バリュー押し目の一方内需系グロース出直り狙う【正直じいさんの株で大判小判】
米引き締め長期化観測が後退しリスクオン続く
週明け4日の東京市場は6日続伸しました。日経平均は228円高です。米雇用統計は失業率が予想を大きく上回り、金融引き締め長期化観測が後退、前週末の米国株市場でダウが反発した流れを受け、前週末からのリスクオン地合いが続きました。ドル円が146円台前半へ円安に振れたことや中国株高も支援になり、後場は狭いレンジでもみ合っていましたが、大引けにかけ上げ幅を広げています。主力株を中心に買いが広がり、プライム市場の値上がり銘柄数は1422と8割近くを占めました。
三菱重が新値追い、JVCケンウも最高値
日経平均は上値抵抗線として意識されていた13週線を上抜き先高観を強めており、週末のメジャーSQに向け先物に振らされる場面もありそうですが、買戻しも入りやすい需給状況です。推奨銘柄では三菱重<7011>が新値追い、JVCケンウ<6632>も連日で最高値を更新しており、きょうは大和ハウス<1925>やマクニカHD<3132>、アシックス<7936>などに追撃買いを入れました。ただ、日米金利差縮小に伴い円安には頭打ち感が出ており、大型バリューの押し目の一方、出遅れている内需系グロース株の出直りを狙う考えです。