既視感たっぷりの『不能犯』

同じことを感じた人がいるかもしれないけれど、
ギアスを手にした闇に堕ちた日暮旅人って感じがした(笑)
目を使った特殊能力っていうと、そうなるよね。
『GetBackers-奪還屋-』に出てくる"邪眼"のようでもある(笑)

そして世界観は『DEATH NOTE』臭がすごい。
一般人からしたら、正体不明の謎の死だしね。

さらにドラマの『僕たちがやりました』のメインキャストが3人もいる上に、
爆弾による爆発事故というシーンもあり、
ここまで揃うと、もういろいろ既視感しかないなっていう(笑)

目が合った相手を死に至らしめるという
主人公の能力がチートじみてるのだけど、
こういう普通の現実世界に、チート能力を持った敵がいる場合、
その能力の虚を突くか、同等の能力を持った対となる存在がいない限り、
脅威の排除はできないと思うけど、
この映画は、そのそのどちらでもない予想外の方向に(笑)
もっとこう、戦うのかと思ったんだけど(笑)

そもそもその能力についても正体が曖昧なままんだんだよね。
洋画だったら、能力の正体や身についた経緯なんかを、
割と科学的に話したりすることが多いし、
個人的には、白黒はっきりつけて欲しい方なので、
総じて消化不良な映画だったかなーって。

ただ、矢田亜希子がすごく怖かった。。。
ホラー嫌いだっつてんのに。。。
この映画は完全にホラー寄りのサスペンスって感じかな。

ただ、設定で消化不良になる分、人が死ぬシーンは
『ファイナル・デスティネーション』シリーズのように、
もっとグチャミソした方が、より印象深い映画になったかも。
(まあ、そんなことになったらまず観ないと思うけど(笑))

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