他人の子どもに貢ぐ未来を想像して長生きしようと思った
昨夜、気まぐれに連絡してくる友人と1時間ほど電話。
美人な嫁さんと可愛い子ども。一軒家にマイカーを所持する一家の大黒柱という立派すぎる人間になってしまったことに寂しさを覚えるが、根本的には出会った10数年前と変わらないので安心する。
その日は珍しく愚痴を聞いてくれモードだったのでソファーで寛ぎながら適当に慰める。働きまくって子育てもして。まぁ、自分には想像できないほど大変なのは伝わってきた。
話の流れで「お前はこの先も結婚しないの?」とか聞かれたので「俺はお前の子どもに貢ぐわ」と答えた。
時折り家にやって来てはオモチャをくれるおじさん。めっちゃ子どもにモテそうじゃないか?知らんけど。
笑い合いながら楽しげな未来の話をする。
思えばここ数年はメンタルも弱りまくり未来に対してネガティブなことしか考えていなかった。
そんな自分が他人の子どものことで明るい未来を夢想していた。冷静に思い返すとロクでもないが。
「〇〇(子どもの名前)がデカくなった時、お前の家にひとりで遊びに行ったりしそうで怖い」と笑いながら言われる。
なにそれ素敵じゃん。
まだ単語程度しか喋れない友人の子ども。今後の成長が楽しみでしかない。仮面ライダーとかにハマったら変身ベルトをプレゼントしよう。俺が好きなアイドルグループを布教してやろうかな。そんで一緒にオタ活できたら最高。
勝手な想像をして、未来が少し明るく見えた。
素敵なおじさんになろう。そんで長生きしよう。
一時的な感情かもしれないけれど、久しぶりに生きる気力が湧いてきた。