城崎温泉への山陰線の長い道
元日に倉吉の古民家で一泊した後、向かったのは城崎温泉です。
お世話になった倉吉の古民家は本当に素晴らしいお宿でした。この日は宿泊は私一人なので古民家を一人で貸切!
倉吉駅からは雪深い道を送迎してくださいました。感謝!
元日は倉吉のお店が空いていないということで、何とオーナーさんが、「お宿ですき焼きを一緒に食べませんか?」と誘ってくださってお言葉に甘えさせていただくことにしました。鳥取の地酒までご馳走になりました。
翌朝は「鳥取のお雑煮を食べて行ってください」と言われ、これもお言葉に甘えていただいてきました。鳥取のお雑煮は、「ぜんざいと同じです」と言われた言葉の通り、本当にぜんざいそっくりのものが出てきました。中に入っていたトチモチが香ばしくって美味しかったです。
さてさて、この道中、電車でたどり着くのが大変でした。
倉吉から城崎温泉まで3時間分かかりました・・・。
10時1分倉吉発→11時9分鳥取乗り換え→12時06分浜坂乗り換え→城崎温泉到着(合計3時間3分)
乗り継ぎなどスムーズなものを選んでもこの時間がかかりました。ただ、実質の乗車時間よりも、体感時間が長く感じました。
当初は10時1分の電車に乗る予定だったのですが、これより一本前に到着した快速鳥取ライナーに乗ってみました。倉吉から鳥取まで数駅で結局同じ列車に乗り換えるのですが、コナン列車に乗ってみたかったので。
「まんが王国鳥取」
そうか、鳥取はコナンの原作者の出身地だったとこの時知りました。
コナンって世の中でどれくらい人気か全く知らないのですが・・・(笑)
私が大学生の頃からやってた気がします。
鳥取駅に到着です。倉吉から鳥取までは、景色も面白くて体感時間はそんなに長く感じませんでした。ここで待ち時間ができたので、途中下車して、鳥取駅周辺をぶらぶらしようと思いました。確か、100キロ以上だと途中下車できるので。と言っても30分ほどしかないのですが。でも、一本早い電車に乗って、鳥取駅で下車出来なのは大きかったです!というのも、今回の旅でお世話になった靴が雪国を歩いて、もう使い物にならなくなっていたからです。革靴の靴底が剥がれて、雨で濡れて縮んでかなり窮屈になってしまっていました。これからまだ城崎温泉で、靴を脱いだり履いたりの機会は多いと考えると、このままでは不便です。鳥取駅の目の前に大丸があって、そこで雪国におあつらえむきのショートブーツがセールになっているではありませんか!
ありがとう!鳥取大丸!強力なアイテムを手に入れたおかげで、残りの旅で心地よく歩けそうです。
さて、鳥取駅からまずは浜坂までの列車に乗ります。
な、何と「キハ47!」
何かもうこの類の列車見なくなってて、かえって新鮮かもしれません。
座席も転換できない対面のクロスシート。
浜坂到着〜!
浜坂までの43分の体感時間が長かったのですが、浜坂からまだあと1時間あります!次はどんな列車に乗り換えるんだろう。
「もしかしたら・・・、また・・・」と一抹の不安を抱えつつ待っていると、
「わ〜!やっぱりまたキハ47だ〜!!」
さっきと全く同じデザイン。
車内もさっきと同じや・・・。
いわゆるこの40系というやつは、廃車が進みつつあって、しかも電化区間には来ないからあまり見る機会はないのです。
そう考えると貴重な経験なのかも知れませんが・・・。
切符入れる付近が広々しています。
元々座席だった部分が改造されているんだそうです。
体感時間が長く感じた理由の一つは、このキハ47にもあるでしょうが、もう一つは景色。海沿いを走ってくれないので、景色が山の中かやたらトンネルが多いのです。
こんな景色はほんの僅かで、見えた時に嬉しくてついつい車窓から撮ってしまいました。これは餘部あたりだったかな?
そんなこんなで、長い長い1時間の乗車の後、無事城崎に到着したのでした。長かった分、温泉が効きそうです(笑)。
城崎温泉駅に到着。お陰で疲れた身体を癒すべく、城崎で外湯めぐりをしまくったのでした。