小松菜奈の方言にやられる『坂道のアポロン』
方言ガール、反則。
惚れてまうやろが。
小松菜奈、最高。
さて、舞台は1966年の佐世保。
ざっくり言うと、ジャズを絡めた青春友情恋愛炸裂映画である。
邦画って何でこんなに多いんだろうって思うんだけど、
高校生を主人公にした純愛モノです。
いや、本当に多い。
なんでみんなこんなキラキラした高校生活送ってるの?
俺、無縁だったんだけれども?
来世はキラキラハイスクールライフ送りたいよ?
まあそんなことは置いておいて、
何にせよ邦画における純愛映画は数が多く、
キャストを入れ替えているだけで、
大体どれも同じような感じにしか見えないのだけれど、
今回の『坂道のアポロン』は一歩抜きん出ていた印象。
原作は読んでいないのだけれど、けっこう有名だそうな。
その原作自体が素晴らしいのか、映画も思った以上によかった。
見た目も性格も正反対の知念侑季と中川大志の凸凹友情の過程を、
ジャズセッションを通じてまとめあげていたのがよかったし、
個人的には、昔のトレンディドラマのように、
恋愛の矢印がみんな一方通行で、
誰も幸せになっていない感じが切なすぎてツボだった。
『覆面系ノイズ』でも感じたけれど、
恋愛がありつつも、それ以外に注力できる何か
(今回だったらジャズ音楽)
があると、観ている方としてはバランスがいいなって思える。
恋愛ばっかりだと食傷気味になってしまうからね(笑)
(だから『ちはやふる』のようなスポ根恋愛モノも好きw)
出会って、恋に落ちて、笑って、泣いて、ケンカして、気まずくなって、
でも音楽を通じて友情を分かち合って、、、
ていう、言葉にするとあまりにもありきたりすぎて、
こんな文章しか書けない自分の文才のなさに死にたくなるけれど、
音楽という存在が、この友情恋愛炸裂映画において、
他作品との差別化という意味でも、人間関係を支える役割という意味でも、
いい影響を与えていたなって思った。
原作ファンからすると実写ってだけで拒否反応出ちゃうと思うけど、
今回原作未読の身からしたら、これは普通に面白かったです。
あと、冒頭にも書いた通り、
小松菜奈の方言がかわいすぎて、本当に身悶えした(笑)
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