人生を変えた一言。「明日は生きてないかもしれないんだから...。」
2012年9月〜2019年9月まで、ベトナムに住んでいた。
それまで全く海外に興味がなく、英語も話せず、それなのにベトナムへ行こうと思った。
きっかけは、ある人の言葉。
「もしかしたら、明日は生きてないかもしれないんだから、悔いのないように生きないといけない。やりたいと思ったらやっときなさい。」
2011年。東日本大震災。
私は神奈川に住んでいたので、被害もなく、ただただ、東日本の報道を見てた。
私でも何か出来ることあるかもしれない。
2011年4月。宮城県へボランティアに行き、約1年間現地に住んで、災害支援をした。
その時に出会った方の言葉。
「もしかしたら、明日は生きてないかもしれないんだから、悔いのないように生きないといけない。やりたいと思ったらやっときなさい。」
誰も、予想してなかった出来事。
実際に、被災され家族や友人を失い、辛い状況を経験した人たちの言葉は重かった。
健康に生まれ、不自由ない生活ができることの幸せ。
当たり前のことが本当はものすごく幸せで、有り難いことなんだと気づかされる。
やりたいと思ったらできる環境がある。
今しか、そのタイミングでしか、できないことがある。
やるかやらないか迷うなら、とりあえずやってみる。
そう気づかせてくれた。
その後、ベトナムで農業をやらないかと友人に誘われ、ベトナムがどんな国かもわからないまま、ノリで行った。
今行かなかったら、ベトナムに行くことはないかも知れない。今がタイミングなんだって思ったから。
その後、ベトナムでは8年間、三都市に住み、休みになると、各地に旅行へ行った。
ベトナムが大好きになった。
あの時の言葉がなかったら出会え出なかった景色、人、経験。
それからは、なんでもとりあえずやってみてから考えることにした。
やってみて、ちょっと違ったらやめればいい。
行動することが大事なんだと思えた。
そしたら、たくさんのやりたいことが生まれ、楽しいこと、好きなことが増えた。
楽しいこと、おもしろいこと、好きなこと、幸せなこと、嬉しいことを察知するアンテナが鋭くなった。
これからも、やりたいと思ったことは、素直に行動に移せる自分でいたい。
あの時のあの言葉が、今の自分の中に生き続けるように。