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クレバス採用で緑単ループはどう変わったのか?

はじめに

こんにちは。マーキンです。
今回は《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》の採用によって緑単ループが遂げた変化について記していこうと思います。とこしえの対策についてはまだまだ問題を抱えています。そこは厳しい課題です。
本記事は前回の記事の続編になります。昔の物ですが構築解説・旧ループ6つについてはそちらをご覧下さい。

※クレバスの採用についてはフォロワー様が提案していただいたアイデアです。ありがとうございます。

クレバスのカード画像

①ループに入りやすくなった


最新版構築


旧リストのサンマックスがクレバスの枠になったわけですが、サンマックスは打点として便利な反面、ループ準備・ループに一切関与しないという課題を抱えていました。このデッキは「40枚という限られた枠の中で、1つのカードにどれだけ役割を持たせられるか」を常に考える必要があります。そのため2面処理し、擬似的なマナ加速も行えるのは優秀ですが殴るのはあくまで最終手段でループ準備を快適なものにするという役割を優先しました。
具体的にどのように快適になったかというと、1軽減で回せるわかりミーアとアラゴトのタップマナ加速ループの効果が上がりました。このループは一切山札を見ることができず、しかもアンタップマナが増えないためミノガミの盾落ちを確認した頃には山札がわずかになっており、結局何も出来ずにターンを返すということも少なくありませんでした。
しかし、2積みのクレバスがマナに落ちるまで加速することでわかりミーアを出した時にマナからクレバスを出し、たくさんの進化元があるクレバスにわかりミーアの効果をぶつけることで大量のハンドリソースを稼げるようになりました。
ジャスミンやマリニャンもマナに落ちているはずなのでアンタップしている1マナさえあれば帰ってきたジャスミンで加速しつつ2軽減目を張ってそのままアンタップマナ加速ループに入ることができます。
回していて不自由に思うことが大分無くなったため、仕方なく殴るというケースも減りました。
一応お手軽にトリプルブレイカー以上になれるのでサンマックスのような打点になり、簡単に大量の手札補充ができるため鎖風車のような使用感もあります。このような意味で枠の節約ができています。

②有効なループルートが増えた

今までは基本6つのループがあった訳ですが、クレバスの採用によりループルートが4つ増えました。それは全て無限アンタップマナ加速ループです。ポイントは「サンマッドとアラゴトに依存しない」ものがあるということです。少なくともすべてアラゴトは必要ありません。そのため、今まではサンマッドやアラゴトの盾落ちをバルバルバルチューを有限回回して不安定にケアしていた訳ですが、一切その必要が無くなりました。無限GR召喚もミノガミが見えていればアラゴトが無くてもジャーベルを回すことでマナのわかりミーアがハンドに戻ってくるため可能です。以下、ループ手順です。

クレバスループ(サンマッド使用型)

※ジャスミンを出してボアロからジャスミンに重ねたクレバスを自壊させることでクレバスのみを墓地に落とすことができ、初期盤面を準備することができます。

盤面:2軽減以上、ボアロパゴス(お互いのバトルゾーンにクリーチャー合計3体以上)
墓地:クレバス
マナ:最低アンタップマナ1枚(サンマッド必須)
手札:オチャッピィ、ジャスミン

①サンマッドをタップしてオチャッピィを召喚
②墓地のクレバスをマナに戻す
③パゴス→オチャの上にサンマッド
④サンマッド→自身マナ
⑤オチャかクレバスをタップしてジャスミン召喚
⑥パゴス→ジャスミンとオチャの上にクレバス
⑦ジャスミン効果を解決しクレバスごと破壊し加速
⑧クレバスの効果でジャスミンとオチャ回収
以上で初期盤面に戻りました。ジャスミンの自壊をクレバスに受け継ぐギミックです。個別に確認したわけではありませんが、ボルドギジョニーウォーカーの前例があるため問題なく行えるはずです。ちなみに④の後にサンマッドをタップしてジャーベルを召喚、パゴスでサンマッドをジャーベルに乗せて戻す手間を加えることで手札のジャーベル×4枚1サイクルで山札を確認できます。それによりパーツの盾落ちを最小限の山消費で確認できるためケアのプランが取りやすくなります。これがクレバスループの強みです。ちなみに1軽減で回すとタップマナ加速+ジャーベルサーチになります。これでも強力ですね。

クレバスループ(ブリタネッコ使用型)

盤面:2軽減以上、ボアロパゴス
墓地:クレバス
マナ:最低アンタップマナ1枚(ブリタネッコ必須)
手札:オチャッピィ、ジャスミン

①ブリタネッコをタップしてオチャ召喚
②墓地のクレバスをマナに戻す
③パゴス→ブリタネッコ
④ブリタネッコ→自身マナ
⑤クレバスをタップしてジャスミン召喚
⑥パゴス→ジャスミンとオチャの上にクレバス
⑦ジャスミン効果を解決しクレバスごと破壊し加速
⑧クレバスの効果でジャスミンとオチャ回収
以上で初期盤面に戻りました。この場合も④の後にブリタネッコをタップしてジャーベル召喚、パゴスでブリタネッコを出して自身をマナに送ることで同様にサーチが行えます。このループはアラゴトにもサンマッドにも依存していないため並程度の盾落ちを気にせず行えます。こちらは1軽減で回すとタップマナ加速のみになります。ミノガミがない限りジャーベルを無限に使うことはできませんので注意しましょう。

クレバスループ(1軽減アンタップマナ加速型)

盤面:1軽減、ボアロパゴス
墓地:クレバス
マナ:最低アンタップマナ2枚(ブリタネッコ必須)
手札:オチャッピィ、ジャスミン2

裏向きは自由です

①ブリタネッコと1マナをタップしてオチャ召喚
②墓地のクレバスをマナに戻す
③パゴス→ブリタネッコ
④ブリタネッコ→自身マナ
⑤ブリタネッコをタップしてジャスミン召喚
⑥ジャスミンを自壊して加速
⑦パゴス→ブリタネッコ
⑧ブリタネッコ→自身マナ
⑨クレバスをタップしてジャスミン召喚
⑩パゴス→ジャスミン2枚とオチャの上にクレバス
⑪ジャスミン効果を解決しクレバスごと破壊し加速
⑫クレバスの効果でジャスミン2枚とオチャ回収
以上で初期盤面に戻りました。当緑単ループでは初の1軽減で回せるアンタップマナ加速になります。省略する場合、ブリタネッコ以外のマナを1枚タップしてから2ブーストという1サイクルになります。1軽減しか置けず、アンタップマナがほぼない時には役立ちそうですね。唯一無二のループである以上絶対に覚えておきましょう。ジャーベルは残念ながら無限に回すことができませんが、このループを行っている途中にマナにマリニャンが落ちるなどした場合についでに出してあげれば2軽減ループに移行することができます。新規ループ手順は以上となります。(主要ループが9つって多過ぎませんかね...)

追記:クレバスループ(スノーフェアリー完結型)

盤面:2軽減、ボアロパゴス
墓地:クレバス
マナ:最低アンタップマナ1
手札:オチャッピィ、ジャスミンが2枚ずつ

①ジャスミン召喚→加速
②オチャ召喚→墓地のジャスミンマナ
③ジャスミンタップしてオチャ召喚
④パゴス→ジャスミン→加速
⑤オチャ→墓地のクレバスマナ
⑥クレバスタップしてジャスミン召喚
⑦パゴス→クレバス(ジャスミン2、オチャ2)
⑧クレバス自壊して加速
⑨クレバス効果でジャスミンとオチャ2枚ずつ回収

こちらは回している途中に気付いたループです。サンマッドアラゴトはおろかブリタネッコまで頼らないループとなっています。ジャスミンとオチャッピィは4投なので余程酷い盾落ちがない限り回せそうですね。これによってサンマッドとアラゴト、ブリタネッコ全てが必須パーツから任意パーツになったためもしかしたら他のカードを投入する4枠になりうるかもしれないですね。ワクワクしてきました。

③殴るフィニッシュが少し安全になった

このデッキは、《バンオク・ロック》の盾落ちだけはどう頑張ってもケアできません。かといって増やすかと言われたら首を振るので今のところは過剰打点で殴ります。
その際、今まではハンドにオチャッピィをたくさん抱えることがミノガミがいない限りできませんでした。ミノガミが盾落ちする方が悲惨かもしれません。(ケアは理論上できますが山枚数との勝負です)
その際に公開領域のオチャッピィをクレバスの進化元にして自壊することで、ボアロ下での通称「オチャッピィカウンター」がしやすくなりました。オチャッピィカウンターとは、相手が盾を割ってきた時にSバックでオチャッピィを宣言することでパゴスを起動させ、サンマッドやブリタネッコ、マリニャンなどを踏み倒し相手を除去したりタップしたりして打点計算を狂わせる・攻撃を牽制することを指します。仮にオチャッピィを4枚除いたとしても、残りのスノーフェアリー8枚を使って最大5打点のクレバスと2打点のクレバスを生成できます。またマリニャンからのレッドゥル、進化元でスノーフェアリーは一体減りますがサンマッドなどによって過剰打点をさらに作ることが可能です。wikiの記載を確認したところ、クレバスを裏向きにバラバラに盾送りした場合、進化元は手札に戻らないそうなので大量の盾回復もできそうですね。新規次第です。

おわりに・おまけ(プレイのコツ・小ネタ集)

ここまでお読みいただきありがとうございました。拙い文章でしたが少しでも役に立てれば幸いです。また構築やループに変化があれば新しく記事を執筆する予定です。最後におまけとして、自分が心掛けているプレイのコツや小ネタを思いつく限り書いておきます。本当に思いついたものしか書かないので随時追記していくつもりです。ではまた、次回の記事でお会いしましょう。マーキンでした。

プレイのコツ・小ネタ集(随時追記)

①ハラグロボアロマリニャンビギスタの流れで16コストを生成できるので、常に盤面に4コスト以上用意するか、2→4→7の動きをしながら3コスト獣を出しておき一気にとこしえ+ハラグロのムーヴを心掛ける
②盤面に何もない時はハラグロボアロマリニャンレッドゥルでハラグロをSAにしハラグロ攻撃時マリニャンビギスタで21コスト用意出来るので最終手段として行う
③パゴス下でわかりミーアは擬似フォースアゲインになるため抱えておきたい
④速攻デッキには殴るとしてもループするにしてもまず6マナに間に合わせる必要があるためオチャッピィをできるだけ多く抱える
⑤とこしえは単純に無軽減でも1マナで出せるため意外とボアロ下で優先的に回収したい
⑥マナから出せるハラグロはエウルブッカも出せるためファイナルジエンドのドラグナー2軽減は割と重要
⑦ブリタネッコがいる状態で3コスト獣の攻撃時にサンマッドを侵略し自身をマナに送ることでアバレチェーンをノーリスクで発動できる
⑧ジャスミンが初手である場合はマナから出せるハラグロが落ちる可能性と次のドローを考慮してトレジャーマップをジャスミンの加速後(2ターン目)に打つ選択肢もある
⑨とこしえは殴り返せる
⑩仕方なく殴る時、あえてエウルブッカを除去して出し直すことで打点は減るものの除去されにくいフォートレス1軽減が2枚とパゴスが残るため返されても立て直しやすい
⑪オカルト等の零龍がいる対面ではホワイティで1ターン稼げる可能性があるため無闇に使わない
⑫勘違いされやすいがハラグロはパワーアタッカーが付いており2打点である
⑬クレバスはパワーの微調整が可能なため相打ちで一方的にハンドリソースを稼げる可能性アリ
⑭バンオクは盤面を残しつつ4→6で繋げたり4→7で動けたりする可能性があるがバルチューとメカーネンが結構リスキーなため加速としての優先度はかなり低め
⑮3軽減下でわかりミーアのバズレンダを1回使いながらアラゴトループを行うことでタップマナ加速しつつ自分のクリーチャーを1体ずつしまえる
⑯ミノガミはループ札ではあるが貴重なとこしえ処理枠なので安易に埋めるのは危険
⑰ジャーベルの回収は任意であるため山を減らしたくない時は効果を使わなくて良い

一旦この辺にしておきます...

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