偏愛を語る vol.6 〜麻生久美子〜
好きな女優は誰?
と聞かれると、迷わず「吉岡里帆」と答える。
理由は、考え得る100点の模範回答だから。
誰もが知っていて、間違いなく可愛いから、誰もが納得する。
つまり、場がうまくまとまる。
でも、心許せる人から同じ質問をされると
間違いなく「麻生久美子」と答える。
麻生久美子の魅力を挙げればキリがないが、
非常に残念な点が1つある。
それは、名前を聞いてピンと来る人が少ないこと。
そういう人は大概、その後グーグルで名前を調べて「あぁ!」となるが、
お互いの共通認識が生まれるまで「調べる」という工程が必要なことが多い。
それが残念な点であり、圧倒的魅力だと思っている。
麻生久美子は「贅沢な薬味」のような女優である。
周囲の中で輝き、周囲を輝かせる事が出来る女優。
主演を張るような「派手な華」は持たないが、
その役を麻生久美子が演じるか、他の女優が演じるかで、
その作品の「味わい」が大きく変わってくる。
オススメ作品は、かの有名な「時効警察」はもちろん、
「おと・な・り」や「モテキ」も薬味が良い感じに効いてる。
改めて色んな作品を見てみると、
子供っぽい可愛らしさもあり、大人っぽい綺麗さもある。
そして、年を重ねると共に、魅力が深くなっていく。
そんな素晴らしい大女優であり、ズルい女性なのである。
あぁ、すこ。