-130-80-65-85-55
特徴:ノーガードという固有の特性を有している。Aが高く、耐久はやや高めである。

能力値:193-151-101-66-111-106
 性格はしんちょうにした。Sは補正をかけなくとも100を超えるし、AとBはビルドアップで補えるためである。

 HPはみがわり+たべのこし型であるため16n+1調整をした。

 Sに全振りした理由は、上からばくれつパンチをしたり、みがわりを張る動きが強いためである。100を超えていれば21戦目のカイリューを抜くことができますし、一撃必殺技を覚えたジュゴンやオニゴーリも抜くことができます。

技:ばくれつパンチ、ストーンエッジ、みがわり、ビルドアップ

ばくれつパンチ:高威力かつ混乱確定という最強技である。いざとなったら運ゲーに持ち込めます。メタグロスを何回も倒しました(笑)

ストーンエッジ:相性補完として定番の岩技である。ゴーストタイプで詰まないようにするため採用した。ちなみに、21戦目のカイリューを2発で倒せます。

みがわり:さいみんじゅつを避けることができる。うまくいけばビルドアップからの全抜きもできる。また、ばくれつパンチの混乱やジバコイルの電磁波との相性も良い。電磁波⇒ばくれつパンチで混乱⇒みがわり連打でみがわりを残すという展開を狙えるからである。

 本技のおかげでバトルタワーに多い害悪型(かげぶんしん+どくどく)を起点にすることができた。何回かげぶんしんを積もうがノーガードの前では無意味だからである。

ビルドアップ:HSを重視したため火力が低い。そこで本技を採用し、場合によっては全抜きもできるようにした。

特性ノーガードで確定です。こんじょうも優秀ですが、カイリキーと言ったらノーガードです。

持ち物たべのこしで確定です。場に居座ることが重要だからです。


カイリキーの役割まとめ

・ばくれつパンチで相手に圧力をかける。
・場合によってはビルドアップから全抜きする。

個別解説②ジバコイル

種族値:70-70-115-130-90-60
特徴:電気+鋼という固有の複合タイプを有し、耐性の多さが優秀です。また、特性がんじょうにより一撃必殺技を無効化できます。電気タイプ最高のCも魅力的です。

能力値:175-86-130-145-150-68
 耐性の多さを活かした特殊受けをするため、D+補正の性格とした。おだやかを狙っていたが、性別不明のため厳選難易度が高く、やむを得ず生意気の良個体で妥協した。

 努力値はHとDにほぼ全振りした。耐性が活きる展開になると数値以上に硬く感じた。

技:10万ボルト、シグナルビーム、でんじは、ねむる

10万ボルト:タイプ一致技として採用した。放電も魅力的だが、今回はでんじはを採用するため見送った。

シグナルビーム:技範囲を広げるために採用した。めざパの厳選は厳しい。ラスターカノンも良さそうだが、技マシンの都合で断念した。

でんじは:低いSを補うことができる。カイリキーとの相性も良い。

ねむる:さいみんじゅつ対策としてカゴの実を持たせるため、せっかくなので本技を採用した。耐性が優秀であるため、相手の技構成次第では素ねむりでも十分に間に合う。

特性:一撃必殺技を無効化するがんじょうで確定です。

 一方、じりょくはバトルタワーでは使い道がほぼ無いでしょう。味方が鋼タイプに滅びの歌をする⇒ジバコイルに交代する⇒じりょくで交代できないため、滅びの歌のターンを解除できない、という使い道はありますが、限定的です。

持ち物:さいみんじゅつ対策としてカゴの実を採用しました。

ジバコイルの役割まとめ
・一撃必殺技を受ける。
・耐性を活かして様々な相手を受ける。
・電磁波で味方のサポートをする。


個別解説③フワライド

種族値:150-80-44-90-54-80
特徴:ゴースト+ひこうという固有の複合タイプ、かるわざという固有の特性を有する。また、補助技が豊富である。

能力値:223-80-105-100-93-106
 物理を受けるため性格はずぶといにし、Bを最大まで上げた。種族値が44であるため、最大でも105です。低すぎるだろ・・・。

 とはいえ、代わりにHPが高いため、物理の耐久指数は無振りメタグロス(155-150)と同等です。おにびもあるため、うまくいけば物理を受けることができます。

 Sはクレセリアを意識し106まで上げました。かるわざが発動すればほとんどの相手の上をとることができます。

技:シャドーボール、めいそう、おにび、ねむる

シャドーボール:タイプ一致技として採用した。

めいそう:抜きエースというよりは、要塞化を目指す。

おにび:物理アタッカーを機能停止にする。命中率は低いが仕方ない。本技とめいそうにより物理と特殊の両方を完封する展開が理想である。

ねむる:回復手段として採用した。必須である。

特性かるわざで確定です。ねむる+ラムの実で自発的に発動できます。先制でおにびやねむるをすることで、相手を完封するのが狙いです。

 一方、ゆうばくは弱いです。耐久型が瀕死になっている時点で駄目です。

持ち物:さいみんじゅつ対策に加え、ねむるを採用したためラムの実にしました。カゴでなくラムにした理由は、ジバコイルと比較して、フワライドの方が麻痺や混乱といった他の状態異常に弱いためです。

フワライドの役割まとめ
・ジバコイルが苦手な地面、格闘を受ける。
・おにびで物理アタッカーを機能停止にする。
・めいそうで要塞化を目指し、相手を完封する。

21戦目(クロツグ1回目)の試合内容

1匹目:ミロカロス
 カイリキーにとって最悪の相手である。上から必中さいみんじゅつ+ハイドロポンプを打たれるからである。仕方なくジバコイルに交代することとした。

 しかし、さいみんじゅつ2連ヒットからのハイドロポンプ3連ヒットでジバコイルが何もできず倒されてしまった。相手のミロカロスもノーガードかと疑った。仕方なくフワライドで粘ることとした。

 ハイドロポンプのPPが枯れたため、フワライドのめいそう+ねむるでミロカロスを受け切ることができた。シャドーボール連打で倒した。

2匹目:カイリュー
 おにびが当たったためフワライドで受け切ることができた。狙い通りである。

3匹目:ドサイドン
 シャドーボール連打で倒した。がんせきほうを打たれていたら倒されていたが、その場合はカイリキーで勝ちである。まさかのフワライドで3タテであった。

 ちなみに、初手がドサイドンの場合はカイリキーの起点にできます。みがわりを残せばミロカロスにも対抗できますし、2積からのストーンエッジでカイリューは1発です。

49戦目(クロツグ2回目)の試合内容

1匹目:クレセリア
 またしてもカイリキーにとって最悪の相手である。めいそうを積み切られたらジバコイルでも受け切れないし、追加効果のDダウンもこわいため、フワライドで対抗することとした。

 めいそうの積み合い合戦はフワライドに有利だと思っていたが、実際はそんなことはなく、ギリギリでの勝利であった。おにびの定数ダメージが大きかった。

2匹目:ヒードラン
 マグマストームが外れたため、シャドーボール連打で倒し切った。

3匹目:レジギガス 
 おにびが外れ、返しのエッジで倒された。カイリキーで余裕だが、念のためジバコイルを出して電磁波をした。かわらわり連打+急所で倒されるが、カイリキーのばくれつパンチで勝利した。

 ヒードランをばくれつパンチ1発で倒せないため、光の粉で回避されていたら危なかった。また、クレセリアが普通に厳しかった。


パーティの欠点

①素の状態でSが高いポケモンがいないため、上から制圧されるとキツイ。
②ガブリアスに3タテされた。サワムラーにも3タテされた・・・。
③フワライドでめいそう6積みしたときに限ってノーマルタイプが出てくる。おにびを当てても眠られるとキツイ。
④特性こんじょうがキツイ。
⑤ノーガードは雷や吹雪も必中で受けてしまう。

 以上より、本パーティも50戦目以後は厳しいです。いや、49連勝も大変です。3体とも活躍できる展開になると強いのだが、なかなか思うようにはいきません。

まとめ

 カイリキー、ジバコイル、フワライドという好きなポケモンで49連勝を達成することができた。なかなか扱いは難しかったが、狙い通りの展開になることもあり、使っていて楽しいパーティであった。

ご覧いただきありがとうございました。







 




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