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今この瞬間の意識でできることをやり切るしかない。その技術を追求する。

ぼくがいつも意識しているのは、「変わらないものはない」ということだ。あらゆるものはいつかバラバラになる。ずっと続くものなんてないし、「長続きすること」それ自体には、何の意味もない。お金もモノも、人間関係も会社も、いつかは壊れる。これは「ゆく川の流れは絶えずして・・・・・」([方丈記」)とか「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」(「平家物語」)みたいな「無常」の世界だ。

(略)

熱力学の第二法則、いわゆる「エントロピー増大の法則」なんかも、これに近いだろう。たとえ秩序がつくられていても、エントロピー(乱雑さ)はたえず増大し、すべての物事は拡散・崩壊に向かっていく。それが世界の理なのだ。

しかし、いっさいが無常で、現れては消える「泡」のようなものであるにしても、「何をしてもムダ」とか「すべてを諦めたほうがいい」と思っているわけではない。

忘れてはならないのは、ぼくたちは本質的に、そういう1個1個のくだらない「泡」に、幸せを感じられてしまう存在だということだ。

所詮は「泡」なのだから、割れないように大事にしすぎても仕方がないし、たとえ消えてしまっても打ちひしがれる必要もない。ただ、次から次へと現れる「泡」をたのしめばいい。

ぼくはいつも目の前のことに夢中になりながらも、頭のどこかではずっと「無常」のことを考えている。

というよりも、「この世には常なるものなど存在しない」と心から信じているからこそ、目の前の「たのしいこと」に集中できる。あなたが文句を言っている会社も上司も仕事も家族も、いつかは存在しなくなる。

だとしたら、そんなものに時間を割いている暇はないはずだ。もっとたのしいことに手を伸ばさないでどうする?「すべては無常」だと思って生きると、くだらないこだわりが消えて、ずいぶんとラクになれる。

堀江貴文『時間革命』


諸行無常に身を任せる。



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