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クラッシュ・ギャルズに感じたあの頃の熱

はじめに

 こんにちは。Ryotaです。
 クラッシュ・ギャルズ40th Anniversary スペシャルライブ -THE TOP- in 横浜武道館へ行ってきました。
 目的は完全に女子プロレスの3試合です。
 僕は平成生まれでクラッシュ・ギャルズは完全に世代ではない、名前だけ知っている存在ですが、この女子プロレス 3試合の対戦カードがあまりに魅力的でこのイベントでしか実現しえないであろうマッチアップでしたので、カードが発表された瞬間にチケットを入手しました。
 16時前に会場についたため、入場列に並びましたが圧倒的に女性ファンの方が多く、人生の先輩方が多く並ばれていました。
 この人たちがかつての女子プロレスブームを支えていたのだな。と入場大樹列からすでに僕が経験していない"あの頃"を感じました。

今も昔も人の心を掴む"飛鳥"

 ライブが始まると黄色い声援が飛び交い、観客は赤や青のサイリウムを光らせ、口々に「長与さん!」「飛鳥!」と叫ぶ。
 なんだか既視感を感じた。そうだ。乃木坂46のライブだ。
 長与千種選手は赤。ライオネス飛鳥選手は青。これは今でいうところの「推しメンカラー」だ。
 齋藤飛鳥のサイリウムカラーは水色×白だった。
 青系のサイリウムで「飛鳥!」と叫ぶ。それは昭和でも令和でも同じだったのだ。
 ノリノリでイケイケな長与さんとクールに硬派な飛鳥さんという対比も面白かった。

現在進行形の女子プロレス

 このイベントから強く感じたのは、長与さん、飛鳥さんの女子プロレスへの"愛"だ。
 長与さんは現在、女子プロレス団体マーベラスを運営している。
 しかし、飛鳥さんは女子プロレス界から離れて長い。
 一体どんなカードになるのか。と思っていたが、9月のマーベラス大会で長与さんが、お互いに話し合ってカードを出し合いマッチメイクを考えたこと、飛鳥選手は今の女子プロレスもしっかり見ていることを明言していた。
 蓋を開けてみたら、全女子プロレスファンが度肝を抜かれたであろう、とんでもないお二人でしか実現できないであろうカードだった。
第一試合:笹村あやめ、青木いつ希vs.ウナギ・サヤカ、桃野美桜
第二試合:雪妃真矢、優宇、朱里vs.葉月、橋本千紘、彩羽匠
第二試合:Sareee、加藤園子、アジャ・コングvs.DASH・チサコ、永島千佳世、ジャガー横田
 正直、あの頃の選手たちだけで固める対戦カードでも十分盛り上がったであろう。
 そうじゃなく、ベテラン勢を混ぜつつも現在進行形の今のトップ選手をかつての女子プロレスファンに見せたい。という長与さん、飛鳥さんの気持ちがよく見て取れるそんなカードだった。

左から雪妃真矢選手、優宇選手、朱里選手、彩羽匠選手、橋本千紘選手、葉月選手
朱里選手(左)と彩羽匠選手(右)
メインを締めたジャガー横田選手(左)、永島千佳世選手(中)、DASH・チサコ選手(右)

レジェンド集結

 クラッシュ・ギャルズの再結成を待っていたのはファンだけではない。
 多くの関係者、レジェンド選手が観客として会場に訪れていた。
 一時、会場正面後方の関係者席はレジェンド同士の挨拶を見るために、写真を撮るために人だかりができていた。
 僕は幸い、自席からその様子を見ることができたのですが、今年膝の人工関節の手術をされていた堀田祐美子選手も元気そうでなによりでした。

期待高まるNETFLIX ドラマ「極悪女王」

 第3部となるステージには2024年配信開始のダンプ松本をテーマにしたNETFLIXドラマ「極悪女王」でダンプ松本役を演じた主演のゆりやんレトリィバァ、ライオネス飛鳥役の剛力彩芽、長与千種役の唐田えりかも登場し、クラッシュ・ギャルズの名曲、炎の聖書を熱唱した。
 全裸監督、サンクチュアリ-聖域-などヒット作を連発しているだけに極悪女王にも期待値が上がる。
 長与さんもとても素晴らしい作品になると思います。と仰っていた。
 極悪女王から会場にお客様が流入してくれたらこれほど嬉しいことは無い。

最後に

 正直言うと僕はクラッシュ・ギャルズの復活にすごくテンションが上がっているわけではない。それはシンプルに世代ではないからだ。
 それでもオープニングでお二人が並び立った瞬間はなぜかホロッときたし、興奮した。
 元全日本女子プロレスリングアナウンサーの氏家清春さんがクラッシュ・ギャルズをコールし、赤と青の紙テープが舞った瞬間は震えた。
 すごい場面に立ち会った。すごい経験をしたのだろう。が、そのすごさは正確にはわかっていない。だけどきっと自慢できる場面に立ち会ったのだろうということはわかる。
 "あの時代"の香りを今になって体感できたのはすごく僕にとって幸運で素敵な経験になりました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
以上。

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