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【サウナレポ】スカイスパYOKOHAMAが温浴施設の新世代だった【サウナシアター】
ご機嫌麗しゅう。火の中水の中草の中サウナストーブの中、火中の栗です。
ずっと休職中の身でしたが、いよいよ復職が近づいてきた・・・。
平日に自由に動けるうちにいいサウナに行っておこう!
ってなわけでスカイスパYOKOHAMAに行ったら温浴施設の新時代を迎えていたので、激推ししていきたいと思います。
スカイスパYOKOHAMAとは
スカイスパYOKOHAMAは横浜駅直結(とは言っても少し歩く)のビル、スカイビル14階に位置する温浴施設。
サウナ好きであれば知らない人はいないだろう。
なんて言ったって、サウナーのバイブル・漫画『サ道』1巻の最初の話「session 0 サウナトランス」の舞台がスカイスパなんだもの!
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エントランスには書き下ろし?のイラストが飾られていてファン歓喜。
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平日はフリータイムで22時までいられるし、コワーキングスペースやリクライニングスペースも完備。
サウナに入って本を読んだりゴロゴロしたり、はたまたちょっと作業したりと一日居られる施設なのだ。
良すぎポイント①:とにかくサウナが良い
サウナは二つ。
漫画『サ道』に登場した代名詞・メインサウナと、セルフロウリュ可能なロウリュサウナ(Number 2)だ。
公式HPから拝借した画像をご覧あれ。どちらも気の温もりとサウナストーブのイカつさが同居した最高なサウナ室だ。
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メインサウナの窓からは、横浜の景色が眺められる。
下の写真は、似たアングルが望める休憩室からの眺め。
サウナ室窓際の丸太に座って眺めれば、それだけでもうヘヴンだ。
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男性浴室では、1時間ごとにメインサウナでアウフグースが行われる。
少し時間を合わせればいつ入ってもアウフグースが受けられるのはとてもありがたい。めちゃくちゃお得に感じるよね。
良すぎポイント②:水風呂と大量のととのい椅子
サウナでしっかり温まったらサウナ浴のメインディッシュ、水風呂だ。
広めの水風呂は常に15℃をキープ。具合によっては14℃くらいになっていることも。これがベストな温度なのよ。
すぐ隣にはバイブラ付きのぬる湯もある。水風呂に入るほどじゃないけど少しクーリングダウンしたいな、という時に最適なのだ。
水風呂を出たら、壁際には大量のととのい椅子が並べられている。
浴室の奥には3席だけ、ミスト付きの空間もある。
人気のある施設は座る場所不足が心配だけど、これだけあれば安心でしょ、ってくらいに置いてある。
良すぎポイント③:サウナシアターがやばい
スカイスパYOKOHAMAを新世代に押し上げた張本人、サウナシアターがとにかくやばかった。
サウナシアターは2021年に誕生した、館内着を着て入る男女混浴の中温サウナだ。
他では見たことのない横長のサウナストーブと巨大な室内が特徴で、温度は65℃程度とのこと。
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これまでサウナシアターの存在は知っていたし、スカイスパにも何度か来ていたのだけど入ったことがなかった。
館内着が汗まみれになるし、中温でしょ?それならアチアチのメインサウナに入れば十分でしょ。って思ってた。
しかし、その偏見を見事に打ち砕いたのが、”SAUNA MEDITATION”と愉快なアウフグースだった。
SAUNA MEDITATION
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SAUNA MEDITATIONはサウナシアターの中でヨガと瞑想をするプログラム。
インストラクターさんの案内に従ってヨガのポーズを取り、瞑想をする。
これがめちゃくちゃ良かった。
サウナシアター内は照明を落とされ、ふわふわしたアンビエントサウンドと虫の声、小川のせせらぎのような環境音が流れている。
50℃にまで温度を落としたサウナストーブに、爽やかな香りのするアロマ水が注がれる。
そんな素敵な環境の中で、Wii Fitトレーナーのようなインストラクターさんによるヨガレッスンが始められる。
座ったままだったり、寝転がったりして行う緩やかなヨガが身体をほぐしてくれる。
25分間のヨガを終えてクールダウンルームで身体を冷やした後は、15分間の瞑想プログラムが行われる。
これもめちゃくちゃ良かった。
サウナ室内であぐらをかき、目を瞑って呼吸を数える。
身体の状態や流れる汗、環境音に集中して、考えるのではなく感じる。
終盤には横になり、さらに思考を捨てる。
15分があっという間に感じられるほどに素敵環境に浸ることができた。
アウフグース:HELL TIME!!!
サウナシアターではアウフグースも行われる。
もちろん館内着を着て、男女混浴だ。
この日は19:30からの永井テツヤ&箸休めサトシのベテランコンビの会を受けることができた。
これがね、めちゃくちゃエンタメ性抜群で感動したのよ。
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近々アウフグースの大会に出場予定の箸休めサトシさんが、若い猛者たちに負けないようにエンタメ性に振り切った演技を考案。その予行演習をやります、と宣言して始まった。
その名も”HELL TIME”(と言ってたけど「その名も」かはわからん)。
デスメタルを流しながら行う超ハードコアなアウフグースだ!
サウナストーブ上部のスクリーンでは映画『300 〈スリーハンドレッド〉』の戦闘シーンが流されている。
重装歩兵によるファランクス。空高く投擲された槍は、敵兵の喉元に突き刺さる。入り乱れる乱闘。血に飢えた重装歩兵達。
スピーカーからは暴力的なデスメタルの重低音リフが鳴り響く。
アロマ水が暴力的に振り撒かれ、スパイシーな香りと共に体感温度が上がっていく。
箸休めサトシ氏が歩兵の歩みを先導するようにサウナ室を駆け回り、タオルを振り回す。
かと思えば、ヴィジュアル系バンドに群がるバンギャ達のように折り畳みの姿勢で観客に熱波を送る。
次の瞬間にはタオルを高く放り投げ、前転をしてからキャッチする。
なんだこれ、めちゃくちゃすごいぞ。
何度もアロマ水やクラッシュアイスをサウナストーブに振りまき、一瞬遅れて灼熱の風がシアター内を駆け巡る。
タオルを投げ捨てた箸休めサトシ氏が、ラドル(ロウリュに使う柄杓のこと)を2本、十字に構え「悪魔どもめ〜〜!!」と悪魔祓いに興じる。
14分間の演目(箸休め氏は何度も”14分ね”と強調していた。本番通りの時間なのかも)があっという間に終わった。
こんなアウフグースができるのは、世界広しといえどもこの場所、サウナシアター以外には有り得ないだろう。
温浴を超えた、エンターテインメントとしてのサウナがそこにあった。
これこそ新世代のサウナと呼ぶにふさわしいだろう。
明日も行ってくるよ!
明日、10月26日はサウナ皇帝、井上勝正氏のアウフグースがサウナシアターで行われる。
井上勝正氏は、僕が最も信頼する熱波氏だ。
サウナのポテンシャルを最大限引き出し、いたずらに熱波を送るのではなく、ロウリュの蒸気を充分行き渡らせるためにタオルを振る。
その独自のスタイルは<ゴールドエクスペリエンスレクイエム>と名付けられ、「終わりのないのが終わり」という黄金体験をもたらしてくれる。
僕は巣鴨のサンフラワーと新橋のアスティルで何度か黄金体験をして、惚れ込んでしまった。
「ネーネーネー」「パーパーパー」「ぱねっぱ!」という不思議な呪文はここでも聞くことができるのか。
楽しみでやんす!!
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