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育児ノイローゼ主婦から占星術講師への軌跡



初めまして。小河久美(おがわひさみ)です。

私は現在、占星術とコーチングを融合させた「ブレイン星読みコーチング」主宰として、

・自分の特性や個性を活かした仕事をしたい
・けど、自分には特に大したスキルや能力がない、と自信を持てない人
・人の役に立ちたいけど何をどうしたらいいのか分からない
・セラピスト、カウンセラーなど人と接する仕事のスキルアップをしたい

方に向けて、占星術という「自己分析ツール」によって
その人に合った方向性や資質の活かし方をお伝えするだけでなく、
さらにコーチングを使って「その日からできる行動」を設計しながら目標に向かうまでのロードマップを作成しています。

西洋占星術講師歴約5年、個人鑑定人数は約1000人以上。
QOLコーチングの認定トレーナーとしてコーチング講座も開催しています。

現在47歳。
プライベートでは、10歳上の夫、小学5年の娘、小学3年の息子、マルプー犬(♂)の5人暮らし。

起業して8年目を迎えますが、起業するきっかけはこんな感じでした。


不育症、育児ノイローゼの暗黒時代

私が結婚したのは30歳を目前にしたとき。

それまでは、大手損害保険会社にて自動車事故のクレーム処理、示談交渉、保険金支払いまでの一連の業務をこなす損害調査課という部署に正社員として7年間働いていました。

示談交渉というのはかなりメンタルがやられる人も多く、今でいう「カスハラ=カスタマーハラスメント」が当たり前の時代。
辞めたい、、、と何度も鬱手前になりながらも気づけば7年間続いていました。

30歳目前になって、3年間付き合っていた彼氏と結婚目前で別れ、そこから怒涛のお見合いの日々。

もうこれで最後にしよう、と諦めかけた最後のお見合い相手が今の夫です。

そして念願の寿退社をし、楽しい新婚生活が始まると思いきや、、、

子供が産めない私はダメだ、、、

結婚したら当たり前に子どもができると思い込んでいた私。

最初妊娠が発覚したときは「母になる」という期待でいっぱいに。
     ↓   ↓
※こちらにも詳しく書いています。

でも、そんな期待も虚しく
突然の出血であっけなく流産。

かなり落ち込みましたが、次こそ大丈夫!と自分に言い聞かせて
3か月後にまた妊娠発覚。

でも、また流産。

その次も、その次も、、、、、。

結局、娘を出産するまでに5回の流産を経験しました。

当たり前だと思っていたものが当たり前ではない、
頑張れば手に入ると思っていたものが手に入らない、
今までしてきた勉強などで解決できない、

色んな「できない」が押し寄せてきた私は、完全に鬱になっていました。

泣いてはわめき、パニックになって道路に飛び出したり
ベランダからずっと下を見下ろしていつ飛び降りようか、と考えていたり
夫とは大喧嘩したり離婚寸前までいったり

あの時期は人生の「底」を這っているような感覚でした。

家に引きこもっているとどうにかなりそうだったので、
とにかく外に出よう、、、と手当たり次第に興味のある資格を取ったりパートをするように。

アロマセラピストとして老健施設でお年寄りにマッサージしたり
子供英会話講師として子供英語塾の先生をしたり

気を紛らわすように、色んなことをやっていたある日、
その時はやってきました。

奇跡の妊娠、そして出産

養子を迎えることや、このまま夫と2人でもいい、などと少しづつ気持ちが切り替わっていったある日、妊娠していることが発覚。

また、、、流産したらどうしよう、、、
とトラウマがよみがえりつつ、通っていた名古屋の不育症専門の病院に。

お守りを握りしめて、いざ検診台へ。
すると、、、

「心拍が確認できました」

と、先生の声を聞いたとき、一気に力が抜けて涙が止まらなかった私。

毎日、お腹の子が生きているか不安になりながらも、順調に育ち、2013年に長女を出産しました。

そして、その2年後に今までの苦労が嘘のようにあっけなく第二子の息子を妊娠、出産しました。

これでめでたしめでたし、と思いきや、、、

「子供がかわいく思えない」重度のノイローゼに

もともと生真面目で完璧主義な私。
ずっと泣いてばかりで全く寝ない娘に翻弄され、どんどんストレスが溜まっていく日々でした。

夫の転勤で、知り合いもいない土地で地元からもかなり離れているところに住んでおり、ずっと家にこもって子供の相手。

毎日外に連れ出したり、寝かしつけをしたりする繰り返しの日々に理性を失っていき、弟にやきもちを焼いていたずらをする娘にどんどん腹が立っていきました。

そして、気が付くと笑うこともなくなっていて、娘に対して毎日冷たく接してしまう、、、でも自分でもどうしようもない、、、
そんな状況を反映したかのように、娘が夜中に突然起きて激しく泣き出す「夜驚症(やきょうしょう)」になり、私自身も精神的に追い詰められていったのです。

しかも夫が20年間務めた企業を突然退職し、転職活動中という状況も不安を誘い、私のメンタルがかなり不安定になったため診療内科に通いましたが、効果なく通院もやめました。

鬱々としながら子育てをする日々。

もう、、、一人でいたい、、、
育児なんてもうしたくない、、、

なんで私ばっかり、、、

と、お経のように毎日心の中で唱えていたのです。

そんな私を心配して、夫が私にぽろっと言った一言が、私の「きっかけ」になりました。

「自分の世界を作ったほうがいい」を言われ、起業の道へ


「久ちゃん、自分の世界を作ったほうがいいよ。このままじゃ壊れちゃうよ」

そう、夫に言われたのです。

自分の世界って何?
育児以外で世界を持っていいの?

それから、何かにとりつかれたようにネットを見るようになり、とあるひとりの女性起業家のブログが目に留まったのです。

その方もママでしたが、大勢の女性の前でセミナーをしたり、ズバッと本質を突いた記事が当時の私に刺さり、気が付くとその方の個別相談会の申し込みボタンを押している私がいました。

その方は起業コーチの方でしたが、会って話をしたその日に、勢いで起業講座に申し込み(当時は6か月で12万。今から考えると超破格で良心的すぎる、、)をし、その日から私の起業生活がスタートしたのです。

ファッションで起業するも赤字の3年間

勢いで起業したものの、得意なこともスキルも能力も無かった私。

何で始めればいいのかわかりませんでしたが、唯一好きで夢中になれるもの、、、と言ったら「ファッション」だったのです。

アパレルで働いた経験も無かったのですが
とりあえずフェイスブックから!ということで毎日毎日発信することから始め、一日50件以上いいね回りをし、、、

という昔なつかし肉体労働でしたが
新しい世界に飛び込んだ私にとっては、すべてが新鮮で苦にはなりませんでした。

むしろ、あれだけ苦痛だった育児も、他に集中することが見つかったせいか、以前ほど気にならなくなっていたのです。

でも、起業コーチに手ほどきを受けながら発信、集客をするも閑古鳥。

1年に2,3人お客様が来るかどうか?くらいの勢いで
さすがにこれが3年間続いたとき、現実を見て「やばい、、、」と気づいたのです。

「やっぱり私は何をやってもダメか、、、」
「投資ばかりで家族にも迷惑かけてばかり」
「それもこれも、ファッションのスキルが無いからダメなんだ」

そんな風にすっかり自信が無くなって動けなくなってしまった私。

そこですべての行動をストップしてしまいました。

そんなとき、とある方のブログをなんとなく読んでいると、
その方が1冊の本を紹介していて、それが目に留まったのです。


1冊の占星術の本が私の人生を変えた

その方が紹介していた本がこれ。
  ↓    ↓

星読みに関しては、実は最初に教わった起業コーチが少し勉強されていたこともあり、知ってはいたものの、自分でやろうとか全くそれ以上は思わなかった私でしたが

なぜかその本は「読まなきゃ!」と直感で感じ、すぐさまポチって購入。

届いて最初に自分のホロスコープを読み解いたとき、衝撃が走りました。

「なんだ、私って色々持ってんだな、、、」

そんな風に「安心」して、泣いたのを覚えています。

そこから寝食を忘れるくらいホロスコープの分析に没頭し始め、面白くてしょうがない!これはみんなに知ってほしいーーー!

と、ホロスコープについて発信し始めると

「知りたい!」という声が多くなり、あれよあれよという間に星読みの個人鑑定をするように。

そして個人鑑定を受けられた一人のお客様から

「私に星読みを教えてほしいです!久美さんにお願いしたいんです」

とアツいオファーを受け、占星術講師としてデビュー、今に至ります。

「占い」としての星読みではなく「行動できる」星読みがしたい

占星術講師をするようになって3年が経ったとき、
私の中で何かモヤっとするようになりました。

それは、

「どれだけホロスコープで自分の強みや特性を知ったとしても、
本人が知った後に行動を起こさないことには何にも現実変わらない」

ということ。

それが、占星術をしているときのジレンマだったのです。

詳しく知れば知るほど、それで満足して終わってしまう、、、
「変わった気」になって、結局また元通り、、、

それって、「ただの占い」と変わんないよね?

そう思った私は、今までのお客様を分析した結果、一つの結論に至ったのです。

『脳の認知を変える』

例えば、「あなたは行動できる星を持っていますよ」と言ったとしても

その人が「行動できない思い込み」があれば、できないのです。

もうそれは占星術の域ではなく、「脳の仕組み」の問題。

つまり、その人の脳にインプットされている「思い込み」「思考クセ」を書書き換えるというもう1ステップが必要だったのです。

そこで、脳にプログラムされてきた認知のゆがみを再プログラムする「NLP(=脳神経言語プログラム)」を学び、

さらに、このNLPに、対話形式でその人の口から答えを引き出すコミニュケーション方法であるコーチングを融合させたQOLコーチングを学び、トレーナー資格を取得。

「その瞬間、行動できる占星術」をコンセプトに現在セッションや講座、セミナーを開催しています。

「私には何もない」から始まり今の私がありますが、
本当は何もなかったわけではなく、

自分の個性や特性の活かしどころや活かし方が間違っていただけ。

自分の生まれ持ったせっかくのギフト=個性を取り扱えず、才能を持てあましている方が少しでもその才能を社会に役立てられるようなものに昇華していくサポートをしてまいります。

そういう大人が増えれば、その背中を見ている子供たちももっとのびのびと生きられる世の中になると信じて活動しています。