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土佐から偉人が出たのはなぜ

こんにちは

お久しぶりです。

今回は「土佐から偉人が出たのはなぜ」というテーマです。

 この疑問を持ったのは、昔「志国高知 幕末維新博」という高知県の観光キャンペーンの一部で林真理子さんと当時県知事だった尾崎正直高知県知事が対談した動画を見た時、なぜこんなに偉人が田舎の高知から多く出たのか?という疑問を話されていたのを見て、確かにそうだなと自分も疑問に思うようになりました。そのあと時折歴史番組など見たときやふと考え込むときなんかに自問自答していたんですが、今少しわかったような気がしたので記そうと思います。またほぼ素人の勘違いでもあるということを告げて予防線を張りたいと思います。

 これがその時の対談。動画はたぶんなくなってます。

 この中で言われてるのはジョン万次郎という海外のことを明確に知ってる人がいたことが影響したのでは?でも不思議ですねという感じだと思います。

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 ここで少し注釈を、土佐だけ偉人が多いという趣旨で書いてないことを宣言したいと思います。日本のどこでも偉人は出てると思います。土佐だけではなくさまざまな所で表面に出てきてない偉人がいたり、もしくは小説で一部の人だけが持ち上げられすぎではという意見をいろいろ目にしたりしますが全くそのとおりであるとおもいます。しかしながらあまりに持ち上げすぎだのたいした事ないだの言われると、同族意識というものがやはりあり言葉で表現できませんが反発する気持ちがわいて来るところもあります。
 県民自体が空港に名前までつけてとか何でも龍馬龍馬で好かんという気持ちがありますが、そりゃ多少卑下するところありますしかといって言われつづけると・・・なんか脱線しましたがそんなところです。

で話を元にもどしますと

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 その疑問についてアンサー的な何かわかったような自分で腑に落ちたような気がしたきっかけは、NHKの衛星放送の番組でいつもは「英雄の選択」と呼ばれてるもので磯田道史先生が出られてる番組です。 

 それが「昭和の選択」という風に少し変わって連合艦隊司令長官・山本五十六長官の回の話を見たことでした。この番組では戦争回避を画策し思い悩みつつも個人の考えとはまったく逆の戦争を行うという決断に至った、苦悩と葛藤また武人、軍人であるがゆえの不器用さ、1人ではどうにもできない少しでも気を抜けば大きな波に飲まれるような組織であらがう山本長官の選択を紐解いていくという内容の番組でした。(少し表現があってるかどうかわかりませんが)

 その中で語られていた「俺がやらないで誰がやるんだという意識が昔の人は多く持っていた」、「目撃者しかわからないことをいかにわからせるという難しさ」この2点を聞いたときになにか腑に落ちた感じがしました。点と点が線でつながった感じでしょうか。

 後者の「目撃者しかわからないことをいかにわからせるという難しさ」というのは山本五十六が実体験した日本海海戦やアメリカに武官として滞在したときに見た工業力などから、勝てない戦争に向かってるこの国、国民や海軍という組織にわかってもらう難しさのことを言われていました。

 その自分しか知らない情報があったからこそ、前者の「俺がやらないで誰がやるんだという意識」という強い動機付けになっているのではと推測しましたしその番組でも語られていましたね。それだけではなく、武士道からくる道徳、教育だったり志の高い人が多かったとかいう多様な要因もあるとは思いますが、その時はそう思ったしだいです。

 あと「現代は自分ひとりでは社会は変わらない」と思う人が増えたということを語られていましたが、自分もそう思いますしあらゆる情報が手に入りやすい目にしやすい現代では圧倒されて自己自重が働いても無理もないのかなと。

 こういった見聞からじゃあなぜ土佐から偉人が出たのかにつながるかというと、維新博の対談でも県知事がおっしゃられてますがジョン万次郎の存在が大きかったと思います。

 2017年に対談を見たときは脱藩まで駆り立てる強い動機になるのか?と不思議に思いピンと来ませんでしたが、限られた人しかしらない異国の鮮明な情報を龍馬たちは知ることができた為だとはっきり思えます。

 とは言え江戸時代の人は異国があるというのは知っていても選挙で国のトップが決まるなどのまったくない概念を聞いて信じられるかどうかくらいだったと思いますが、龍馬たちはそれを信じ、また日本の置かれた状況を視野を大きく見て危機感を持ち行動していった、当時としてはかなり変わった人たちだったのかもしれません。

 また若さもあるのかも知れませんね、何か新しいことに興味を持ち陶酔することもあるでしょうし、龍馬たちもそういった中の一人ではないかと思ったしだいです。

 つたない文ではございますが以上とさせていただきます。

 最後まで読んで頂きありがとうございました。


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