日経平均特異日に下落【転ばぬ先のテクニカル】
9月13日は上昇率100%だったが…
本日の東京株式市場は反落しました。9月13日は日経平均にとって特異日で、リーマンショック以降(休日除く)10回中、10回上昇と上昇率100%の日で、もう少し長い期間を調べてみても、1990年以降24回中22回上昇で上昇率は92%という特異な日でしたので、NY主要3指数が下げていても、朝方は一時96円高の3万2872円までありました。
イベント相次ぎ利食い優勢
しかし、今晩は8月の米消費者物価指数の発表が控えています。また、明日も生産者物価指数、そして週末金曜日はクアドルプル・ウィッチング。米株はクアドルプル・ウィッチング後は1週間程度下げる傾向がありますので、これだけ揃ったイベント前ということもあり、利食いが優勢になったものと思われます。
日柄変化日も結局上値抑えられる
さて、本日は日柄変化日ということで上下どちらに動くのか興味深い日でした。日経平均は一時5日線を回復する場面がありましたが、結局上値は抑えられました。一目均衡表でも雲上限を抜け出す場面がありましたが、転換線に上値を抑えられ、雲の中に押し戻されました。
強調日の下落で無理せず様子見
上述のようなイベントがあり、週末は3連休となります。なによりも特異日の下げなのが気になります。1990年以降の9月13日の下落はバブル崩壊の1990年と米国の景気悪化の影響を受けた2002年の日経平均が9000円台の時でした。単なる偶然だとは思いますが、強調日の下落が筆者には何故か気になるので、ここでは無理をせず様子見が良いように思います。