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義眼っ子の生活
私の子供は生後10ヶ月の時に「網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)」という小児がんが見つかりました。
未発達の網膜にできる癌。
目に癌ができるってどれくらいの人が知っているでしょうか?しかもこれは小児がん、つまり子供特有の大人は発症しないものです。
1/15000 。網膜芽細胞腫は稀少がんと言われる治療法が確立していない部類のため、「温存治療」か、「眼球摘出」というハードな治療選択しかありませんでした。眼球摘出が治療?と思われるかもしれないけれど癌の転移を避けるための方法。医療が発達して再生医療だなんだと言われている時代になんと原始的な...だけど未だ最善な方法の1つです。
うちの子供はその二択の選択の余地もなく命を守るため眼球を摘出するしかありませんでした。
詳しくは うみをすすむhttps://marmom.hatenablog.com
これは5年間ずっと書き続けている病気と向き合うブログです。(ここまでさらっと書いていますが今に至るまでは色々葛藤がありました。それについては上のブログで)
なくなってしまった目の代わりに突如やってきたのは「義眼」でした。
今は私達家族の日常にある「義眼」のこと。
まだまだ知られていなくて
不安や誤解も多い義眼のことを少しでも身近に知って欲しいなという気持ちがあり、イラストを交えて描いてみます。
義眼をつかうことになった人やサポートする家族のために、義眼と触れる機会のない方の理解の一助にもなったら。