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久々にCDコンポの電源を入れた

20代後半に付き合っていた子は6こくらい年下だった。部屋にCDコンポがあるのを見ると「ゲームでしか見たことない!オシャレだね」なんてことを言われた記憶がある。この子の年代にしたらCDを買うこともそれを再生する機器があることも普通ではないのだろうか。少しショックを受けた。

配信が主流になっていく中、時代に迎合しないぞとCDを買い続けていたけど、そもそも自分だってPCに取り込みiPhoneで聴いていた。ただのディスプレイと化していたCDコンポ。いつの間にかSpotifyに課金していた。

こういうご時世でテレワークの日々を送り、仕事中はラジオを垂れ流していた。しかし最近はなんだか集中できなくなり、なんとなく久々にCDコンポの電源を入れた。家にあるCDから最近あまり聴いていなかったのを選んで流すと思いのほか仕事が捗った。Spotifyで聴いているとその気軽さと量の多さから、選ぶのに時間がかかったり、途中で選曲し直したりと、余計な時間が発生していた。しかし、CDをコンポに入れると途中で別のにしようという気持ちにならなかった。

おそらく買ってから15年くらい経過している年季の入ったCDコンポ。それでも音には異常もなく、やっぱり圧縮されたデータよりも音質は良い。あぁ、こんなの買ってたなってやつと久々に再会したり、あらためて聴き直すとめっちゃ良いなってやつもいた。

金がないので新譜を無尽蔵にチェックできるSpotifyはありがたいので今後も付き合っていくつもりだけど、家にいる時はCDで聴くことにしよう。昔レンタルして聴いていたやつも、CDとして買い直そうかななんて思った。

そんな新年度7日目の夜。



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