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戸建て自宅にEV充電コンセントを設置する方法

はじめに

この記事では、駐車場が家屋に近接している戸建の駐車場を想定しています。 戸建の充電設備として推奨されている100[V]コンセントまたは200[V]コンセントの設置方法について解説します。

充電コンセントの設置に必要な知識

充電コンセントの種類について

100[V]コンセントと200[V]コンセントはそれぞれ形状が異なります。

(左) 100[V]コンセントの形状 (右) 200[V]コンセントの形状

充電スピードについて

電圧が高い200[V]では、100[V]で行う場合に比べて2倍の早さで充電することができます。 自宅に充電コンセントを設置する場合は200[V]コンセントがおすすめです。

電気の契約容量について

電気自動車の充電には比較的大きな電力が必要です。 現在契約しているプランで契約容量が足りない場合には、電気設備の増設や契約電力容量の変更を行わなければなりません。 200[V]コンセントを設置する場合は、比較的大きな電力を消費する家電(エアコン、IH、食洗機など)が一つ増えたと考えると想像しやすいです。

ブレーカーの変更が必要な場合もある

充電コンセントの配線について

電気自動車の充電コンセントは、専用回路としなければなりません。 分電盤(ブレーカー)から専用の配線を設置する必要があるということです。また、必ずD種設置工事を施してアースを取る必要があります。 これらの作業は電気工事業者に任せる部分ですが、知識として知っておくと良いでしょう。

配線イメージ(引用:Panasonic)

充電コンセント設置までの流れ

1. コンセントの設置位置を決める

電気自動車の充電口の位置、充電ケーブルの長さ、日常の使いやすさを考慮しましょう。 地上高1m前後で雨水がかからない位置に設置するのがおすすめです。 配線工事のしやすさで工事費用が変動する場合もあるので、いくつか候補を決めておくと良いでしょう。

コンセントの設置位置を決める

2. 充電コンセントの種類を決める

車の充電に必要な時間や充電ケーブルのプラグ形状を考慮しましょう。
繰り返しになりますが、大は小を兼ねるので200[V]コンセントがおすすめです。

【推奨】Panasonic製 200Vコンセント

[EV・PHEV充電用] 屋外コンセント | ラインアップ | [EV・PHEV 充電用]充電設備(ELSEEVなど) | Panasonic

3. 契約電力容量を確認する

電気自動車の充電を開始すると、家のブレーカーが落ちてしまう可能性がある場合は電気の契約を見直しましょう。 判断が難しい場合は、電気工事業者に相談すると良いです。

4. 電気工事業者に相談しましょう

充電コンセントの設置位置と種類が決まったら、電気工事業者を探します。 購入する電気自動車の自動車販売店に相談すると確実です。 費用を抑えたい場合は、充電コンセントの施工事例を紹介しているような街の電気工事業者に相談すると良いでしょう。
契約電力容量について相談するのもお忘れなく。

電気工事業者に相談

5. 電気工事業者に工事を申し込み、自宅に充電コンセントが設置される

筆者が充電コンセントを設置した際は、地元の電気工事屋さんに依頼し 約5万円でした。

充電コンセントの設置事例

さいごに

戸建て自宅に電気自動車の充電設備を設置するイメージは持てましたか? 2024年現在、EV購入補助金という制度が続いており、自動車販売店が充電器設置サポート費用のキャンペーンを行っている場合もあります。
電気自動車の購入で迷うことがあれば、お気軽に MARK EV へご相談ください。

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