もはや既存顧客にしかわからない『メイズ・ランナー:最期の迷宮』
メイズ最終章。
ちなみに、副題に「迷宮」ってついてるけど、
迷宮感ゼロなので(笑)
激しい銃撃戦に、ちょっと泣けるシーンなどもあって、
個人的には好きなのだけれど、
これはもう過去作を見てないとまったくわからないと思う。
これまでのファンに終わりを告げるためだけの映画かな(笑)
やっぱり『1』が一番面白かったな~。
物語は、主人公たちが記憶をなくした状態で、
高い壁に囲まれた謎のエリアに放り出されるところからスタート。
そこにある迷路からの脱出を試みるのだけど、
気持ち悪いモンスターがいて、これが最大の苦難。
でも、勇気と知恵を振り絞って、仲間たちとも力を合わせ、
あの狭い限られた空間の中で奮闘する過程は、
見ていてハラハラしたし、脱出できたときの達成感はすごかった。
『2』はまた毛色が変わってしまって。
迷路脱出後、今度は広大な砂漠を駆け回るのだけど、
世界は謎のウィルスが蔓延していて、感染するとゾンビみたいになる。
そんなゾンビもどきや、迷路に閉じ込めた組織から逃げ惑う、
ちょっと『バイオハザード』チックな感じだった。
今回の『3』は、『2』で仲間が組織に捕まってしまったので、
それを助けるためにやつらのアジトに逆潜入という、
これまで基本逃げてばかりだった流れとは180度違う方向へ。
これはもう『ミッション:インポッシブル』のように、
敵と戦いながら、着々とミッションをこなしていく感じで、
既視感たっぷりの映画になっていた(笑)
やっぱり、完全に既存顧客向けの映画だった(笑)