湯の山温泉へ
仕事帰り、近鉄の三日間乗り放題チケットを使って、湯の山温泉駅へ行って来ました。3日間千円で近鉄沿線が乗り放題というお得なチケットです。特急券はこれに別途追加購入すれば乗ることが出来ます。そこが青春18と違うとこですね。
今回泊まったのは、片岡温泉アクアイグニス。湯の山温泉駅にも看板が出ていました。駅から歩いて10分少々。バスも出ているのですが、余裕で歩いて行ける距離です。とにかくおしゃれな空間でした。
湯の山温泉駅のもの寂しさとはうって変わって、こっちは色んな意味でキラキラしていました。三連休の前日に泊まったので素泊まりで12000円で宿泊できてラッキーでした。
湯の山温泉は、昔は本当に鄙びた温泉施設だったらしいのですが、県をあげて一大リゾートとしようとして、こんなお洒落な複合施設が誕生したそうです。
入り口。
なんだか老朽化する施設が多い湯の山温泉界隈において、この辺りで一人勝ちしてそうな雰囲気を醸し出していました。
付き合いたてのカップルがこのへんで宿を探すなら、ここ一択かも知れません・・・。
入ってすぐのお土産物やさん。
宿泊施設はこの廊下を通っていきます。
お部屋も勿論心地よい空間で、アメニティも至れり尽くせりでした。中でも嬉しかったのはソックスでした。持って帰ってからも活用できそうです。
泊まったお部屋はこんな感じでした。お布団もふかふかで寝心地よかったです。
とても落ち着く色合いとしつらえのお部屋です。ここはとにかくあらゆるセンスが良いです。
さりげなく植物があるのが嬉しいですね。
温泉カフェ。この奥で朝食を食べました。パンなども売られています。
朝食は和食を選びました。朝から温泉にたっぷり使った後、朝食をいただき、またチェックアウトまで入浴を楽しみました。
ご飯の上におかずを乗せて出汁をかけていただきます。
この他に洋食もあるみたいです。洋食は好きなパンを買ってきて食べるスタイルらしく、和食よりお値段も安く設定されています。
少しずつ、品数多くが嬉しいですね。お味噌汁とご飯のおかわり可能です。でも、いつも旅に来て思うのは、もっとたくさん食べられる身体だったらなあ、ということ・・・。食事付きにすると食べきれなくて残すのが勿体無くて、いつも素泊まりにしています。頑張って食べると調子を崩してしまうので、誰かと一緒に行けたらいいんですが、いつも旅は一人です。
この日の朝食はそんなに量が多くなかったのでほとんどいただくことが出来ました。
宿泊者は6時から24時まで利用できる温泉。ここは露天風呂がすごいんです。三ヶ所の露天風呂が広い庭の中にあります。全て種類の違うお風呂で、この日は夜、吹きっさらしの風が吹きまくる中、美しい月を愛でながら露天風呂を楽しみました。寝る前にも入浴。寒い、気持ちいい体験でした。
このお風呂に入れただけでも、ここに泊まった価値がありました。
翌日、11時まで宿でゆっくりした後は、せっかく来たんだからと御在所岳に行ってみることにしました。片岡温泉からおあつらえむきのバスが出ていて、そのままロープウェイ乗り場まで行きました。御在所岳に向かう車がめちゃくちゃ多くて、「え、こここんなに人気あるんや。」と意外でした。
御在所岳ロープウェイ乗り場前。おあつらえむきのモンベル。
バスの中から一瞬だけ鹿を見ました。奈良の鹿と違う!と感動してしまいました。
でも、観光地行くとどこでもマスコットにマスクかけるセンスは好きじゃないです。いい加減外せばいいのに、と思います。
ロープウェイも近鉄三日間乗り放題の特典で割引してもらえました(⌒▽⌒)
ロープウェイの乗車時間は約15分。今まで乗った中では一番長いロープウェイの乗車時間でした。行きは乗るのに結構並びました。
標高1000メートルを超えるとこまで登ります。
頂上からの景色。
頂上にあるおあつらえむきのレストランでこの寒いのにソフトクリームを食べてしまい、余計に寒くなりました。
行きは乗合い、帰りは一人でした。帰りも混むのが嫌だったので、とっとと帰って来てしまいました。仕切りに「混み合う、1時間待ち」と煽ってくるアナウンスに負けてしまいました(笑)。
ロープウェイ乗り場前にあるホテルで日帰り温泉ができるようなのでついでに入って帰ることにしました。
私が泊まった片岡温泉とは打って変わって昭和感あふれる温泉♨️
2階が内湯、5階が露天風呂。繋がって無いのでそれぞれ着替えて行くのがめんどかったです。
フロントの対応はめちゃくちゃ良かったです。片岡温泉のマニュアル化された接客の対応の良さとは違った温かみがありました。
陰翳礼讃、華やかな片岡温泉アクアイグニスと昭和の香り漂う湯の山温泉。若いカップルなら片岡温泉がおすすめだけど、両方味わうことで、それぞれの良さがより引き立つ感じがしますね。