『デトロイト』のようなアメリカ社会の闇が根づく『マイ・サンシャイン』
これはアメリカ社会の闇を見ているような感じだった。。。
『デトロイト』と似ている。。。
ロサンゼルス暴動がこの映画の背景。
ハル・ベリーとダニエル・クレイグがその暴動に巻き込まれていく
っていうのがこの映画のメインストーリー。
俺はその事件のことは知らなかったのだけど、要は黒人差別である。
スピード違反をした黒人男性を
白人景観らが執拗に暴行を加えた
ロドニー・キング事件。
当時15歳だった黒人少女が、万引きをしたと勘違いされ、
韓国系アメリカ人の店主に頭部を銃で撃ち抜かれた
ラターシャ・ハーリンズ殺人事件。
前者は警官らは無罪放免(暴動後に賠償金を命じられたが)、
後者は店主に対して5年の保護観察と400時間のボランティア、
そして罰金500ドルと殺人事件としては軽い罰。
しかもこの2つの事件は2週間以内に起きているらしく、
怒りが爆発した黒人たちが暴動を起こし、
ロサンゼルス暴動と呼ばれるようになる。
映画は直接それと関係ないものの、
上記2つの事件が社会的に問題になっており、
みんながピリピリしている中で物語は進んでいく。
映画として面白いというのはあるけれど、
それ以上に、この事件を通じて黒人差別の現実が心苦しいし、
いろいろ考えさせられる内容だった。