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妊活を決意するまで③

元々、子供と触れ合う機会がなく
子供が好きか、と聞かれたら
関わり方が分からないから苦手。
でも自分の子供は欲しい。

と言う回答をするタイプでした。

子供自体と触れ合いたいと言うより、
両親が私を育ててくれたように
私も自分の家庭を築きたいという
願望が強かったです。

入籍から約2年
結婚式から約1年経過しても
なかなか子宝には恵まれず
気が付けば31歳に。
(本当は30歳のうちに妊娠したかったのに!)

「新婚」とも呼べなくなってきた頃
私はだんだんと焦り始めました。

自分より後に結婚した友達や
後輩が妊娠していくのをSNSで見ていると
黒い気持ちでいっぱいになるのです。

前までは、子供の話を振られても
「今は2人の時間を楽しみたいから♪」と
本心で返せていたのに、
徐々に、その質問が「まだ妊娠しないの?」と
急かされているようにも聞こえ、
そのような話題を振ってきそうな人
(悪気なくズバズバ質問してくるタイプの人)は
少し距離を置きはじめてしまいました。


生理日や排卵日予想をしてくれる
ルナルナのアプリを有料版に切り替えて、
カレンダーを見ながら
タイミングを取るようになりましたが効果無し。

基礎体温を測るようになってもなかなか安定せず、
毎朝鳴るピピピという電子音自体が
ストレスとなり始めていました。

自分がずっと認めたくなかった言葉、
「不妊症」というワードが頭を巡ります。

この名称、病気みたいで嫌なんですよね。
身体は元気なのに、生理は来るのに、
なんで!?って思ってしまいます。

不妊を受け入れるまでには
時間がかかり、精神的にもかなりキツかったです。


そして厄介なことに、私の性格は
・失敗したくない
・完璧主義
・努力をしているところ見せたく無い
・弱音を吐くことがとても苦手

特に最後については、
とにかく自分を知っている人には話せないんです。むしろ仲良く無い人のほうが話せるかも。
(これが自分の悩みでもあります。)

誰かに、妊娠したくても出来ない、
と言う相談は到底出来ませんでした。

努力しても出来ないもの
それが「妊娠」なんだと突きつけられ、
とても孤独でお先真っ暗な状態でした。


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