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『どう生きるか』の歴史への深い介入可能な作品制作と活動を追求する

現状の速度と変化に気づかずに、極東の片隅でニューヨークやヨーロッパの芸術界を、二〇〇年前と同じ視座で、彼らの先鋭性の文脈を勘違いしながら、羨望し続けるしかないのでしょうか。否、そうではありません。ぼくはまったく違った争点で芸術を発想し考え創造してきました。ポイントはただ一つ「西欧式ARTヒストリーへの深い介入可能な作品制作と活動」。それによってのみ、はじめて西欧式ARTのルールそのものも書き換え可能となる。「今」その構造を断ち切り、変革の時代を認識し、ぼくら極東の日本人が使えるアングルを捻出することは、日本芸術界の悲願とも言えます。

村上隆『芸術闘争論』

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