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NYダウ、赤三兵【転ばぬ先のテクニカル】

NYダウ、赤三兵【転ばぬ先のテクニカル】



3日続伸し75日、25日線のGC視野
本日の東京株式市場は3日続伸となりました。日経平均は一時3万2557円高値まであり、25日線(3万2265円)をブレイクしました。これで昨日の75日線ブレイクにつづく好転サインが点灯。5日線が3万2137円まで上昇してきており、75日線、25日線とのゴールデンクロスが視野に入ってきました。短期トレンドは上向きに転じつつありますが、一目均衡表では雲上限にタッチして引き戻されました。

中期トレンド転換は5週線が13週線上回る必要

一方、今朝の高値は中期トレンドの信号機となる13週線(3万2455円)が意識される局面でした。一時は13週線を上回りましたが、こちらも週足の一目均衡表の転換線が上値を抑えた格好です。右肩下がりの5週線が3万2030円近辺に位置しており、これが上向きに転じるにはまだ時間を要します。中期トレンド転換には5週線が13週線を上回る必要があります。

ナスダックは調整完了

NY市場は3連騰となり、NYダウは安値圏から3日連続陽線形成となりました。赤三兵といわれる買い線が出ました。移動平均線では75日線が下値サポート機能を発揮し、25日線に接近。ここをブレイクしきれるのかどうかが観察ポイント。ナスダックは25日線ブレイクとなってきており、調整完了を示唆しています。

日米金利差縮小でドル円は目先の高値

ドル円は海外市場で一時147円35銭まで円安が進行しましたが、米経済指標が市場予想を下回ったことで長期債利回りが低下し、日米金利差縮小を受けて145.75円まで引き戻される局面がありました。日足ローソク足は上髭陰線で前日の陽線を包み込んでおり、目先の高値をつけたようです。

NYダウの25日線回復待たれる

ここで円高転換するようだと日経平均の上値トライは難しくなります。赤三兵のNYダウがナスダックやS&P500に続き25日線回復が待たれます。

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