乳なし女に恋はできるか!?(3)
乳なしといっても、おっぱいが小さいという話ではないんす。
癌の手術で取っちゃってるという意味です。
そんな女は恋する資格があるのでしょうか?
その前にそんな相手が現れるのでしょうか?
50歳、独身独居の女に、左遷、更に「乳がん」という不幸が襲い掛かります。全摘です。(詳細はプロフィール参照)それなのに、ここにきて、いいな、と思う異性登場で動揺する様子を、ちまちま描きます。
<ここまでのストーリー>
1年前に乳がん全摘。すっかり女を捨てた人生を歩むうち、自分の人生を振り返ったブログをあげたい気分になって、30歳の頃に起きた、「彼氏の事故死」を小説にしました。そんなヘビーな内容を読んでなお、積極的にかかわるやついるか??と思う中、カメラ仲間のМ氏が、以前より関わってくるようになった気がするんです。。
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人間、ステージ3Ⅽとなるとやはり、「死」はいつも意識するもので。すぐには死ななくとも、頭の片隅に、「5年生存率50%」というフレーズは常にちらつく。「人生の総まとめしないと」という思いも常にあって、自分の人生ってどんなだったかな?と振り返って、デカい事件を時系列にしてブログにしていた。
・自己肯定感の低い親から同様の教育
・部活先輩からの強烈ないじめ
:心身症・下顎前突症などとにかく常に通院してる児童期
・大学デビューかと思いきや高校の恩師に強姦未遂される
:社会人になっても、上司に二股ポイ捨て
・やっとできたまともな彼氏事故死
・仕事に熱意注いでたら、性格の悪い上司に左遷させられる
と、とにかく薄幸な感じが光り輝いてて。
それを公開するのが私の変なところだけど、癌になってから、半ばヤケになっていて、「まあこんなんでも読んで笑ってよ」くらいの勢いでSNSに載せていた。それを読んだМ氏が
「嫌われ松子の一生」の上を行くねぇ、とコメント。
М氏について書いておこうか。
4,5年前、カメラを始めた際に通った写真学校の同じ生徒。一流企業の某マスメディアにお勤めで、機材も潤沢な資金に裏打ちされて沢山お持ち。カメラ知識の豊富でノリも軽く、講座では中心的な存在。1年ほど前にSNSで繋がったと思う。ただ、私は写真のことをあまりつぶやかないので、やり取りは無かったと思う。フルネームと自宅ある駅の場所しかしらない。既婚か未婚かも知らない。
眼をそむけたくなるほどの自虐を恥ずかしげもなく公開してる人間に興味を示す人ってそんな居ないと思うんだけど、 自虐人生振り返りをSNSに掲載したあたりから、コメントも増え、М氏からのカメラ関係のイベントへのお誘いも増えた。 私も、「誰かいないかな、このイベント」という時に頭に浮かぶような存在にはなってきていた。
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