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チーム戦(固定)のすゝめ

どうも雲丸(うんまる)です。
このノートでは表題の通り、チーム戦…具体的には固定戦を始めてみようという人に向けた指南書を目指します。

チーム戦は大会の場も少ない+固定チームでのプレイ機会が少なく、個人だけでなくチームとしてどう上達していくかが見え辛いと思います。
自分はランクマが来る前からV,VD時代の身内間でチームカスマを延々と回し続けた経験もあって、早期から勝率を上げられているので参考になれば程度に仕上げていきます。


はじめに

記事に説得力を持たせるための自分語り
自分はAC6のランクマッチが実装された後、最速でチームSランクに到達してました。 ※PS版

流石に気持ち良かった

ちなみにランクマは夜しかやれてないし、暇人じゃないよ…
※ACVの元チムメンに世界一の暇人って言われたりもした

また、固定戦も海外やSteamの強豪も参戦していた「PMC Battlegrounds Exihibition」でも3連覇しています。
地下アリーナさん主催のチーム対戦会「暗黒アリーナ」、千装つかさん主催の「ちぎら杯」でも結果が出せました。

チーム固定戦の上達に対する、考察を実績付きで形にできているのでまとめていきます。
 

ステップバイステップで理解する

始めに言っておくと自分のAC6チーム戦への理解は、圧倒的な対戦回数によって、あらゆるパターンを見た事で理解・対応できるようになった末のもの
似たように見える状況でも編成や機体枚数、AP状況で判断は変わりがち、機体パワーやプレイヤーパワーで無理やり正解にできる場合もあれば、逆に失敗になる場合もある
そういう「ミクロなパターン」を細かく書くと誤った理解をさせてしまう為、今回は基本的な"考え方"のみを書く。

覚えていて欲しいのはこれ
・最初から全てはこなせない
・ステップを踏んで理解するしかない
テキストを読んだだけでは強くなれないので、自分なりのアプローチで実戦に反映して欲しい

さて、本題
個人的なチーム戦上達の為に意識する事は以下
ーーーーーーーーーーーーーーSTEP1ーーーーーーーーーーーーーーー
①ダメージの吐き方を覚え、攻撃力を上げる
②リグループや位置状況を把握する
③ウェーブ管理の基礎を理解する
ーーーーーーーーーーーーーーSTEP2ーーーーーーーーーーーーーーー
④機体相性や自分の役割を理解する
⑤画面情報から視界外の戦況を把握する
⑥APを大事にしながら①と②をこなす
⑦隙を見せた相手を刺す
ーーーーーーーーーーーーーーSTEP3ーーーーーーーーーーーーーーー
⑧ウェーブ管理を熟知して有利状況を継続する
⑨小さなUIから必要な情報を得て判断する
⑩マップ知識やリスポーン位置の予測など知識を得る
ーーーーーーーーーーーーーーおわりーーーーーーーーーーーーーーー
以上です。
解説していきます。

①ダメージの吐き方を覚え、攻撃力を上げる

具体的にはこの辺り
・自分が浮いた場合、敵をスピーディーに倒す
・疑似タイになった時、有利対面を素早く倒す
・味方を狙う敵に横槍で脚を止め、速攻で倒す

なぜ速さが必要なのか
・相手に圧をかけ相手の行動を制限させる
・積極的なアクションで味方をフリーにする
・相手を受け意識の動きにさせる

とにかく自身の攻撃性能を高めないとあらゆる場面で手が足りなくなる
開戦後にお見合いして良いのは「味方が有利で相性五分以下の敵とサシで睨み合いになった」時だけ
まずは敵に粘着して鬱陶しいと言われるようなプレイ経験を得るべき

練習はアリーナのフロイト相手で充分
チーム戦用の機体で効率良くダメージ、スタッガーを取る、倒したらリスタートを繰り返す
対戦を意識した挙動(AB、アラート回避)をしながら撃破時間を短くなるよう繰り返す

フロイトは横槍されたプレイヤーと似たような動きをするので、スムーズにスタッガー、撃破を繰り返せるようになれば、ほぼ同じ感覚でプレイヤーの横っ面を殴れます。

②リグループや位置状況を把握する

これは意識の問題、リグループの注意点は
・視界内かつ800mくらい(未検証)までは、視線が通るだけで敵の機体タグが見えてバレる
・被ロックマークで自分と味方の状況を認識する
・リスポーンしたらすぐに視線を切る
・移動する際も障害物を経由、とにかく映らない
・ちょろっと顔を出したりしない
・カメラとスキャンで敵位置を把握する
・見つかったら逃げながら味方と合流
これらを徹底できていないのにリス位置のせいにするのはプレイングが甘いと思ってます。
※徹底してもどうしようもない時はある

【重要】リスポーン待機中に敵味方のAP状況と位置の把握
自分が参戦することで勝てる自信があるなら合流
⇒無理なら味方に期待して見捨てる

また、リグループの際に味方が見つかりそうなら、あえて自分から顔を出す場合もある
敵の奥側に味方が居るなら、引き付けてから交差する。

③ウェーブ管理の基礎を理解する

ウェーブ管理とは有利状況で開戦するための機体枚数とAPの管理のこと
※自分は昔からその意図で使ってるので

基礎としては、
・戦闘が区切られるシーンで敵のAP1を倒さない
・戦闘が始まる時は敵のAP1を倒してから始める
・死ぬ前に何がなんでも敵1機をTAにする
この3点

要は次の交戦時に3対2にできるパターンを把握すること
集中しすぎて周りが見えてないと倒しがちなので注意
自分が最後の1人だと思ったら倒さない癖を付ける

ーーーーーーーーーーーーーーーまずはここまでーーーーーーーーーーーーーーー
とにかく
「攻撃性能を上げて積極的にダメージを取りつつ味方をフリーにし、不利な状況を招かないよう気を付ける」
最初はこの戦い方を意識して、これらが手癖だけでできるようになったら次に行く

④機体相性や自分の役割を理解する

これは疑似タイ、チーム全体の両方を指す
機体相性は書くと長いので割愛、感覚的に分からないなら意識しながら対戦回数を増やす

相性や役割とは
・対軽量、対タンクへの特効⇒相性が良い味方が撃つ
・大グレ、味方軽量殺し⇒マークして仕事をさせない
浮かすとヤバい敵を抑えるのが基本

相手の火力枠をずっと浮かしたままだとほぼ負け
戦闘前から「こいつ抑えないとヤバい」を考えて、誰がマークするか役割を決める
マーク役が他に絡まれて見きれない事も多々あり、結果論浮いてしまって負けるパターンも多いので、複数人で抑える事も考えておく

⑤画面情報から視界外の戦況を把握する

これは画面内のUI、エフェクト、音といった情報と、直前状況から予測できる敵位置などを指す

まずUIとして、敵味方の状況を画面左右のAPと衝撃の変動で把握する
・戦闘中かどうか
・スタッガーゲージの増減状況
・機体枚数がどうなっているか
・ターゲット状況
⇒これらで味方が有利か不利かを判断

有利:現状を継続、下手にAPを取られないよう丁寧に処理
不利:敵1機TAを吐かせたら逃げるつもりで戦う
という感じでUI情報だけでも事前に対応を決められる、多分この辺りが練度差で露骨に出る

エフェクトや音は、敵位置の方向把握に使うが感覚でOK
自分がTA吐かされたりした瞬間、カメラをちゃんと向けてすぐに反撃を徹底、ボーッとしないこと

⑥APを大事にしながら①と②をこなす

実は超大事。当然か
①の動きをしながら無傷で倒せりゃ最高、先手取ってTAを吐かせて逃げきる
これは慣れやENの残し方、ABの吹かし方が重要
慣れましょう

②はちょっと特殊で、戦闘中からの離脱など
相性五分、無理をしなくて良い場面は無理せず味方と逆に引っ張る判断も選択する
味方が2:2盤面で勝ってくれると、有利状況でTAを残して倒せるようになる

もし味方が負けていても引く動きで離脱し、次ウェーブに温存できる
この場合でも味方が敵を1機TAに出来ていたら、取ってから始めれば枚数有利
これもリグループの一種、無駄に死ななくて良い

⑦隙を見せた相手を刺す

チーム戦は上振れを多く引いた側が勝つ
上振れの種類は
・無傷で敵TA発動⇒APを残して拾い
・3:3の本格開戦前に敵1機TA発動
・自機TA後に敵TA発動
主にこれを狙う、というかこれが狙えないと勝てない

なら、どこで上振れるのかというと
・意識外から攻めた時
・味方にスタッガー追撃を狙っている時
・相手がENを切らした時
・相手が不用意に近付いて来た時
・リス位置を見つけた時
・衝撃が蓄積している敵が居る時
こういう相手が居る時は積極的に大ダメージを狙うだけ狙い、すぐにサヨナラする

この辺りをチーム単位で徹底すると勝率が跳ね上がるはず
自分はここをかなり重要視している

ーーーーーーーーーーーーーーーまずはここまでーーーーーーーーーーーーーーー
⑧ウェーブ管理を熟知して有利状況を継続する
⑨小さなUIから必要な情報を得て判断する
⑩マップ知識やリスポーン位置の予測など知識を得る

これ全部説明したら文字まみれだし、今回の趣旨と逸れるので割愛
いずれ書く、ウェーブ管理だけは下に書き連ねておく

固定戦で抑えておくポイント

ここからは要点だけ抑えていく
チーム固定で抑えるべきポイントはいかに「戦闘時間の大半を枚数有利で戦うか」

基本的には
・マッチアップの組み方
・ウェーブ管理
・機体編成
主にこの3つをガチる事で長時間の有利状況を作る

マッチアップの組み方

敵チームとのお見合い時点で対戦全体の勝敗パターンを見つける
これはほぼ経験則に近くなり、さらに人読みの要素も含むので要試行回数が必要
基本的に↓を徹底
・ターゲット設定は2タゲ+1タゲ、1人浮かし
・初タゲは火力と衝撃力が高い内の装甲が薄く、なおかつ倒しやすい方が安定
・対象が2機の場合、擬似タイ強く出れる人が1人で抑えに行き、何がなんでも削る
・相手の一番働くであろうプレイヤーは必ずフリーにしない

その中でお互いにラスト一機同士が残った時、相性有利の味方が残るように誰のAPを使うかを考える

基本はこれだけで自然と誰を狙うかは決まるが、軽ニミサだけは意識が必要
相手全体の構成に火力がなければ、初動から2タゲ飛ばしても構わないが、追えない機体使ってるなら無理をしない
それでも倒す方法はありますが、説明すると長いので割愛

自分は視界に入るなどで撃てるシーンがあれば、撃つだけ撃つようにし、衝撃が入っていれば味方の誰かが落としにかかれるようにしている
乱戦中に捕まえられそうなら確実に始末すべき

有利対面の擬似タイを3ヶ所で作る、というのも有効なマッチアップですが、固定戦では中々作れる状況にならない
発生し得るのはタンク編成のように脚が遅くて相手側に選択肢が無い場合、それ以外で疑似タイ前提の編成の運用にはメンバー全員の理解度の高さが重要

ウェーブ管理と声掛け

自分が最も重要視しており、大会や交流戦などでも勝率を保てているのはここをかなり意識できているから

具体的には敵味方のAPと撃破状況の管理を指す
①AP1の敵を倒すか残すか
②自分または味方の先逃げ判断
この2つを的確に指示を出すこと
メンバーそれぞれが理解して各個判断できると一気に精度が上がるので意識したい

具体的なパターンとしては
・3:3対面⇒1:1交換は最低限こなしていく、拾いはしっかりやるが、結果的に全滅しそうな戦況ならTA発動済みを作って次ウェーブに入る
・3:2対面⇒敵が救援に来ないならTA発動済みを残して逃げる(逃げられない、火力が高くて危険なら倒して味方TA発動させないのを徹底)
・2:3対面⇒何としてもTA発動を作る、フォーカス必須、リスポーンした味方はハイド
・1:3対面(逃げられない時)⇒頑張ってTAを作る、TAの敵は倒さない

戦闘中やリスポーン待ちの間に敵位置の把握、APやスタッガー状況から味方に指示出し
指示出し例:敵01復帰、022タゲ来てる、倒さないで、倒していいよ、逃げて、TA拾う、01合わせる、逃げるから拾って etc…

声掛けの基本は「何をするか、して欲しいかを伝える」こと
情報量は簡潔に、ノイズは無くそう
言われた側はその情報をもとに、しなかったらどうなるか予測し、無視できないなら対処する
基本はそれだけで良い

機体編成の考え方

まずチーム全体の構成要素として武装から
・相手の足を止める(スタッガー、ヒット時硬直)
・高頻度の瞬間衝撃力(フォーカス時)
・単発型高火力(スタッガー火力)
・軽量への圧(対処必須にさせる)
・中距離牽制(敵を動かす+ミリ拾い)
この辺の能力が高い機体を組み合わせる

重要なのはTA発動後や浮いた時に暴れられる武装
TA発動後にスタッガーを取り切れない、味方と合わせて相手APフルをTAまで持っていけない武装は、全てに勝ちたいのであれば避けたいのが本音

自分の中では全てを見られる編成はほぼ完成したが、主流の編成パターンに勝つだけなら択はいっぱいある
ただ、基本として抑えておいた方が良いのは
・軽量ミサを追える機体は2機以上
・タンクに強い機体は1機以上
・大グレは1機マスト
・盾はアリ、でも2機以上は色んな意味で腐る

勝つことを目的に編成を組むならこの辺りは必須
得意な機体を軸にするというのもアリ、相手の想定を上回り、対処される前に決着を付ける

あとがき

とりあえずフレンドから「いい加減note書け」「ボケ」「どうせ書かない」「うんま理論は存在しない」「うんこ」「筆が遅すぎる」など暴言の数々を受け「うーん、伝えたい内容を正しく理解してもらえるテキストを書けそうにないんだよね」などと言い訳していたが、固定大会の開催を控え、新規にチーム戦を始める人が出てきたので流石に公開することにしました。

今回のはどちらかというとマインド(精神)の部分だけす。
冒頭にも書いたが誤った理解を促したくないので、「ここはこうしろ」とミクロな話はしてないです。
そういう話は何度も対戦を繰り返した後にしてこそ理解を得られると思います。

ここからさらに踏み込みたいのであれば、直接暴言を投げ掛けてください。

以上
拙いnoteですが、読んでいただきありがとうございました。

続き
https://note.com/marochacha_49/n/n6a29ac8931b6?sub_rt=share_b

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