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母と賀茂鶴
母もお酒が好きだ。母は角ハイを愛している。
母もたくさん飲むタイプではなく毎日1~2杯だけ飲みたいようだ。
角瓶が空になりかけていたのでもうなくなるよと伝えたら、
8割ほど減った業務用の4Lが出てきたのにはちょっとひいた。移し替えていたらしい。
そんな母は日本酒には疎く、先日わたしの自宅まで車で送ってもらう途中「あんたらに持って帰ってもらおうと思ったお酒があったのに」と言い出した。
わたし:なんていうお酒?
母:もらいものだからわからん。でも母さん日本酒飲んではじめておいしいなーと思ったよ。金箔がはいってた。
わたし:うん、それは賀茂鶴のゴールドじゃない?
母:わからん。母さんは日本酒わからんもん。
わたし:いや、金箔入ってるって言われてまず広島県民が思いつくのは賀茂鶴のゴールドでしょ。
※酒どころ、広島県民。
母:そうなん?ひょうたんみたいな形の瓶のやつよ。
わたしと夫:はい確定。
というやり取りがあった。
***
地元ではド定番なお酒なので、贈り物につかうばかりであまり飲む機会がなかったかもしれない。
あらためてゴールド賀茂鶴について調べたことを簡単にまとめておく。
参考:賀茂鶴酒造HP
・賀茂鶴酒造 広島県東広島市西条にある創業150年の老舗酒造。かもつると読む。
・大吟醸特選ゴールド賀茂鶴は2014年にオバマ大統領来日の際の会食で安倍首相が手にする姿が話題となった日本酒として有名。
・1958年(昭和33年)、金箔入り大吟醸のさきがけとして発売。現在金箔は桜の花びら型である。これは1974(昭和49)年に昭和天皇ご夫妻の金婚式が催された際、桜の花びら型に金箔を切り抜いて盃に浮かべて乾杯できるよう工夫したことから。
・ラベルには夫婦鶴が描かれており、一生添い遂げるという意味がある。縁起が良いので晴れの席やギフトによく用いられる。そういえば大体いつも正月に家にあるような気がするよ、母さん。
・公式では金箔を愛でるだけでなく小物に貼れることを紹介している。「うまく貼れなければ是非もう一本、ゴールド賀茂鶴を (笑)。」と、ちゃっかり営業までしている。
・やや辛口よりな飲みやすい酒で、冷酒がおすすめだがロック〜ぬる燗までOKな万能選手。爽酒になるのかな。
日本酒の「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」とは? 【専門用語を知って、日本酒をもっと楽しく!】
・酒米については酒造好適米100%としか書かれていないので不明。ブレンドしてある?
さっぱりした素材の味を楽しむようなものが良いようなので野菜スティック、もろきゅうとかと合わせてみよう。ゆでだこの刺身を酢味噌につけて食べるのも合いそうだな。