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狼と香辛料 2話

おはこん世界の皆さん、まろんです。

もうポカポカ春日和ですね。北の方に住んでいるのでつい最近まで厚手の革ジャン着てたのですが、さすがに脱ぎ捨てました、またのご活躍は半年後くらいですかね。


さてさて、早速ですが狼と香辛料の2話見ました。予告で分かっていましたが、雨で濡れたからとはいえホロが平気で素っ裸になってロレンスをからかう様子は、えっちだ...と感じると共にこのホロがロレンスより優位に立つ様子が見ていて微笑ましいんだよなとか思ったりしていました。
いやまあ、えっちでしかないですけしからん。

嘘を聞き分けられる賢狼ホロ

物語では2話目にして早速ロレンスの本業、商人としての会話が多くなってきました。耳と尻尾が目立つホロは外套をかぶせてそれを隠し、妻という設定の上商人同士の会話を聞いています。

ある商人ゼーレンがこんな商談をロレンスに持ちかけました。なんでも現在発行されている銀貨が、近々銀の含有量を増やして再発行されるらしい、と。つまり古い銀貨を大量に集めておいて新しい銀貨と交換すれば、新しい銀貨の方が貨幣としての価値が高いため差額の分だけ大儲けできるというもの。この話を聞いたロレンスは部屋に戻ったあとホロに、「あの小僧の話どう思う?」と。ホロはその自慢の耳で大抵の嘘は聞き分けることができる。そんなホロはロレンスに向かって、「嘘をついていると思う」と。しかしここで重要なのは、嘘の内容ではなく、なぜ嘘をついているのか。確かに嘘をついている理由こそがゼーレンが話を持ちかけた理由そのものになるため、そこの裏をかけばロレンスは逆に相手を出し抜くことができるかもしれない、ということですね。どちらにせよロレンスはゼーレンの話に信じたふりをして乗ることにしました。次回あたりから商人同士のバトルが見られるのでしょうか、楽しみです。


農民たちは空気に正確

「時は金なり」

ロレンスの言葉にホロは面白いと。時間があればその分お金が稼げる。

対してロレンスはホロに、お前が見てきた農夫達も時間には正確だと思う、と。

ホロは、やつらは時間に正確ではない、空気に正確なのだと。

「やつらは夜明けの空気で目を覚まし、朝の空気で畑を耕し、午後の空気でくさをむしる。雨の空気で縄をない、風の空気で作物の心配をする。春の空気で芽吹きを喜び、夏の空気で成長を楽しみ、秋の空気で収穫を笑い、冬の空気で春を待ちわびる。」

我々現代人はどちらかと言うと時間に正確な商人タイプ。でも確かに農家の人は朝は早いけど時間に縛られず、どこかゆったりと過ごしているイメージがあります。農家が大変だと思うのは、結局我々が朝早いとかそういう"時間"を見ているからであって、農家の人はもはや朝起きる時間とか気にせず、"空気"を肌で感じて日々を過ごしているのかもしれないですね。

今回の締め

会話の端々から頭使う内容が垣間見えて、これが好きでこの作品を追っているんだと再認識しました。まだまだ賢狼優位な会話が続きそうな予感、来週も楽しみです。

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