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室生寺へ
先日、長谷寺と室生寺へ行ってきました。
長谷寺は数年前の2月の真冬に訪れました。その時はガラガラだったのですが、流石に今回は人はいました。近鉄の長谷寺駅から徒歩20分ほど。長谷寺へ向かう道中のお店を見るのも楽しみの一つです。
必ず買うのが名物のよもぎ餅!熱々のよもぎ餅を買って、食べながら長谷寺に向かうのが楽しいんです。
長谷寺に到着です。
紅葉は見頃には少し早かったのですが、丁度色づいた木々も楽しむことが出来ました。
この長い回廊がとても雰囲気があって好きなんです。
長谷寺だけで帰るつもりが、せっかくここまで来たんだし、ついでに室生寺も行っちゃおうかな、と思い立って帰り道とは反対方向の電車へ。室生口大野駅で下車して、1時間に一本のバスに揺られ、終点の室生寺へ。
初めての室生寺。バス停から5分ほど歩きます。
参道も土産物屋が並んで賑やかでした。
見頃の紅葉もありました。
真言宗室生寺派大本山室生寺。資料の一つには、奈良時代の白鳳時代に天武天皇の勅命で建立されたお寺と伝えられています。
真言宗の重要な道場の一つとして、篤い信仰を集める室生寺。
五重塔は平安時代初期に建立されたそうです。
目指すは奥の院!
仁王門。この後、実際奥の院までどれくらいの距離があるのかわからないまま進んでいきました。(笑)思ったより遠い山道でした。
弥勒堂を過ぎ、金堂、本堂へ。そしてやっと五重塔へ到着です。
総高16・1メートル。屋外に建つ五重塔では国内最小だそうです。小さな国宝五重塔。
ずっと佇んでても飽きません。毎日見ているのは興福寺の五重塔なのですが、このサイズ感もとても好きです。毎日塔を見ると心落ち着くのは、実は塔マニアなのかも知れません。
奥の院に到着です。
遠方からのリピーターも多いという室生寺、軽い気持ちで立ち寄ったのですが私もファンの一人になりました。
奥の院からの眺めです。
山の中のお寺の綺麗な空気に触れ、身体を浄化してもらったような心地で帰路につきました。
帰りは近鉄からJRに乗り換えまほろば線で帰りました。京終駅ホームに咲く金木犀。
奈良の秋は美しいー。過ぎゆく季節を想うとき、その季節が輝く瞬間を見逃したくなくて、心ばかり急かされてしまいます。何を差し置いても、四季の移ろいをこの目で確かめたい思いで毎日を送っています。
刹那感、無常観は、いたずらに歳を重ね、肉体の衰えが身に染みるごとに増すばかり、出会う季節も、一期一会のもの。
秋がことさら似合う奈良の地に身を置き暮らせることに感謝です。
丁寧な暮らしがしたいと思ども、ストレスや忙しさの中で理想はまだまだ遠けれど、今日もまた奈良の暮らしの中で心穏やかに日々を営める術を模索しています。