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日本の冴羽獠がそこにいた『シティハンター』

【個人的な満足度】

2024年日本公開映画で面白かった順位:64/78
  ストーリー:★★★★★
 キャラクター:★★★★★★★★★★
     映像:★★★★★
     音楽:★★★★★★★★★★
映画館で観たい:-(配信のみ)

【作品情報】

   原題:-
  製作年:2024年
  製作国:日本
   配信:Netflix
 上映時間:104分
 ジャンル:アクション
元ネタなど:漫画『シティハンター』(1985-1991)
公式サイト:https://www.netflix.com/title/81454087

【あらすじ】

※映画.comより引用。
現代の新宿。相棒の槇村秀幸(安藤政信)とともに、有名コスプレイヤー・くるみ(華村あすか)の捜索という仕事を請け負った冴羽獠(鈴木亮平)。

その頃、新宿では謎の暴力事件が多発し、警視庁の敏腕刑事・野上冴子(木村文乃)も手を焼いていた。息の合ったコンビネーションでくるみを追う獠と槇村だったが、突然起こった事件に巻き込まれ、槇村がこの世を去る。

現場に居合わせた秀幸の妹・槇村香(森田望智)は、事件の真相を調べてほしいとリョウに懇願するが……。

【感想】

※以下、敬称略。
ようやく鑑賞できました。漫画・アニメ共に絶大な人気を誇る『シティハンター』の邦画実写版。個人的にはフランス版の方がもっと漫画っぽい感じで好きではあったのですがけど、いやはや、日本の漫画実写もついにここまで来たかと度肝を抜かれましたね。本当になんで映画館でやってくれないんでしょう、、、!

<これが日本の冴羽獠だッ!>

今回の映画、とにもかくにも冴羽獠を演じた鈴木亮平のキャラクター再現度の高さが一番のウリですよ!最初にネットニュースか何かで映像を観たときは、「うーん、当たらずも遠からず、、、かな、、、?」ぐらいの印象でしたが、実際に本編を観てびっくり!「いるよ、、、ここに冴羽獠がいるよ、、、」って。あのもっこりクソ野郎なふざけた顔とターゲットを絶対に逃さないシリアスな顔の使い分けと鍛え抜かれた筋肉はまさに冴羽獠そのものでした。しかも、おふざけするときの声や大きな声で叫ぶときなんかはアニメ版で声優を演じた神谷明の声にも似ていてさらにびっくりです!あえて似せにいったのか、それとも自然に演じてそうなったのかはわかりませんが、いずれにせよファンにはたまらないキャラクター再現度の高さです。

そして、見た目だけでなくアクションも最高にかっこいいんですよ!!彼ひとりだけ動きが違いましたからね!ザコ相手には素早い身のこなしでササッと敵を倒す姿はジャッキー・チェンを彷彿とさせる強さ。銃の解体やリロードもノールックかつスピーディーで、洋画に出てくる殺し屋や軍人並みの手さばき。フランス版が漫画っぽさを残していたのに対し、こちらは本当にうまい具合に実写へと変換できていたと思います。

<香の役どころもよかった>

また、後に冴羽獠のパートナーとなる香ですが、彼女を演じた森田望智の演技も最高でしたね。物語の後半で、ビルの屋上で兄が亡くなった悔しさを語るときに、実は本当の兄妹じゃないことを知っていたと泣きながら叫ぶシーンは、こちらも思わず涙がこぼれました。今回は『シティハンター』の始まりの物語ってことで、おなじみのリョウと香のコントのようなやり取りはほとんどありませんでしたが、続編があるならぜひ観てみたいですね。

<『シティハンター』と言えばこれ!!>

あとはやっぱりエンディングテーマですよ。最後の槇村秀幸と香のツーショットの写真は原作漫画と同じ構図らしいですが、あそこでTM NETWORKの『Get Wild』(今回は新録された『Get Wild Continual』)を流すのはさすがです。変に映画オリジナルの曲とかじゃなくてよかった。。。(笑)

<そんなわけで>

個人的には実写版の『るろうに剣心』シリーズ(2012-2021)と『キングダム』シリーズ(2019-)と並ぶ最高の出来だったと思います!ぜひ続編を作っていただきたいですし、今度は海坊主も出演してもらいたいです(結局、どこにいるのか後で調べるまでわかりませんでしたw)。

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