義眼のはなし① かたち
義眼で一番誤解があるのはその「形」。
多分小説、映画などの創作物の影響だと思うのですが、大体
「球形」
と思われています。私自身も子供が使うことになるまでそんな風に思っていました。
まず眼球摘出したからといって穴がぽっかり空く訳でもなく、隙間が若干あるくらい。
なので義眼って実際は薄く(厚みがあってもサザエの蓋くらい)なもので、すすっと入れるだけ。固定も何もしません。入れ方もケアの仕方も慣れるとコンタクトレンズと変わらない気軽さです。
義眼はほとんどがオーダーメイド。
その人に合わせて義眼師さんが1つずつ作り、調整します。
小さい子で入れ始めてすぐの時、調整中の時は回ったり取れたりも若干ありますが、だんだんとそういうことも無くなり、普通は固定してなくても取れたりは殆どありません。