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こんな草彅剛見たことない!『ミッドナイトスワン』

【基本情報】

製作年:2020年
製作国:日本
 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:129/138
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】

新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙(草彅剛)。ある日、凪沙は故郷の広島から親戚の娘である一果(服部樹咲)を預かることになる。

常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙。実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。

孤独と隣り合わせだった2人の間には、だんだん奇妙な感情が芽生え始め、一果のバレリーナとしての才能を知らされた凪沙は、いつしか彼女のために生きようとする。

【感想】

世間の評価メチャクチャ高すぎですよね、これ。だから、ちょっと期待して観に行ったのですが、、、僕のリテラシーが低いせいか、全然ハマらなかったです。。。

これまでどの映画もそうだったんですが、LGBTモノは理解はできても共感しづらいってのと(否定しているわけではですよ)、ちょっと要素が多すぎるかなってのがその理由です。

トランスジェンダー、育児放棄、児童ポルノ、クラスメイトの悲劇など、
とにかくいろんな闇が唐突にやってくるもんだから、拾いきれないというか、感情移入する間もないというか。なんか忙しかったです。。。

メインは凪沙のトランスジェンダーとしての生きづらさと、一果の親が育児放棄したことによる生きづらさが重なって、いつしか孤独を埋め合う関係になっていったってことなんですが、草彅剛のビジュアルのインパクトが強すぎてあんまり頭に入ってこなかったです。やや不気味な感じもしますしね(笑)

草彅剛のこれまでのドラマの役どころを考えると新境地という感じはするし、体当たりな感じはいい意味で衝撃的でしたが、話し方というか、演技自体は今までの草彅剛とあんまり変わらない気もしました。

最初は一果を鬱陶しく思ってた凪沙が、いつしか彼女のために生きようとしていく変化っていうのは物語として引き込まれる流れではあるものの、話が途中だれてしまうのは否めないので、あんまり感動もできなかったです。

あと、一果と親友の関係も、親友が一果に嫉妬して蹴落とす流れかと思いきや、そんな悪い子でもなかったし、いまいちキャラがつかめませんでしたね。

正直、全体的に僕には面白さが伝わりづらい映画でした。


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