妊娠して気づいたこと〜前編〜
みなさんこんにちは。私のお腹の中に新しい小さな人間が住み着いてから、あっという間にマタニティライフは終盤を迎えあと2ヶ月弱で出産となり、これまでにありとあらゆる体と心の変化があった。忘れちゃわないうちにここに記録したいと思う。ちなみに私は30代、今回が初めての妊娠で海外はカナダに住んでいる。日本での出産と今住んでいるカナダでの出産で迷ったけど、産後のこと、職場復帰のことも考え里帰り出産は断念し、出産費用のコストもかなり抑えられる(というかほぼタダ)カナダで出産することを決意。
妊娠初期はそれなりに匂い悪阻というものに2ヶ月ほど私なりに苦しんだ。でも耐えられないほどではなかった。もともと自律神経が弱いからか乗り物酔いのプロだったから、電車とかバスに乗ったら気持ち悪くなった下車した瞬間に道端で吐いちゃう、みたいなことが数回あった。でもそれ以上に辛かったのは妊娠により研ぎ澄まされた嗅覚だった。自分は犬なのか?と思うほどだった。食べ物の匂いはなんとなく大丈夫だったけど、職場とか公共の場での他人の体臭とか、あらゆる臭いものにとても悩まされた。職場のオフィスがコワーキングスペースで、仕切られている部屋が狭かったのが地獄だった。以前から気にはなっていた同僚の体臭というか生乾きみたいな洗濯の雑菌みたいな匂いが私の研ぎ澄まされた嗅覚のおかげで100倍のレベルでパワーアップしていた。マスクしても意味がなかったから、幸いなことに入り口に私のデスクがあったからドアを常に開けっ放しにして換気をしていた。でもまぁそのぐらいで数週間すっごく気持ち悪い記憶があっただけで、悪阻はかなり軽度のものだったと今考えるとすごくラッキーだったと思う。
妊娠中期は快適そのものだった。安定期に入ってすぐに足の付け根(確か右足だけ)がズキズキと痛くなったけど、ネットで色々調べて「痛くなる原因は子宮が大きくなっているから」とか結構みんな経験していることなんだなぁと思って放っておいたら数日後には治ってた。体調はすこぶる良くて、旦那の誕生日旅行も兼ねてマウイ島にも行けたし海に入ってスノーケリングまでしちゃってた。まだそんなにお腹も大きくなくてたくさん歩けたし、初めてポコポコって胎動も感じて赤ちゃんがいる実感ができて愛おしさが増した。私の場合、食欲は確かに爆走気味だったけど特別何かを食べたい、味覚が変わったとかはなかった。強いて言えば韓国人のモッパン見て冷麺食べたーい!と思っただけ。その時期は夜な夜な冷麺の動画を見漁っていた。
カナダでは最初はファミリードクター(かかりつけのお医者さん)で妊娠の診断をされ、初期は1ヶ月に1回のペースで検診があった。毎回尿検査と体重、血圧を測らされて赤ちゃんの心拍を聞いてくれた。日本と大きく違う点はお医者さんはそれぐらいしかやってくれないということ。血液検査とエコーは別のそれ専門の施設に自分で予約を入れてやりに行かなきゃいけない。エコーに至っては、14週に入る前にに初回のエコー検査と20週目くらいで2回目の検査の2回だけ。えーっ。日本にいる友達の妊婦は検診のたびエコー検査あるよ、って言ってたからちょっと羨ましかった。2回目のエコー検査で性別がわかるらしけど超音波技師の人はコンプライアンスか何かの問題で直接は性別を教えてくれなかった。それまでにはかかりつけの医者ではなくて受け入れてくれるミッドワイフをが見つかっていたので、ミッドワイフに性別どっちでしたか?って聞いたら普通に教えてくれた。答えは"You're having a girl!" だった。旦那と私も女の子が欲しいね、って言ってたからこのニュースは素直にすごく嬉しかった。
後編に続く