考察「きみの絶滅する前に」
はじめまして、東雲ヨルと申します。
普段は漫画も本もあまり読まないのですが
ふらっと本屋さんに立ち寄った際に可愛い表紙のペンギンの漫画がおいてありました。私が大のペンギン好きだったこともありジャケ買いしました。
タイトルは「きみの絶滅する前に」です。
かわいい絵柄ですが、内容は抽象的で難しく考察記事などを参照しないと厳しいかと思いました。(単に私の読解力がないせいかもしれませんw)
ただ!解説記事がほとんどない!
感想はある程度でてくるのですが、全話通しての解説記事がほとんどないように感じたので自分のメモとしても本記事を書いてみることにしました。
普段記事とか書かない人間なので大いに間違っている・拙い箇所もあると思いますのでぜひぜひ皆さんコメントお待ちしております!
noteってコメントもできるのかな??
!!~~~~~~~~~~~~~~注意~~~~~~~~~~~~~~!!
ここからは本編のネタバレを含みますので閲覧されたくない方はページバックをお願いします
【ここからネタバレ】
■全話通しての理解しておきたい設定
初話登場のペンとマールさんがペンギンとしての生涯を終えた後
輪廻転生を繰り返しています。
ペンはマールのことを「さん」付けで読んでいるのに対し
マールはペンのことを「くん」付けで読んでいることから
以下のロールとなっていることが予想されます。
■単行本全話の概要
ペンギンのペンくんは生きているのは大変。生きる意味はない。ペンギンは絶滅すべき、と強い思想を持っています。
さらには自分の思想を他人(他ペン?)を巻き込んで大量殺ペンしていた。
マールさんはそんなペンくんを輪廻転生を繰り返して救おうとしました。
各話では毎回異なる動物となってペンくんとマールさんが生まれ変わってます。マールさんの生まれ変わりはペンくんの生まれ変わりに対して少しずつ諭すように語りかけます。
何度か輪廻転生を繰り返していく中で(ペンギンを虐殺するよりも)非生産的なことでも楽しめるようになっていく様子が描かれてます。
最終話ではペン(父親)と息子のバートが実際にペンギンが絶滅する状況に陥ります。2羽しか残っておらずメスもいないため絶滅することが確定している状況に息子のバートはひどく悲観しています。父親のペンくんに銃を突きつけるくらい追い詰められたバートですが、そんな状況にもペンくんは落ち着いて向き合います。
マールさんが今までしてくれたように息子にも諭したのでした。
単話単話で完結しているように見えるので、複数回読まないと難しかったと思います。(私だけ…?)
概要を理解したところでもう一度、各話のペンくんの心情変化を捉えながら見ていきましょう。(正確には輪廻転生をしていて忘れているので心情変化と呼べるのかは微妙ですが、、)
■最後に
今回は全体的な話の流れと設定などを私なりの解釈で整理しただけですが作品のテーマは非常に重いものだと感じてます。簡単に論じれるものではないですが、全体として私が作者さんのいいたいことを解釈するなら
「思想に飢えず(頭でっかちにならず)、思想で他人を傷つけず、何か大切にできるものを見つけられたら、そんな生き方ができればいいよね!」
くらいに解釈してます(浅いですかね、、、笑
みなさんはどのように感じましたでしょうか!
それではまたまた!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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