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追悼 野毛に「玉ちゃん亭」という沖縄居酒屋があったこと

横浜に「玉ちゃん亭」という沖縄居酒屋があります。
横浜の沖縄好きの聖地のような場所です
そのマスターが、今月初め若くして亡くなったとのこと。
店がどうなるかわかりませんが、形を変えてしまう前にと写真を撮るために横浜に向かいました。

まだ、今夜も開店しそうな店内
主を待っているようなカウンター
決して広くない
決してきれいでもない
それでも玉ちゃんの人柄を慕って引きも切らず人が入っていました。

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長くいかなくても、再訪すれば
「よぉ いらっしゃい」と
キープボトルたちの隙間から笑顔を見せてくれました。
横浜を離れて、もう何年も行ってなかったけれど
こうして店をのぞくと
玉ちゃんの声が蘇ります
名物は
ゴーヤーチャンプルを卵とじしたようなものを
パンにはさむホットサンド その名も「まーサンド」。
絶妙な味付けは、やみつき級。

私はこの店のモニターで初めてエイサーというものを見て
ここでいろんな人と知り合い
沖縄好きになっていきました。

飲み屋のマスターは酒と料理を出すだけではなくて
人や物との縁を結ぶ役割を持つ人なのかもしれない。

玉ちゃん亭の常連で、もう20年近く前に整備士から突然居酒屋に転身し、そのままあっという間にバイクでこの世を去ってしまったNは、もしかしたら
玉ちゃんのようになりたかったのかも知れないと、ふと思った。
今頃空の上で、
「玉ちゃん早いよ、来るの!」
「おめーこそ早すぎたんだよ!」
とやりあってるんだろうな。
ご冥福云々なんて言えない。言わない。
玉ちゃん、いつまでも野毛の飲ん兵衛と、沖縄を愛するすべての人をお守りください。
野毛の玉ちゃん亭を愛した皆様と思い出を共有したく、店に張り付いて写真を撮りました。
いつまでも常連さんの心の中にあり続ける店でしょう。  合掌

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